ESPN F1トピックス から・・・
可夢偉選手、無事決勝に進出できることになってよかったです
フリー走行中にも遜色ないタイムを刻んでいましたから、スチュアードのD.ワーウィックも反論の余地はなかったものと思われます
各ドライバーの予選後コメントとなります。
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7日(土)にイスタンブールパーク・サーキットで行われたトルコGP予選で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得した。開幕から4戦連続でポールをつかんだが、十分な余力を残して2番手以下に大きな差をつける圧倒的なパフォーマンスだった。
今週末に速さを発揮しているメルセデスGPは、ニコ・ロズベルグがマクラーレンを攻略して3番手をゲット。レースではレッドブルやマクラーレン、フェラーリとどのような争いを繰り広げるのか注目だ。
一方、小林可夢偉(ザウバー)はQ1最初のアタックの終盤にトラブルを抱えてしまった。3戦連続ポイント獲得のためにはスタートダッシュとオーバーテイクが必要だが、レースでの戦いぶりに期待したい。
また、ジェローム・ダンブロジオ(ヴァージン)が金曜フリー走行でイエローフラッグを無視したため、予選結果から5グリッド降格処分を受けている。
予選を終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。
【レッドブル】
セバスチャン・ベッテル
土曜フリー走行:1番手
予選:ポールポジション
「すごくハッピーだ。今日のQ3はちょっと面白かったね。マークと僕は2回目のアタックをしないことを決めたから、いつもより速く走行を終えたんだ。ライバルたちがコース上でタイムを刻んでいるのに、僕らはガレージでその様子を見守っているって言うのは変な気分だった。彼らは僕らを上回るかもしれないわけだけど、僕たちはただスクリーンを見て何もしていなかったわけだからね。変な気持だったけど、明日のレースのことを考えてタイヤをセーブできたのはいい決断だった。昨日の午前はマシンを壊してしまったから、午後のセッションで走行することができなかった。それでも仲間たちがマシンを直してくれた。彼らは最高の仕事ぶりだったと思う。今日の午前はトラブルがなかったし、挽回することもできてタイムを残せたんだ。このサーキットが好きだし、たくさん走行することはできなかったけど戻ってリズムをつかめたのはいいことだね。とにかく、今日は最高にハッピーだよ」
マーク・ウェバー
土曜フリー走行:3番手
予選:2番手
「あとコンマ数秒ぐらいマージンがあればよかったね。セバスチャンはいい仕事をしてポールを手にしたけど、僕のラップも悪くはなかったよ。予選前に話したのは、明日は長いレースになるだろうから、今日は走行を控えることで明日の助けになるってことなんだ。僕らは可能な限り最高のグリッドを得ることができたし、チームはいい仕事をした。ソフトタイヤを1セット温存できたのもよかったね。チームがいくつかいい決断をしてくれたよ。今日の結果には満足だし、明日のレースも楽しみだ」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
「今日は素晴らしいチームパフォーマンスだったし、セバスチャンが挑戦的な1日となった昨日から最高のカムバックを見せてくれた。すべてのスタッフがマシンを今日の午前に間に合わせるために一生懸命働いてくれ、セバスチャンがその恩に最高の形で報いた。1回目のアタックで素晴らしいラップを刻み、ポールを手にしたのだ。マークもすぐ続き、フロントローを独占することができた。われわれは両ドライバーに2回目のアタックをさせないことを決断した。少しタイトになるとはわかっていたが、戦略的には正しいことだった。両ドライバーは明日のレースに対し、新品のタイヤ1セットを温存できている」
土曜フリー走行:6番手
予選:4番手
【マクラーレン】
ルイス・ハミルトン
