ESPN F1トピックス より・・・昨日金曜のフリー走行後のドライバーコメント集ですパソコン


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7日(金)の日本GP初日は90分間のセッションが2回行われ、そのいずれもジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップタイムをたたき出した。今週末にワールドタイトルを手にする可能性があるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は午前中のフリー走行終盤にコースオフ、マシンを破損している。

母国レースを迎えた小林可夢偉(ザウバー)は13番手と16番手で初日を終えたが、ソフト側のタイヤで満足に走行できないシーンもあり、2日目に期待だ。

初日の作業を終えたドライバーとチーム関係者のコメントは以下のとおり。


【レッドブル】
フリー走行1回目:3番手
フリー走行2回目:3番手


セバスチャン・ベッテル

「午前中のあれ(クラッシュ)は大きなミスじゃなかったけど、あの時はあのあたりでのミスが極めて代償の大きいものになると100%分かっていなかったんだ。コースを外れてしまったからマシンをスローダウンさせようとしたけど、わずかにウオールに接触してしまったね。大きな衝撃じゃなかったけど、マシンにはいくらかのダメージが生じたから最高とは言えない。僕たちの走行プランにいくらか影響があったけど、午後は堅実的に走れた。このサーキットを今年のタイヤで走るというのはかなりトリッキーな感じだ。マシンをより活動的なものにする感じだから、日曜日は興味深いレースになるだろう。DRSを使うと、130Rは以前ほどには楽じゃないね!」 
フリー走行1回目:5番手
フリー走行2回目:4番手


マーク・ウェバー

「ここは素晴らしいサーキットで楽しかったし、マシンを走り巡らせられたから、みんな楽しめたよ。チャレンジングなサーキットだよね。引っかかってしまう可能性がある難しいコーナーがいくつかあるけど、僕たちは限界までプッシュしているんだ。今日はいい情報を得られたよ。2種類のタイヤコンパウンドを使ったし、ロングランも何度か実施できたから悪い1日じゃない。KERSが問題になるとは思わないけど、DRSに悩まされるドライバーは何人かいるかもね」 
フリー走行1回目:2番手
フリー走行2回目:8番手


【マクラーレン】


ルイス・ハミルトン

「鈴鹿はドライブするのに最高のサーキットだけど、今日みたいに天候が素晴らしい時は特にそうだ。タイムの面では、レッドブル勢は金曜フリー走行で僕たちよりも燃料搭載量を少なめにする状況が今シーズン続いているし、僕たちはレースで彼らに近づくことが何度かあるんだ。特にジェンソンのマシンがそうだったけど、ロングランのペースはいいと思う。いい競争力を発揮するチャンスがあると思うんだ。それに、1周のタイムアタックでもペースはいいよ」

「実際、レース中にタイヤをケアすることが最大の挑戦になると思っている。チーム勢にとってはデグラデーションがわずかに問題化するかもしれないからね。フリー走行2回目の後、スチュワードからデータの調査を受けたんだ。リウッツィ(HRT)がターン14の出口でマシンを止めていたんだけど、僕はDRSやKERSを使わずに遅いセクタータイムで通過したから、問題はないはずだよ」 
フリー走行1回目:1番手
フリー走行2回目:1番手


ジェンソン・バトン

「鈴鹿を走るのはいつだって楽しい。特にいいマシンを持った時はそうだ。素晴らしいサーキットだよ。第1セクターは最高だ。息をつく暇がないし、そのセクターを通過するまで呼吸なんかできないように思う。すべてをまとめることが大事で、いいバランスを見つければ流れるように通過できるんだ。マシンはその区間でいい感触だったよ。今日の順位から何か理解できるとは思わないけど、マシンは本当にいい感じなんだ。異なった燃料搭載量を試したけど、重い状態でも高速で方向が変わる区間でいい感触だった。まだロングランのように改善するべき部分はあるけどね」

「僕たちにとって大切なのは、マシンを合わせこんで勝利への挑戦に向けて準備することだ。今週末に僕が使っているヘルメットは日本の国旗をモチーフにして、"JB(イニシャル)"、そして"ジェンソン"と日本語(カタカナ)で横と後方に書いているんだよ。モナコでかぶったのと同じようなものだし、レース後にオークションに出品して日本で地震と津波に遭った被災者たちに義援金を渡すんだ」 


マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「最速タイムを刻んで1日を終えるのはいつであろうと励まされることであり、ジェンソンは今日のフリー走行でわれわれのペースを強調してくれた。日本GPに向けてマシンには細かい変更を数多く投入しており、結果には満足している。今週末だけでなく、今後のレースに向けた開発の基盤になるものなのだ。ルイスはフリー走行2回目でソフト側のタイヤに履き替えた際に何度も黄旗が提示されたことでその能力を発揮できなかったが、それでも1周のアタックとロングランでいいペースを刻んだので励まされる結果となった」

「燃料搭載量が多い場合にライバルチームに対する正確な評価を下すというのは難しいことだが、われわれは自分自身のプログラムにしっかり集中しており、燃料搭載量を考えればペースの速さにいい感触を得ている。もちろん、われわれの信念は明日の予選で明らかになることであり、われわれの予想が正しいことを願っている」 
フリー走行1回目:4番手
フリー走行2回目:2番手


【フェラーリ】


フェルナンド・アロンソ

「今年はレッドブルを除き、コースによってどのチームも多くの浮き沈みを経験してきた。だから今日僕らがシンガポール以上に調子が良さそうだったとしても、そんなに驚くことじゃない。加えてまだ金曜日だ。これまでにも初日がこんな感じで、いざ予選になったら5番手以上にいけないなんてこともあった。実際のところ状況は2週間前とそれほど変わっていないと思う。僕らのクルマもほとんど同じだしね。マクラーレンとレッドブルに対抗したいけど、簡単じゃないのは分かっている。ただ言えるのは今日の感触から、以前のレースに比べてもう少し期待できそうだということだ。それに、グリッドポジションが最終結果とあまり変わらなかった過去と比べ、レースがもっとずっとオープンな状況にあるということを考慮する必要がある。戦略、タイヤデグラデーションとDRSが多くの不確定要素とスペクタクルを生み出す。たとえば、ここでも例年よりずっと多くのオーバーテイクが見られると思うよ」
フリー走行1回目:7番手
フリー走行2回目:5番手


フェリペ・マッサ

「全体としていい1日だった。今年の多くの金曜日に比べると最初の印象はいい方だ。クルマの状態はまあまあだけど、明日になってみなければ他者との比較はできないのも事実。一番いいセットアップを割り出し、残りの週末のための情報を集めた。タイヤのデグラデーションが多そうだから、戦略面でレースはさらにオープンな状況になる。正しいマシンセットアップを見つけることはそう楽な仕事じゃない。表彰台フィニッシュなら可能だと思うし、それが現実的な目標だ。もちろん、僕としては常に優勝争いがしたいよ。レッドブルが大きなアドバンテージを持っているのは事実だけど、レースではどんなことも起きるから、自分たちの力を信じなければいけない」


パット・フライ(シャシー部門ディレクター)

「金曜日にライバルの力だけを正確に抜き出すのはいつも難しいものだ。彼らが何に取り組んでいたのか正確には分からないし、3時間のフリー走行中、どの程度の燃料を積んでいたか不明だ。したがって、自分たちの仕事に集中し、残りの週末に向けてできる限り準備を整える方が得策といえる。比較したい空力エレメントがいくつかあったので、1回目のセッションはそれに大半を費やした。これは来年に目を向ける際にも重要だ。コース上と風洞のより詳細な対比ができることになるからね。午後の90分はタイヤが作業の中心だった。このコースは大変タイヤに厳しいので、予選とレースの両方でマシンの正しいバランスを見つけることはいくらかの挑戦をもたらす」 
フリー走行1回目:9番手
フリー走行2回目:6番手


【メルセデスGP】


ミハエル・シューマッハ

「今日の2つのフリー走行セッションは極めて典型的なものだった。いつもどおりセットアップの問題に対処し、望んでいたものの大半を達成できた。でも、僕たちのマシン特性はこのサーキットの特性に完ぺきにマッチしてはいないと理解しているし、作業しなきゃいけない分野は残っているよ。今日ここまでの作業を見る限り、予選では最近の位置を得ることになりそうだけど、もちろんベストを尽くして努力し、ポジションを改善したい」 
フリー走行1回目:16番手
フリー走行2回目:7番手


ニコ・ロズベルグ

「今日は燃料搭載量が多い時と少ない時のマシンバランスを最適化する作業を実施し、2回の挑戦的なセッションを過ごした。でも、フリー走行2回目の終盤には学習できた事柄に満足できたし、明日に向けてすべてが正しい方向に進んでいると思うよ」 


