ESPN F1トピックス より・・・
ベッテルは午前セッションのクラッシュにより午後からの走行はキャンセルしていましたが、予想通りの速さを見せ付けていたマクラーレン、そして中国GPからの流れを上手くスープ・アップしているメルセデスGPが目立っています。
フェラーリは・・・次戦スペインまで調整が必要かなと、昨晩のFP2(フリー走行2)生中継を観ていて思いました。
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6日(金)に行われたトルコGP初日は、午前がウエットコンディションとなった。今シーズンのグランプリでウエットトラック宣言が出されたのは初めてのこととなり、ピレリ製のウエットタイヤやインターミディエイトタイヤを履いたマシンがイスタンブールパークを走行。しかし、週末の流れを考えてタイヤを温存するためにあまり走行しないチームもあった。
この日注目を集めたのはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のクラッシュだろう。ターン8の出口でアウト側の縁石に乗ってしまい、完全にコントロールを失ってウオールに激しくヒットしてしまった。マシンの修復のためにドライとなった午後のセッションにも参加できなかったが、本人はあまり気にしていない様子。予選で4戦連続のポールポジションを獲得することができるのか、注目だ。
初日の作業を終えたドライバーとチーム関係者のコメントは以下のとおり。
【レッドブル】
マーク・ウェバー
フリー走行1回目:11番手
フリー走行2回目:5番手
「今日はたくさんのことを学習できた。新しいレギュレーション下では、このサーキットはかなり挑戦的なんだ。午前は天候悪化もあって、トリッキーだったよ。午後にはたくさんの予定していた作業を行わなきゃいけなかったけど、スムーズに進んだね。セバスチャンは午前に問題を抱えてしまったけど、こういったことは僕らには起こり得ることだ。簡単にセッションを失ってしまうってことが証明されたよ。チームとして、午後に収集したデータを共有することになる。KERS(運動エネルギー回生システム)は午後にかなりうまく機能したんだ。使用するたびに経験を増すことができるから、ここまでのところはいい感じさ」
フリー走行1回目:17番手
フリー走行2回目:ノータイム
セバスチャン・ベッテル
「午前のセッションでは、ウオールにマシンがぶつかるのを止めるために僕にできることはほとんどなかったよ。でも、最も重要なのは僕が元気だってことだ。残念ながらダメージが大きかったことでマシンを午後のセッションに間に合わせることはできなかったから、みんなに謝りたい。これによって事態は少し難しくなったけど、これが問題になるとは思わないよ。何年も走っていて知っているサーキットだし、結果的に失ったのは午後のセッションだけだからね。今も自信を持っているし、かなり接近している感じだ。今日はタイムを見ることができたけど、これはいつもとはいくらか違っていたね」
フリー走行1回目:ノータイム
フリー走行2回目:3番手
【マクラーレン】
ルイス・ハミルトン
「午前のセッションではタイヤを温存したんだ。午前は走行が限られたものの、午後のセッションでは走行プランの大半を完了することができたから、すごく満足している。最初はセットアップに少し苦労し、これについては今晩確認しなきゃいけないけど、ロングランのペースにはすごく満足しているんだ。これまでにフリー走行で行ったロングランの中で、最高の出来の一つだったかもしれない。全体的にマシンはいい基盤を得ることができた。今週末に最も重要なことは、安定感を維持することさ。表彰台に上ることが僕の目標だけど、勝てればもっといいよね!」
フリー走行1回目:23番手
フリー走行2回目:1番手
ジェンソン・バトン
「今日の流れにはかなり満足している。マシンは本当によく機能してくれたんだ。いつだって改善はしたいものだけど、いい成果を残すことができたし有益なデータも収集できた。ターン12への進入でバンプをうまく乗り越えるのは難しかったけど、セッションを通じて改善できた。ターン12は本当にバンピーなんだ。まるでモトクロスのジャンプ台を作ったみたいだよ!」