「僕たちは路面が汚れた側のグリッドからスタートするから、明日の最大の挑戦はスタートだろうね。ここでは毎年、路面が汚れた側からのスタートになっちゃうんだよね! メルセデスGPとフェラーリがペースを上げてきたし、メルセデスGPは直線で速いから彼らをオーバーテイクするのは難しいかもしれない。だから、レッドブルは僕らよりも離れて行ってしまうかもね。僕らには新品タイヤのセットが残っていないけど、明日の天候がどうなるかなんて誰にもわからないよ。僕たちは戦いの中にいるし、去年みたいにプッシュし続けるさ。明日はいいスタートを決めたいね。いくつかポジションを上げられるかどうかは祈るだけだ。力強いグランプリになることを楽しみにしているよ。長いレースになるだろうし、オーバーテイクチャンスもあるはずだ」
土曜フリー走行:5番手
予選:6番手
ジェンソン・バトン
「6番手は最高じゃないし、もっとうまくできただろう。マーク・ウェバー(レッドブル)は中国GPで18番スタートからいいレースをしたわけだし、僕らも6番手からいいレースができるはずだ。Q3の2回目のアタックは1回目よりも良くなかったから、1回のアタックだけにしておけばよかったかもしれない。タイヤはあまり激しくプッシュしてしまうとタイムを失ってしまうんだ。でも正直なところ、予選ではいいバランスを得られなかった。金曜日は天候変化があって複雑だったから、みんなのペースを知ることは難しい。もっとよくなることを願うけど、何が起きるか見てみよう。路面が汚れた側からのスタートになるのは残念だ。明日はターン1への進入でいくらか問題があるかもしれない。それでも、僕らには競争力があるよ」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「イスタンブールパークで行われた今日のQ3ではわずか6台だけが1分26秒台を刻んだが、その中にルイスとジェンソンが含まれていたことはうれしい。非常にタイトでコンペティティブだった。ルイスはセクタータイムの自己ベストをつなぎ合わせると、2番手タイムに相当する。それでも彼は4番手、ジェンソンは6番手だった。とはいえ、彼らはいずれも最高のレーサーであり、明日のレースでは管理された攻撃力を見せるだろう」
土曜フリー走行:8番手
予選:5番手
【フェラーリ】
フェルナンド・アロンソ
「5番手は決して満足できる結果じゃないけど、それでも僕はハッピーだよ。今シーズンこれまでの3回の予選セッションよりもクルマはコンペティティブだった。ソフトタイヤを使わずにQ2にいけることが肝心だ。パフォーマンス面で僕らは少し進歩した。まだ十分ではないし、早くもっと大きな前進を遂げることが必要だけど、チームにとっては正しい方向に進んでいるという自信を後押ししてくれる結果だ。このシーズン前半で、初めてトンネルの先に見えた希望の灯りだ。5番グリッドということはコースの汚れた側も避けられる。ここでは大きなハンディキャップだから助かるよ。明日はどの戦略がベストか難しい問題だ。タイヤがどう反応するか分からない。どんな可能性にも備え、柔軟な対応が必要になる。最後に、ゴルフ界にスペインの名前を刻んだ偉大なプロゴルファー、セベリアーノ・バレステロス氏の死に深い哀悼の意を捧げたい。彼の近親者たちに心からお悔やみを申し上げる」
土曜フリー走行:9番手
予選:10番手
フェリペ・マッサ
「僕にとってはいい予選じゃなかった。Q3はターン9でオフラインに出る大きなミスをしてしまい、クリーンラップが取れなかった。そのためピットインしてスタートのためにタイヤをセーブする方がいいと判断したんだ。Q1のハードではいいタイムが出ず、あらゆるリスクを避けるために、ソフトも投入することにした。そのため、予選の最後のパートでは1セットしか新品がなかった。明日のレースで何ができるかこれから考えたい。通常、僕らのペースは予選よりもいいはずだけど、10番グリッドからのスタートで優れた結果を残すのは簡単じゃないよ。タイヤのデグラデーションがどうなるかだね。もしかしたら中国の時よりも激しいかもしれない。チームメイトと並んで3列目になれたはずなのに、悔しいよ。今朝、FP3でエンジニアたちが不穏なエンジンパラメータを見つけて、セッションの終わりに交換することになったんだ。マレーシアと中国で使ったエンジンだ。スケジュール的にはまだ3戦走れる予定なんだ」
ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)