ロス・ブラウン(チーム代表)

「鈴鹿はとてもチャレンジングなサーキットで、午前の始めはいくらか難しいマシンバランスだった。午後に行われた2回目のフリー走行終盤には、エンジニアたちとドライバーたちが適切な解決策を見出すためにいい仕事をしてくれた。日曜日の決勝レースで主なファクターになるのはタイヤだろう」 


ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「得意でチャレンジングなサーキットで開催されるレース週末の開始としては、かなり励まされるものになった。オプションタイヤを履いて実施したレースシミュレーションのラップタイムはとても安定していたし、今晩の作業からしっかりした基礎を得られるはずだ」 
フリー走行1回目:11番手
フリー走行2回目:14番手


【ルノー】


ブルーノ・セナ

「鈴鹿は最高のサーキットだから、またドライブできるのは最高だ。今日は新たに持ち込んだよりタイトなボディワークを試し、何度も変更を重ねてマシンの最適なバランスを探した。僕たちが苦しんだ主な問題はオーバーステアで、特にターン1でスナップオーバーステアが出たことで高速スピンを喫したけど、素晴らしいマーシャルの助けを得ることができてコースに戻り、プログラムを継続できたんだ。明日もやるべき仕事がたくさんあるし、作業は始まったばかりだよ」 
フリー走行1回目:10番手
フリー走行2回目:9番手


ヴィタリー・ペトロフ

「今日は2つのセッションを通じて何のメカニカルトラブルも発生せず、望みどおりにすべてのプログラムを実行できたからポジティブな方向性だ。マシン改善のためにいくつか変更を加えたけど、いい土台を築けている。午前中にはパワーステアリングのラックを交換しなきゃいけなかったけど、それがプログラムに影響を与えたわけじゃないし、目標の周回数を走破できた。明日も同じ流れを継続できれば、日曜日に向けていいポジションを得られるだろう」 
フリー走行1回目:17番手
フリー走行2回目:18番手


【ウィリアムズ】


ルーベンス・バリチェロ

「今日は走行が制限されてしまって残念。今朝はパンクチャーに見舞われてセッションが短縮したし、午後も早々と作業を終えることになってしまった。インシデント直前のマシンはかなりルーズな感じがしたから、これからたくさんのことを見ていかなきゃいけない」 
フリー走行1回目:18番手
フリー走行2回目:21番手


パストール・マルドナド

「P2(フリー走行2回目)はエンジントラブルでストップした。鈴鹿は初めてだから、もっと周回を重ねる必要がある。明日の最終セッションでは身を粉にして取り組むつもりだ」 


マーク・ジラン(チーフオペレーションエンジニア)

「望んでいたほど多くの走行ができず、難しい週末のスタートになった。これに伴い、P3(土曜フリー走行)の走行プランを変更している。2回のセッション間にはマシンに空力パーツとメカニカル面の調整を施してセットアップを改善した」 
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:12番手


【フォース・インディア】


エイドリアン・スーティル

「鈴鹿はいつも僕を笑顔にしてくれるサーキット。午後はドライブを楽しんだ。いつも通りのプログラムに取り組んで、何度かショートランを走ってロングランもやったし、両方のタイヤを試したりもした。どちらもデグラデーションがかなり激しいことが判明している。特に今日は路面温度が高い場合に顕著だった。セッションの序盤はフロントがダメでアンダーステアに苦しんだから、それを向上させる作業に励んだ。終盤には前進できたけれど、もっといいバランスを見いだすためには夜を徹してたくさんの作業を行わないといけない」 
フリー走行1回目:14番手
フリー走行2回目:15番手


ポール・ディ・レスタ

「今日は鈴鹿を初めて走ったから最初のセッションはこのサーキットでスピードに乗れるようにすることが中心だった。かなりテクニカルなラップだってことは分かっていたし、第1セクターは特にそうだけど、いろんなコーナーで速さを見いだすにはもっと時間がかかる。今日はとても風が強くて、午前よりも午後の方が激しかった。マシンの周辺に吹きつけてくる感じなんだ。2台のマシンは別々のプログラムに取り組んでいる。フィードバックを見る限りはエイドリアン(スーティル)のマシンに採用した形が残りの週末に向けてはいいんじゃないかな。ミディアムもソフトも、どちらもタイヤの劣化が早くて今日はずっとリアと戦っていた」 
フリー走行1回目:12番手
フリー走行2回目:出走せず


