ESPN F1トピックス から・・・
かつてあの”皇帝”シューマッハと共にFERRARIの黄金期を創生した、現MercedesGP代表 ロス・ブラウンによる、2年連続チャンピオン セバスチャン・ベッテルに対する評です
何という偶然か・・・どちらもドイツ人ドライバー
シューマッハがベネトンをチャンピオンに押上げた時に状況が酷似しているように見えるのでしょう
・・・となると、ベッテルの次の選択肢は
FERRARIの黄金期復活のため将来は・・・ベッテル本人にしか分からない世界です
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メルセデスGPを率いるロス・ブラウンはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)クラスのドライバーにとっての真の試練はライバルより遅いクルマを与えられたときにやってくると語った。
日本GPでベッテルがタイトル2連覇を確定した後、新たな王者がF1の偉大なドライバーたちの中でどの位置にランクするのかという議論が起こった。2000年代初め、ミハエル・シューマッハとフェラーリの黄金期を支えたブラウンは、ベッテルにとって次の挑戦はシューマッハを再現する能力があることを示し、競争力のないチームをタイトル候補にすることだと言う。
「セバスチャンにとって、次に彼のキャリアに興味深い一面を加えるのは、ベストマシンを得られなかったときだろう。最高のマシンにファンタスティックなドライバーを迎えれば、その組み合わせは破りがたい。だが、もし彼がベストのマシンを持てなかった場合に、セバスチャンの役割、影響、ポジションを見るのはおもしろいだろう。彼はそれを最高のマシンに仕立てねばならず、ベストカーを作りださなくてはならないのだ」
ブラウンはまた、将来的にベッテルにとって新鮮な挑戦を必要とするときがやってくるだろうとも話す。
「そのときがセバスチャン・ベッテルの新たなる一章であり、いつかやってくるはずだ。もしかすると彼は他のチームを成功に導こうと移籍するかもしれないし、そうなる可能性がなくはない。セバスチャンにとってのチャレンジはマイケル(シューマッハ)にとってのそれとまったく同じになるだろう。2度の王者になって、次は何をする? 何が新しい挑戦だろう? モチベーションになるのは?」
「(1994年と1995年にベネトンでタイトルを得た)マイケルにとって、そのモチベーションとはフェラーリに行ってチームを成功に導くことだった。誰もがセバスチャンは素晴らしい仕事をしたと考えつつも、レッドブルが素晴らしいマシンだとも思っているから、セバスチャンもきっとその道を考えるだろう。彼の野心が彼自身を新たな方向に導く。どうなるかは誰にも分からない」
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関連記事 http://ja.espnf1.com/redbull/motorsport/story/61266.html
今季のFERRARIのマシン、開幕前はかなり好調であると伝えられていましたが、実際シーズン・インした後「タイヤに優しすぎる、コンサバすぎる」などと言われ、序盤にはスペインGPでラップ遅れになるほど、辛いシーズンを過ごしています。その中でもF.アロンソに対する評価だけは、決して下がることなく、逆に”あのマシンをそこまで走らせることが出来るのは凄い”という評価に替えています。
アロンソもかつての最年少王座獲得~2年連続チャンピオン経験者です。
ベッテルがRedBullと契約を持っているのは2012年まで。以後は未定・・・。
アロンソは2016年までFERRARIと長期契約を交わしています。その後は引退も囁かれています。
2014年からはエンジン・レギュレーション変更もあります。
現チャンピオンが”劇的”な変貌を遂げるのは、もしかしたら・・・2012年シーズン終了後?2013年シーズン前?2014年シーズン前?
今年の残り4レース、セバスチャン・ベッテルという若者の”人間臭さ”を観てみたいと思います