「どうやら今年の5番グリッドはフェルナンドが予約済みのようで、今回も再びそこからスタートする。彼は非常に前向きな走りを予選で見せ、強いライバルに対して勇ましい戦いを挑んだ。フェリペはなんとか最終セッションまで進んだものの、コンペティティブなタイムは出せそうになかったので、すぐにピットインさせてスタートのためにタイヤを残した。われわれが望んでいたような結果ではないものの、この数週間の作業がいくらか進歩の兆しを表し始めていることは明らかだ。まだ十分ではないが、正しい方向に動いていることは分かる。ここからは明日のレースに集中しなければ。マシンとタイヤにとって長く厳しものになる。一番のプライオリティーはいつものように信頼性だ。戦略に関しては、これまで見てきたように予測不能な部分が多い。そのため、すべてに目を配り、頭は冷静に、どんなチャンスも生かせるように備えなければならない」
パット・フライ(アシスタントテクニカルディレクター)
「まず何よりも、午前中のフリー走行から予選までの間に素晴らしい作業をこなしたチームをたたえたい。2時間足らずのうちに彼らは1台のマシンのエンジンを換え、もう一台の問題を解決した。シャシーとリアエンドを一度分解しなければならない作業だった。ポールポジションから0.8秒遅い状況では、予選の結果をポジティブととらえることは難しいが、少なくとも前回のレースと比べれば、進歩したといえるだろう。マシン開発においては最大限プッシュする必要がある。急いでパフォーマンスの後れを取り戻し、予選でトップ争いができるようにしたい。明日のレース中は多くのタイヤ交換が行われるだろう。どれくらい多いかはタイヤのドロップオフ次第だ。ピットクルーは大忙しだよ!」
土曜フリー走行:2番手
予選:8番手
【メルセデスGP】
ミハエル・シューマッハ
「当然ながら、今日の予選には全く満足していない。少し変だったよ。最後のラップではプッシュするごとに悪い状態になってしまったんだ。限界までプッシュしたけど、マシンはいろいろなところでスライドしてしまい、リズムをつかむことができなかった。午前中はいいセッションだっただけに、本当に残念だよ」
ニコ・ロズベルグ
土曜フリー走行:4番手
予選:3番手
「予選での僕らのパフォーマンスには大満足だし、今の僕らの位置には驚いているんだ。シーズンを難しい形でスタートした後、僕たちは先頭に近付けているし週末ごとに小さく前進できていることはうれしいね。ここまで素晴らしい仕事をしてくれているチームに感謝したい。レースに向けて新品のソフトタイヤを1セット温存しているから、戦略の面で重要なものになるだろう。レースが本当に楽しみだ」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「ここ数戦の堅実的な成果についてうれしく思う。シーズンのはじめには、われわれのマシンにはポテンシャルがあると述べていたが、それを引き出すことができたし、正しいことだと証明できた。劇的な変化は特にないんだ。チームとドライバーが冷静に一生懸命にパッケージの能力を発揮した。明日はいいレースができることを期待する」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ社長)
「ニコは素晴らしいラップだったし、過去2戦で安定感のあるマシン改善を果たしたのはチーム全員のいい仕事によるものだ。セバスチャン(ベッテル)とマーク(ウェバー/共にレッドブル)に続く3番手はわれわれにとっていい結果だし、スタッフたちが一生懸命に働いてくれたおかげだ。ミハエルは午前中のセッションで2番手に付けたが、Q3で完ぺきなラップを刻めなかった。それでも4列目からいいスタートを切れれば、レースでは改善できるだろう」
土曜フリー走行:14番手
予選:9番手
【ルノー】
ニック・ハイドフェルド
「9番手なら最悪ってわけじゃないね。序盤は苦しんでいたけど、Q2では望んでいたマシンバランスとタイヤのグリップを見つけることができたんだ。フロントタイヤにアンダーステアの問題を抱えていたから、もっと良くなっていたかもしれない。でも、OKさ。明日に向けてより自信を得られたし、これまでに見たようにDRS(ドラッグ減少システム/可変リアウイング)でさらにオーバーテイクもできるだろう。グリッド位置よりも上位でフィニッシュすることもできるはずさ。通常であればマシンはレースペースのほうがいい感じだし、スタートもいいから力強いポジションを得られるだろうね」
土曜フリー走行:7番手
予選:7番手
ヴィタリー・ペトロフ
