・・・がありましたが、今の【F-1】、予選の雰囲気が変わってきていて『誰が速い』、『どのマシンが速い
』という見方じゃなくなってまして、誰が(どのマシンが)『勝つ
』という点だけ。
相当前の話になりますが、【F-1】の予選も”Super Lap”方式で、一台で集中的にアタックしタイムを計測する方法がありました。
今のPIRELLIタイヤのデグラデーション(トレッド面の磨耗の激しさ)なんかを考慮したら、そういった方式に予選方法を変えたら、非常に面白くなるんじゃないかなと思った記事でした。
ESPN F1トピックス より
↓↓↓
2011年の新ルールのマイナス面は"予選の形骸化"だとヤルノ・トゥルーリが述べている。
レースをエキサイティングにするために導入された急激にデグラデーションの進むピレリタイヤと、オーバーテイクのチャンスを増やすためのDRSによって、グリッドポジションの重要性は減っている。レース後半にオーバーテイクのチャンスがあるため、タイヤマネジメントが鍵となっており、ドライバーによってはタイヤを節約するために予選で上位を狙わないケースも出始めている。
トゥルーリによると、予選の最終セッション進出が決まった途端、チームらはポールポジションを狙うよりも戦略を練り始めるのだという。
「どんなことでもそうだけど、2011年の変更はF1にプラス面とマイナス面をもたらした」とトゥルーリは『La Repubblica(ラ・レプッブリカ)』の自身のコラムにつづった。「プラス面はエキサイティングで見どころの多いレースになったこと。観客には好まれている。マイナス面はグランプリが少し分かりにくくなったこと。それから僕は個人的にイスタンブールで"予選の終焉"が訪れたと考えているんだ」
「Q3が始まると、いつものようにポールポジションを争うんじゃなく、ドライバーもチームも計算を始めて、それで満足していた。今年初めて見たケースだ」
またチームはピレリタイヤについておおむね理解したとトゥルーリは述べ、レース週末のアプローチを変えてきていると語った。
「今年は戦略がいつもより決定的な役割を担っているというのが真実だ。例えばイスタンブールでは本当のレーススタート前に、タイヤをセーブするという部分でレースが始まっていた。僕が常々述べてきたように、今皆が最大の課題にしているのはピレリを学ぶことだ。3レースを終えて、タイヤのデグラデーションレベルについてはある程度信頼できる初期数値が手に入った」
「だから、土曜日にタイヤセットを温存できる余力がある者はそうした。これにはトップ10のドライバーが含まれている。彼らはQ2を突破するやいなや計算を始めた。残りのタイヤセットを使うべきか使わざるべきかが問題だった。ギリギリでQ3に進出した者、アウトサイダーはトライすらしなかった」
トゥルーリはそれが新タイヤのマイナス面だとしながらも、状況を否定しているのではないと強調し、レースをエキサイティングにするためには必要なのだと述べた。
「トップの人たちは一度タイムを出して止めてしまった。ふだん戦いを活気づけるほかの人たちも、トライはしたものの、最初のミスであきらめてしまった。これまでの形式が損なわれたと感じる人もいるだろう。でも僕はそう言いたくない。僕はただ、これがルールなのだから、ドライバーは適応しなければいけないと思う」
「繰り返すけど、プラスもマイナスもある。プラスは、戦略やタイヤによってラスト10周から15周でどうなるか予測がつかないレースになること、マイナスは予選の見どころが少なくなり、より戦術的になったことだ」
↑↑↑
関連記事 http://ja.espnf1.com/lotus/motorsport/story/48324.html