そんな状況になっていたとは露知らず
強すぎるチームとドライバーが出現すると、必ずこういった話題になるんですよね~っ
ESPN F1トピックス より・・・
その①
↓↓↓
ロータスの最高技術責任者マイク・ガスコインは、チームがバルセロナでデビューさせるアップグレードによって、ラップタイムで1秒のゲインを期待していると語った。
シーズン前から中団のポジションをターゲットにしていたロータス。昨年よりもずっと目標に近づいており、中国ではペースでウィリアムズを上回ってみせた。だが予選Q1突破はまだ達成できずにいる。チームが本当に中団グループの仲間入りを出来るかどうか、見極める最初の機会がスペインGPになるとガスコインは見ている。
「バルセロナで投入されるわれわれのアップデートパッケージは非常に大きなものだ」と彼は『Team Lotus Notes(チーム・ロータス・ノーツ)』で語った。「このアップグレードによってミッドフィールドへの明らかな一歩を踏み出せると考えており、予選で彼らと戦い、勝つ機会もどんどん増えるはずだ。喜んでいいことだと思うが、まずはバルセロナで前進を確かめたい」
ラップタイムに換算するとどれくらいかと尋ねられ、彼はこう答えた。「およそ1秒、最高で1秒になると予想している」
ガスコインによると、アップグレードのベース部分はブロウン・エキゾースト・システムだといい、ロータスの前にいるチームらがすでに利益を得ている部分だと説明。
「リアエンド周りを作り直した。レッドブルスタイルのエキゾーストとディフューザーのパッケージだ。われわれは昨年ブロウンディフューザーを搭載していなかったので、今年の初めから使い始めた。だが本格的な評価はクリスマス以降にしかできなかったため、その部分では追い上げを強いられている」
「今年のスタートの段階で、多くのチームがそれを最大の話題にしていた。われわれも注目するのは自然なことであり、これまでの開発状況から非常に大きなステップ――通常期待されるよりもずっと大きなものを達成した。だからこそ、周囲も取り組んできたのだろう。だがこれで、それをすでに持っているチームに追いつけるというのはいいことだ」
一方でガスコインはシステムの複雑さのために、直ちに最大のリターンを得られるわけではないとの警鐘も鳴らしている。
「フルに活用できるようになるためには数レース必要かもしれない。なぜならブロウンフロアとエンジンストラテジーにもよるし、ほかの人たちはわれわれよりもその点で経験を持っているからね。だがわれわれのアップデートは顕著なはずだ。大きなステップが見られるはずだし、今後のレースではもっと多くの発展が期待できる」
↑↑↑
関連記事 http://ja.espnf1.com/lotus/motorsport/story/48761.html
・・・とガスコインがコメントしているにも関わらず
その②
↓↓↓
ディフューザーに排気ガスを流すシステムについて禁止を検討していたFIAだが、いったんチームらに猶予期間が与えられることになった。
このシステムについてF1統括団体が出した答えは、エンジンがドライバーのコントロールする空力エイドと化しているという結論だった。これはレギュレーション上で認められていない。そのためFIAはフルスロットル時の10%を超えたガスを排出することを禁止すると発表し、当初は今週末のスペインGPから適用する予定だった。
だが『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』によると、一部のチームが不当に不利益を被ることを避けるため、禁止はチームらの同意を得て延期されることになった。メルセデスGPのロス・ブラウン代表は、禁止されれば多大な影響が出ると見解を述べた。
「このスタッカート風エキゾースト音は、今後もう聞かれなくなるだろう」とブラウンは『Reuters(ロイター通信)』に語った。
排気をディフューザーに吹き付ける方法をマスターしているのはレッドブルだと広く考えられている。彼らのエンジンコントロールに不満を抱くライバルチームからの不満が今回の禁止につながった可能性もある。マクラーレンのフィル・プリュは、レッドブルのやり方は排気ガスの力を最大限利用する方法であることから、彼らの予選ペースは落ちるだろうと述べた。
「(彼らが予選で速いのは)精巧なエンジンモードを使っているためかもしれない。排気の流れによってダウンフォースの発生はかなりの影響を受ける」とプリュ。
禁止は抗議が出た結果かと問われたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は述べた。「これは避けられない不運な結果だよ。成功にはつきもののね」
↑↑↑
関連記事 http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/story/48766.html
どうやらFIAはこのシステムを無き物にしようと画策しているようで
それを受けてのマクラーレン側の見解・・・
その③
↓↓↓
マクラーレンのエンジニアリングディレクター、ティム・ゴスは、FIAがブロウンディフューザーの利用を制限すれば、マシンのパフォーマンスに影響が出るだろうと語った。
問題となっているのはスロットルが閉じた状態でもエキゾーストへのガスの流れを維持するというシステムで、ディフューザーから発生するダウンフォース量を増やしている。同システムは今週末のスペインから禁止されることになっていたが、1つのチームだけが不利にならないようにするため、当面の間延期されることに。ゴスは、他のチームと比較してマクラーレンにどの程度の損失が出るかは分からないものの、影響は間違いなくあると語った。
「正確なことは分からない」とゴスはボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのオンライン会談で述べた。「主要チームはエンジンマッピングの部分ですべて同じトリックを使っているはずだよ。もちろんわれわれも活用している。FIAの出したエキゾーストシステムの最新のガイドラインが実施されれれば、パフォーマンス面で後退となる。主なライバルたちにとっても同じはずだ」
「ライバルたち以上にわれわれの影響が大きいかどうかは私には分からないけどね。自分たちのことは分かっているし、われわれはそれによって相当な利益を得ている。だが、ライバルたちにとってもかなり大きな後退になるのは想像できることだ」
「現在はFIAの最新のガイドラインを検討しているところだ――彼らが実施するといえば、早急に対応はできる――だが現段階でFIAは非常に込み入った問題だと判断し、どのように管理するかを決めるまでにもう少し時間が必要だと考えたようだ。スペインGPでは今まで通りになるだろう」
レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーは先日、ライバルチームの抗議が禁止につながった可能性を示唆していたが、禁止の経緯について尋ねられたゴスは、議論されていることさえ今まで知らなかったと述べた。
「取り締まりについて彼らが独自で進めたのか、何かに促されたのかは知らない。昨シーズン後半からジャーナリストが発端となって一般にも、チームがエンジンマップを変えてエキゾーストの勢いを強め、マシンのリアエンド――あるいはルノーの場合はフロントエンド――の作用を高めていたのは知られていたはずだ。しばらくの間使われている手法だが、特に議論されたこともなく、取り締まるという話は聞いたことはなかった」
↑↑↑
関連記事 http://ja.espnf1.com/mclaren/motorsport/story/48771.html
画期的だと思っていたんですがね・・・特にRenaultチームのエキゾーストには驚かされましたから
でも・・・そんな簡単にRedBullの戦闘力が落ちるとは、誰一人として思っていないんでしょうね、きっと