「今日の予選結果には完全に満足できていないんだ。7番手よりも上のグリッドを得る可能性を持っていたからね。それでも、2台そろってトップ10に入ったのはポジティブなことだし、メカニカルトラブルが一切ないのもいいことだ。これからも作業を続けてハードプッシュし、明日は先頭で争うことができればいい」
土曜フリー走行:15番手
予選:11番手
【ウィリアムズ】
ルーベンス・バリチェロ
「ファクトリーとサーキットでこの週末多くの仕事が行われ、僕は予選でラップをまとめなければいけなかった。最後のラップにはとても満足している。でも残念ながらトップ10からは漏れてしまった。タイヤ的には悪くないことだけどね。それに、このレースのアップグレードの1つだった新しいリアウイングを使っていなかったんだから、それで11番手ならいい予選セッションといえるだろう」
土曜フリー走行:12番手
予選:14番手
パストール・マルドナド
「今シーズンで一番ハッピーな予選セッションだった。このレースに新パーツを用意しようとチームは本当に一生懸命取り組んでくれて、クルマは明らかに改善した。速くなったし、ドライブもしやすくなっているので、努力が報われたよ。問題があって、この週末はずっとKERSを使っていないんだ。予選で使えていたら、0.3秒は速かっただろう。とにかく、今は明日に集中したい。難しいレースになるだろうし、きっとタイトだ。でも僕らはいいリザルトを残せるという確信がある」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「ファクトリーのハードワークのおかげで、われわれは正しい方向に進んでいる。ルーベンスは11番グリッドからニュータイヤでスタートでき、パストールは14番グリッドだ。トラブルがまったくなかった1日ではない。プラクティスでニューバージョンのウイングに空力的な分離が見られたため、2台ともスタンダードなリアウイングに戻さなければならなかった。それがトップスピードに響いた。そのうえ、パストールのKERS(運動エネルギー回生システム)が動かず、いくつかグリッドを失ったはずだ。弁解ではなく、これらの問題が解消されれば、楽観的な見通しを持てる。現在の目標は2台でポイントを獲得することだ」
土曜フリー走行:13番手
予選:12番手
【フォース・インディア】
エイドリアン・スーティル
「大きなトラブルもなく、比較的順調なセッションだった。タイヤをうまく使えたし、トラフィックの問題もなかったから、素晴らしいチームの努力のおかげだ。でも、今年のレースでは予選が今までほど重要じゃないというのを見てきた。レースでいいクルマを用意することの方が大事なんだ。明日のセットアップについては満足しているし、前回のレースよりもクルマの感触はいい。タイヤに関しては、昨日はハードが良かったけど、ソフトも気温が上がるといいみたいだから、レースでどう展開するか見ものだね」
土曜フリー走行:16番手
予選:13番手
ポール・ディ・レスタ
「今日もチームの素晴らしいパフォーマンスが見られたと思う。だいたい予想通りの位置だよ。Q1は問題なく、Q2は1回しかアタックしなかった。レース戦略にはそれがベストだと考え、タイヤを温存することにしたんだ。レースセットアップには満足だし、明日にクルマを合わせたために、少し犠牲にしてしまった部分もあると思う。うまくいけば明日は前の人たちと戦って、いくつかポイントを取れるようなポジションにつけるんじゃないかな」
ロバート・ファーンリー(チームディレクター)
「全体としてまずまずの1日だった。12番手、13番手ならば、良いレースをしてポイントを狙える位置だ。バリチェロの前に出られなかったことは残念だが、今日はウィリアムズの方が少しだけ速かったということだ。レースについては中国で見られたように、多くの順位変動が期待できるだろう。タイヤがどの程度持つか興味深く、特にターン8の要求にどこまで応えられるか見てみたい。いいオーバーテイクのチャンスもいくつかあり、エキサイティングなレースになるだろう」
【ザウバー】
小林可夢偉
土曜フリー走行:18番手
予選:ノータイム
「別のセットアップを確認したかったので、Q1が始まってすぐにコースに出ました。でも、バックストレートの中程でエンジンが突然止まってしまったんです。燃料システムの問題でした。ガレージに戻そうとしたけれど、ピットレーン入り口に辿り着く前に止まりました。どちらにしろ、燃料システムの変更には長い時間が必要なので、たとえガレージに戻れたとしても僕のセッションは終わっていたでしょう。運が悪かったと受け入れなければならないし、明日はいいレースがしたいです。オーバーテイクは大好きだけど、ポイントまでには大変な数のマシンがいますね」