ニコ・ヒュルケンベルグ

「僕にとってはポジティブなセッションだった。計画していた走行をすべて完了してタイヤに関するいいデータが取れたし、ブレーキの新しいマテリアルを評価する作業にも取り組んだ。FP1(フリー走行1回目)は常に路面がグリーンな状態だし、ここみたいな高速サーキットを速く走るには完ぺきなバランスが必要だけど、それがなかったからドライブするのが難しかった。タイヤについては(自分が履いた)ミディアムのデグラデーションはかなり激しかったと思う。でも、路面にラバーが乗ってくれば改善されるはず。とはいえ、どちらのセッションも今回がタイヤに優しいレースにはならないってことを示している」 


ドミニク・ハーロウ(サーキットエンジニアリングディレクター)

「チームにとっては2回とも整然なセッションだった。今日は風がだいぶ厄介で、少なくとも明日に向けたレシオ選択は難しかったがね! 試したアイテムは若干おもしろいデータをもたらしている。この後は残りの週末に向けて何を取るかを決めていく。全体的にはもう少しマシンバランスを改善させる余地があると思うが、ロングランのペースは良さそうだ。この見事なサーキットではポイントを争い、とてもコンペティティブな週末になるだろう」 
フリー走行1回目:13番手
フリー走行2回目:16番手


【ザウバー】


小林可夢偉

「今日はマシンに投入したすべてのアップデートをチェックしたのでかなり忙しかったです。問題なくプログラムを完了できたことはよかったと思います。ソフトのフレッシュタイヤを履いたときは高速コーナーでスピンしてしまったので、確かにラップタイムはあまり良くありません。全体的には今日学んだ中から考え得る最善のソリューションを見ていけばマシンバランスに加えてペースも改善できると思います」 
フリー走行1回目:15番手
フリー走行2回目:13番手


セルジオ・ペレス

「今日はいいプログラムを完了できたと思う。ここでは初めての走行だったけど、本当に難しいサーキットだ。僕自身、改善の余地は間違いなくあるし、新しい空力パッケージの力を最大に引き出さないといけない。フロントタイヤのデグラデーションがとても激しく、レースで対応するにはバランスを改善する必要がある」 


ジェームス・キー(テクニカルディレクター)

「今日は忙しい1日だった。新パーツを多く持ち込んでいるので、それらを念入りに確認しなければならなかったが、全体的に新しいパーツは期待通りに機能している。午後は新しいリアウイングを次から次へと比較する作業を継続した。鈴鹿サーキットに選んだものには満足している。また、セットアップをさらに煮詰め、通常のタイヤ比較にも取り組んだ。実際のところソフトとミディアムのコンパウンドは差が大きい。残念なことに可夢偉はソフトタイヤのニューセットを履いたときにスピンしてしまったものの、そこまでの彼のラップはとても有望そうだった。マシンバランスについてはもう少し作業が必要。明日とレースに備えて大量のデータを分析していく」 
フリー走行1回目:8番手
フリー走行2回目:10番手


【トロ・ロッソ】


セバスチャン・ブエミ

「今日はおそらくハンガリーGP以来となる、最高のスムーズで素晴らしい金曜日を過ごしたと思う。何の問題もクラッシュも、そして降雨もなかったんだ。だから、たくさんの作業を実施することができたし、マシンに可能なことや新しいパーツの機能についていい感触を得られたよ。マシンパフォーマンスについて話すのはまだちょっと早いけど、今日と中団グループの最後尾にいたシンガポールGPを比べた場合、今日はペトロフ(ルノー)以外の中団勢では最も前方につけることができたと言えるね。マシンはこういったサーキット特性に合っているけど、明日の予選ではタイトな争いになるだろうからもう少し待つ必要がある。でも、いい週末を過ごせる自信があるんだ。タイヤについてもいい読みができているよ。ハイメがオプション、僕がプライムを履いたけど、どちらもロングランで良かったんだ。ミディアムでたくさん周回数を稼げたよ」 
フリー走行1回目:6番手
フリー走行2回目:11番手