セルジオ・ペレス
土曜フリー走行:11番手
予選:15番手
「今日の予選リザルトにはもちろんがっかりだ。Q1で硬い方のコンパウンドを履いたときのラップタイムはOKだったけど、Q2のソフト側での走行は良くなかった。僕らは金曜日のフリー走行が終わった後、いくつかの変更をしたんだ。天候が変化していたから、セットアップはとても難しかった。変更のうちの一部は正しい方向に向かっていたけど、いくつかはそうではなかったよ。でも、僕のマシンは予選で良かった。僕らにとっては楽なレースじゃないだろうけど、明日はポイントを獲得したいと思っている」
ペーター・ザウバー(チーム代表)
「燃料システムのトラブルによって可夢偉はQ1でタイムを出すことができなかった。彼にとってはそういうことだ。セルジオのリザルトは落胆するものだった。ハードコンパウンドを使用したときの、予選の最初のパートでの彼のコンペティティブなタイムからすれば、Q3に進出できると期待していた。しかしながら、いくつかの理由によって彼はソフトタイヤから最大限のものを引き出すことができなかったのだ。1秒速くなると計算していたが、結果的にそうはならなかった」
ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)
「午前には昨日からの作業を続け、セットアップをいくらか変更してメカニカルパーツにも取り組んでいる。セルジオはとても満足していた。マシンの跳ねについては、もう少し作業を続ける必要があった。朝の走行でセルジオはソフトタイヤを最大限に生かすことができなかった。可夢偉も特に満足しているようではなかった。彼にとって、マシンの一貫性がややトリッキーだったようだ。昨日ソフトタイヤでの走行機会を失っていたのがまったくもって助けにならなかった。予選に向けて可夢偉のセットは昨晩の状態に変更している。マシンをチェックするために彼を早めに送り出したが、急に燃圧が落ちてしまった。ハイプレッシャー側の燃料トラブルのようで、以前見たことがないものであるため調査しなければならないだろう。可夢偉にとっては残念だった。このせいで彼は明日大いなる挑戦に直面することになるが、彼はファイターだし、新しいタイヤをたくさん持っているのだ。レースにはまだまだチャンスがある。セルジオがQ1で残したのはプライムタイヤでのタイムで、とてもコンペティティブだった。Q2では2セットのオプションタイヤを使ったものの、Q3に進めるだけの利を得ることができなかった。1秒を期待していたが、0.5秒速くなっただけだ。このことも理解する必要がある。全体として落胆の予選であり、ベストを尽くして前方に向かうべく懸命に作業しなければならない」
土曜フリー走行:10番手
予選:16番手
【トロ・ロッソ】
セバスチャン・ブエミ
「何で自分たちがこれだけ遅れているのか理解するのはちょっと難しい。今朝の路面は僕たちにとって速かったし、なぜ午後に朝と同じようなラップタイムを出せなかったのかよく分からない。もしかしたら気温が劇的に上昇したことでグリップを失ったのかも。だから今回の予選は全体的にがっかりだった。もっとうまくやれると思っていたし、上位グリッドも可能なんじゃないかと考えていたから。0.1秒の差が大きく響くんだ。明日どうなるか見てみよう。雨の可能性もあるみたいだし、そうなれば何が起きるか分からない」
土曜フリー走行:17番手
予選:17番手
ハイメ・アルグエルスアリ
「すべてのことを考えれば、そう悪くない予選結果だって言えるかもしれないね。少なくともレースに向けて新しいタイヤのセットは温存できたわけだし、その点はポジティブだ。もしかするとマシンバランスをもう少し改善できたかもしれない。気温と路面コンディションの変化によって今朝から午後にかけてかなり変わった。午前中にあまり走れなかったから楽ではなかったけれど、前向きにならなきゃね。明日いいレースができることを楽しみにしている。タイヤは十分にあるから何が起きるか見てみよう」
ジョルジオ・アスカネッリ(テクニカルディレクター)
「この結果に驚きはない。われわれがいるグループのチーム間の差は小さくなっている。しかしながら、今日はなぜ朝のタイムから改善できなかったのかまだ理解ができていない。ひとつの理由として気温が上昇したことでマシンバランスが変わってしまったということは言えるだろう。ここでのハイメ(アルグエルスアリ)はこれまで難しい時間を過ごしており、昨日から今日にかけて彼のマシンのセットアップを徹底的に変えなければならなかった。若干の改善はあったものの十分ではなく、スピンを喫したことで時間をロスしている。今朝、セバスチャン(ブエミ)の方はいいように思えていたのだが、すでにウィリアムズがいくらか進歩しているヒントはあった。ここには2、3の新パーツを持ち込んだものの、それでは足りない。Q2では自分たちの手の内をすべてさらしたくはなかったので、セブ(ブエミ)がパフォーマンスの改善を狙って2回目のアタックに臨んだ一方で、ハイメは明日のレースに向けてフレッシュタイヤを1セット温存することにした。さまざまなことがうまくいけば、ハイメが今回の決断をうまく生かせると思う」
土曜フリー走行:19番手
予選:18番手
【ロータス】
ヘイキ・コバライネン
「満足しているよ。Q2で戦うためにはもう少し改善する部分を見つけなきゃいけないけど、今日はいい戦略があったしタイヤの能力も最大限に発揮できた。僕自身のパフォーマンスもうれしく思っているよ。アタックラップではまったくミスがなかったから、ギャップを縮めることができていい気分だ。(次戦の)バルセロナに投入するアップグレードは今と比べるとかなりパフォーマンス改善につながってくれるだろうから、楽しみにしているんだ。今は努力を続け、明日は力強いパフォーマンスを刻みたいね」
土曜フリー走行:20番手
予選:19番手
ヤルノ・トゥルーリ
「今日の僕の走行にはかなり満足しているよ。残念ながらDRS(ドラッグ減少システム/可変リアウイング)の問題があったことで、このようなサーキットではかなりタイムを失ってしまう。それでも、僕たちは今日できる限りのことをしたと思うんだ。僕たちのレースペースをもってすれば前にいるマシンと争うチャンスが間違いなくあるから、DRSの問題を解決して中国GPと同じような結果を得たい」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「予選には満足することができると思うし、両ドライバーはマシンから能力を最大限に引き出したと思う。残念ながらヤルノのマシンにDRSトラブルがあることを知りながら予選に挑むことを余儀なくされ、ここイスタンブールのコースではかなりのタイムロスにつながったことでこの最終順位となってしまった。とはいえ、われわれは前にいるマシンと比べるとレースではタイヤに優しいと理解しているから、日曜日は高い競争力を発揮できると思うし、前にいるマシン勢と争えるだろう」
土曜フリー走行:24番手
予選:23番手
【HRT】
ナレイン・カーティケヤン
「僕のチームメイトがかなりいいラップを刻んだ事を考えれば、もっとうまくやれたかもしれないね。1セット目のタイヤは良かったんだけど、2セット目からはあまりグリップが得られない感じがして、マシンはいろいろなところでスライドしてしまったんだ。なぜ失敗したのか、理由を探らないとね。僕がF1に復帰してから3回目のレース出走になるし、トルコは決して簡単なサーキットではない。バンプがたくさんあるし、すごくテクニカルなんだ。だから、マシンに長く乗ることでより快適さを感じられるようになる。マシンはすごく改善されているし、信頼性もいい。明日の目標もレースを完走することさ」
土曜フリー走行:23番手
予選:21番手
ビタントニオ・リウッツィ
「今週末はアップグレードが投入されるからモチベーションを高めて臨んでいるけど、将来に向けてさらにプッシュしているよ。僕たちはどのレースでもプッシュしているけど、ファクトリーでも常にプッシュしている。だから、こういった結果は仕事をするために重要だし、ギャップが縮まってきていることも認められるんだ。僕たちは目標であるヴァージン超えに近づいているけど、彼らもプッシュしているから簡単なことじゃない。それでも上位勢とのタイム差を縮めているというのは、僕たちにとっては重要なんだ」