ハイメ・アルグエルスアリ

「いい作業ができた1日だったし、前進できたと感じている。明日はいい予選パフォーマンスを発揮できると期待しているし、いいグリッド位置から力強いレースをしたいね。僕たちのマシンはシンガポールのような高ダウンフォースサーキットよりも、こういったタイプのサーキットのほうが合っていると感じだ。ペースを見出すことができたし、まだまだ改善できそうだから、今の時点ではかなり期待できる。このサーキットはタイヤに厳しいから、2つのコンパウンドの差はかなり大きいよ。最高の戦略を見出して走るということは難しいだろうし、楽しいレースになるだろう」 


ローレン・メキース(チーフエンジニア)

「午前中にはフロントウイング、フロア、リアウイングの仕様変更と、さまざまな新パーツを評価した。2台のマシンを使って行ったが、午後にはいつもの金曜日と同じく、タイヤ評価を実施して何の問題もなく終えることができている。今晩検討するべきデータが豊富に収集できた。とてもエキサイティングなレースになると思うし、さまざまなドライバーが実施した今日のレース向けスティントを見る限りでは、タイヤ特性によってさまざまな戦略選択がみられるだろう。新アップデートを投入したことでいくらかペースを見出せるだろうから、努力に感謝したい。現時点ではそのパーツによって直近のライバルとの差を縮めることができているようだし、今晩にすべての事柄をまとめ、明日発揮したい」 
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:17番手


【ロータス】


ヘイキ・コバライネン

「午後の結果にはかなり満足している。こうした高速サーキットで午前のセッションを休むと、どうしても後れがちだし、少し慣れるのに時間がかかる。でも乗り込んだ直後からバランスは良かったし、全ての計画をやり通すことができたのでいいセッションだったよ。タイヤもここでは反応が良さそうだ――ソフトでのロングランは最後のラップ近くまで持ったからいいセットアップを見つけられた。コースが進化すればもっと改善するはずなのでレースではいいポジションに立てると思う。僕らのレースペースはいいし、両コンパウンドでのデグラデーションもうまく管理できるからね。日曜日が楽しみ!」
フリー走行1回目:19番手
フリー走行2回目:23番手


ヤルノ・トゥルーリ

「ストップとスタートの繰り返しだった。午前中はここで使うパワーステアリングシステムの感触を確かめ、大丈夫だと思ったんだけど、メカニカルトラブルで真剣にプッシュし始める前に終わってしまった。午後は手を加えた部分については明らかに良くなっていたけど、ソフトタイヤを履いたら電気的な問題が発生して参考になるようなタイムを出せなかった。クルマは良くなっていると感じたし、ヘイキのタイムを見ると明日は大丈夫だと思う」
フリー走行1回目:20番手
フリー走行2回目:出走せず


カルン・チャンドック

「またコースに出られて良かったし、ここ鈴鹿は今まで走ったことがなかったから楽しみにしていた。正しいラインをつかむのにはしばらく時間がかかって、タイヤが摩耗し始めてしまい、特定のセクターでは速くなっていても全体のタイムは更新できなかった。適度なラップ数をこなし、自分に求められていたことをやり遂げた。クルマは僕がドイツでレースをした時よりも明らかに速くなっている――シンガポールでのアップデートが小さな前進につながったのは確かだ。今日はウィリアムズにかなり近づけたからレースでも戦えそうだし、去年と同様のいいパフォーマンスを見せたい」


マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「鈴鹿でのまずまずの金曜日だった。今朝はカルンにヘイキのマシンに乗ってもらったが、空力プログラムとエンジンマッピングに取り組み、堅実な仕事をしてくれた。ヤルノはまだマシンに不満を抱えており、バランスやブレーキに苦しんでいたが、午後に向けて多くの個所を変えたらFP2ではすぐに改善が見られた。残念ながら電機系のトラブルで彼の午後は予定より早く終わってしまい、ソフトタイヤで速いタイムを出すことができなかったが、ヘイキの方は全ての予定を終えており、彼のソフトでのタイムはなかなかいい。今週末はタイヤのデグラデーション管理が重要になる。そうした場合われわれには有利なので、力強い週末を期待している」


リアド・アスマット(グループCEO)

「今日の出来には満足していいだろう。午前中のカルンはこれまで走ったことのないコースでとてもいいパフォーマンスを見せ、午後はヘイキが強さを発揮した。われわれの力はまだ現れ始めたばかりだ。ヤルノは午前も午後もトラブルに悩まされたが、FP2では全体のバランスを改善できたし、今夜の作業と明日の戦略の使い方次第で前にいるマシンをプッシュできるはずだ。そのいくつかのチームは今日、ごく限られた走行となったからね」 
フリー走行1回目:23番手
フリー走行2回目:22番手


【HRT】


ダニエル・リカルド

「僕の1日はまずまず順調だった。早々にクルマを止めなければならなかったトニオ(リウッツィ)よりもうまくいった。両方のセッションを走り切れて良かったよ。クルマの感触は悪くないけど、直近のライバルと比べるとまだペースが少し劣っているから彼らとのギャップを縮めるためには大きなステップが必要だ。どこでこのタイム差を埋めればいいのか分からないけど、一部は僕のドライビングで可能かも。でもギャップを縮めるためにはみんなで力を合わせなければいけない。コンペティティブなレースにするためにもそれを達成したいね」
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:24番手


ビタントニオ・リウッツィ

「残念ながら今日はクルマの情報を得るには短すぎた。3周したところで水圧のトラブルがあり、コース上にマシンを止めなければいけなかった。たった2周じゃクルマの状態を判断するのは難しい。でもその2周のペースが良かったのは救いかな。このサーキットは距離を走ってリズムをつかむことが大事だから、こんな短いプラクティスセッションでは厳しい週末になりそうだ。明日の朝に期待だ」
フリー走行1回目:24番手
フリー走行2回目:出走せず


ナレイン・カーティケヤン

「1回のセッションだけだとしても、クルマに乗れるのはうれしいよ。今日は鈴鹿での自分の役目を果たし、少し距離を稼いでインドGPに向けて感覚を取り戻した。鈴鹿には高速コーナーが多く、高速サーキットを走るのは気持ち良かった。すごく楽しかったし、今朝の作業でチームに十分なデータをもたらせたなら幸いだ」


コリン・コレス(チーム代表)

「ほろ苦いセッションだ。鈴鹿デビューのダニエルには初めから速さを期待していたわけではない。彼は午後、ほかのどのドライバーよりも多く周回し、異なる構成やタイヤを評価してポジティブな結果が得られた。残念だったのはトニオが周回を多くこなせなかったことだ。午前中はナレインにマシンを譲り、FP2ではわずか3周で水圧の低下によりストップを強いられた。原因を調査中だが、修理して明日は走行時間を最大限利用できるようにしたい」 
フリー走行1回目:21番手
フリー走行2回目:19番手


【ヴァージン】


ティモ・グロック

「最初のセッションは水漏れがあってトラブルフリーとはいかず、あまりたくさん走れなかった。これでかなり時間が削られてしまい、午後に行われた2回目のセッションに作業を持ち越すしかなかったから、午後はかなりタイトなスケジュールだった。マシンはまだ改善できるけれど、まずまずの方向性に進めていると思う。問題を素早く解決してくれた今日のチームは本当に素晴らしい仕事を成し遂げた。明日、どうなるか見てみよう」 
フリー走行1回目:22番手
フリー走行2回目:20番手


ジェローム・ダンブロジオ

「最初のセッションはとてもスムーズにいったと思う。2回目のセッションは忙しく、マシンバランスにはまだ満足していないからそれについてはもう少し煮詰めていかないといけない。それでも明日までには改善の余地があるし、自分たちが持つ最高の力を引き出せるように今夜は気合いを入れて作業に取り組む。ここでのレースは本当に楽しい。鈴鹿は素晴らしいサーキットだ」 


ジョン・ブース(チーム代表)

「全体的にはとても満足な金曜日だった。2台ともそれぞれのプログラムを完全に終えられている。とりわけティモはこのコースにいいと思われるセットアップに達した。今朝はさまざまな空力コンポーネントを試し、今夜分析するための大量のデータを収集している。今朝はティモのマシンに水漏れという小規模な問題が発生し、FP1(フリー走行1回目)で実施予定だった作業をFP2(フリー走行2回目)に終わらさなければならなくなった。しかし、彼はクルーやエンジニアと共にうまく取り組み、失った分の時間を取り戻した上、予選シミュレーションの実施前にはセットアップの微調整を行う追加のラップも走っている。ジェロームはFP2でミディアムタイヤ(コンパウンド)にあまり満足できなかったようなので、今夜は彼の走行をチェックしてティモとの違いを理解するよう努める」


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土曜フリー走行は11時から、そして公式予選は14時から開始ですフラッグ