「1セット目のタイヤを履いた序盤は少し苦しんだけど、2セット目はすごくいいパフォーマンスでマシンの挙動は最高だった。午前中にはいくらか問題を抱え、予選に向けて適切なバランスを得られないんじゃないかって少し心配したんだ。でも、最終的にはすべてがうまくいった。21番手というポジションは明日のレースに向けて最高だし、2台のヴァージンの前でゴールするのが目標だ。この流れを維持するのが重要だね」
コリン・コレス(チーム代表)
「今日の予選は悪くなく、昨日予想したように前進することができた。ヴァージンの1台を上回ることができ、もう1台にもかなり接近できている。トニオ(リウッツィの愛称)が上回ることも可能だったろうが、主なライバルだけでなくトップとのタイムを縮めることができて大変うれしい。Q1トップタイムから3.6秒差というのは、かなりポジティブなことだ。明日はライバルたちと争っていい位置でフィニッシュするという素晴らしいレースを期待する」
土曜フリー走行:21番手
予選:21番手(ダンブロジオのペナルティにより22番手から昇格)
【ヴァージン】
ティモ・グロック
「もちろん僕たちにとって完ぺきな予選じゃなかった。ターン12からターン14までエンジンが少しおかしくて苦労したけど、明日には対応できると思う。他の部分は問題なかった。理由はいろいろだけど、今日はジェローム(ダンブロジオ)と同じようにマシンの力を引き出すことができなかったから、データを分析してみないと。もしかしたら土曜フリー走行と予選の間に何か間違ったことをやってしまったのかもしれないから、それを確認してみる。でも、そんなにたくさん変えたわけじゃないから、今は何とも言えない。いろいろと良くなるように明日に集中して、ダブル完走を目指したい」
土曜フリー走行:22番手
予選:24番手(20番手タイムもペナルティにより降格)
ジェローム・ダンブロジオ
「パフォーマンスについてはもう少しうまくやれることを願っていたけど、今日も自分にとっていい1日だったと思う。でも、これが新パッケージを投入した僕たちの今のポジション。これからもしっかり集中してプッシュしながら改善を続け、コース上でそれを微調整しないといけない。上海と同じレベルをキープできているから自分のパフォーマンスには満足している。たくさんのことを学び、その学習が反映できていることを示せているはず。だけど自分にとっては長い道のりだし、まだうまくいったりいかなかったりするから理解する必要がある。これからも一生懸命プッシュして冷静さを保っていきたい」
ジョン・ブース(チーム代表)
「ジェロームは今回も素早い成長ぶりを発揮して2度の予選ラップをきっちりと走ってくれた。最初の走行では2周目に、2回目も同様に2周目でタイムを見いだしている。全体としてはミスのない"A評価"のパフォーマンスだ。しかしながら、昨日のセッションでイエローフラッグ違反があったため、彼が最後尾からスタートしなければならないことにはガッカリしている。これについてはチームが何かしらの責任を取らねばなるまい。明日はポジションを立て直すため、彼が本当の意味で"レーサーのレース"に直面するとはいえ、これまでに見てきた内容に基づくと、彼に注目すればおもしろいものが見られるはずだ。また、ティモのマシンは新しいアップグレードのエキゾーストとフロアのエレメントを搭載していたが、徹夜でそれらを取り外し、大幅な変更を施している。アップグレードしたマシンはリアのダウンフォースレベルが改善していることを示す明白な兆候があったものの、昨日は数々の初期トラブルに見舞われ、とりわけ熱管理に問題があったので、予選とレースでそれを使い続けることが選択肢でないのは明らかだった。残念ながら、実装前に開発パーツをテストできないため当然の結果と言える。加えて、旧型車と新しいアップグレード車ではバランスの取り方に大きな差があったこともはっきりしている。したがって、予選でティモが若干苦戦していた原因はこれで説明がつくと思う。予選を前に、マシンのバランスを固めるFP3(土曜フリー走行)は常にタフなセッションとなる。ティモのマシンはジェロームよりもタイヤに対してわずかに厳しいので、2回目のアタックラップは最大のポテンシャルがあったように思えたが改善をもたらさなかった。彼は明日も厳しいレースになるだろうが、レースでは強さを発揮してきたので、より優れたレースペースを生かし、状況を自分たちのアドバンテージに変えた前回のレース終盤に見せたような走りを期待している」
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