「ターン8も極めてタフだったね。バランスによっては、フロントとリアタイヤにダメージを負わせてしまうんだ。バランスを適切にすることが大事で、今日の僕らはこの作業に集中した。今週末はまだマシンに望むものをすべて搭載できていないから残念だけど、いくらか有益なアップグレードを手にしている。だから、前に進み続けられればうれしいね」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「午前中は珍しく激しい雨が降ったことで、われわれはセッションの大半を待機することによってピレリから供給を受けているウエットおよびインターミディエイトタイヤを温存した。今週末は気温が低く予想できない天気予報になっており、ウエットコンディションのコースを学習することについては、土曜日と日曜日に向けてタイヤのラバーを温存するほうが適切だと感じたのだ」
「幸運にも、午後のセッションはわれわれが予想していた以上に乾いたものとなり、今日の走行プログラムの大半をこなすことができた。両ドライバーのロングランペースは、かなり期待できるものだ。ターン12のバンプではマシンが不安定と言ってはいるが、ルイスとジェンソンはマシンバランスに満足している。午後のタイムから何かを読み取るにはまだ早いが、セットアップの基礎をうまく見つけられたと感じているし、これから週末に向けて築き上げることができるだろう」
フリー走行1回目:1番手
フリー走行2回目:11番手
【フェラーリ】
フェルナンド・アロンソ
「今日の2つのセッションは、天候変化によって全く異なったものになったよ。明日も雨が降る可能性があるようだから、ウエット状態で走行できたのは有益だった。さまざまな新しい解決策を試し、得られたデータをこれから注意深く検討してどれが機能してどれがダメだったかを評価するところさ。ハイドロリックのトラブルに見舞われたことでフリー走行2回目の序盤はピットでの待機を余儀なくされたよ。これによって、タイヤ特性を理解することが難しくなってしまったね。それにスピンも喫してしまったけど、あれは可変リアウイングの使い方が楽観的過ぎたせいなんだ。このサーキットはタイヤへの負荷が大きいから、レースでどうなるか興味深い。僕らは成果を残せていると思うけど、僕らより速いチームは多いからね。僕らはトライしてベストを尽くさなきゃいけないし、最高のパッケージと新しい開発を投入しないと。それらが投入される前に、マシンのポテンシャルをすべて発揮できるようにしなきゃね」
フリー走行1回目:7番手
フリー走行2回目:6番手
フェリペ・マッサ
「僕から言わせてもらうと、僕らはパフォーマンスの面で前進したようだ。でも、ベストの位置に十分近づけたわけじゃない。たった2回のフリー走行を終えただけで、どのぐらいの成果を残せたかと言うのはいつだって難しいことさ。よりハッキリした図を見るには、予選を待たないといけないだろう。僕らは追いつくために一生懸命だし、正しい道筋を描いていると思う。だけど、ライバルだって立ち尽くしているわけじゃないんだ。例えば、メルセデスGPは今週末に大きく前進しているようだしね。ウエットレースのほうがいいかって? 雨のほうがより多くの可能性が生まれるだろうけど、ドライでも悪くないだろうし、天候は改善していく様相だね。かなり厳しいサーキットだけど、コーナーはすごく多くの種類があるから、ここでのドライビングは本当に好きなんだ」
パット・フライ(アシスタントテクニカルディレクター)
「金曜フリー走行を終えた段階では、真の序列を口にするのはいつだって難しいものだ。さらに、今回はウエットコンディションもあったわけだから、なおさらそうだろう。少なくとも、午前には2種類のウエットタイヤのバランスとハンドリングについて初めて印象を得ることができた。とはいえ、残りの週末の天気予報が不確定なために、数セットのウエットタイヤを可能な限り残しておきたいので多くを周回したわけではない。午後には主に新しい空力パーツの評価作業を行い、いつもどおり2種類のドライタイヤを試した。残念ながらフェルナンドにハイドロリックトラブルが発生したことで30分ほどを無駄にしてしまったため、彼はソフトタイヤを最大限に用いることができていない。フェリペは予定通りにプログラムを消化することができた。リアウイングのような新パーツについては、すぐにいい結果が出ている。フロアやフロントウイングはもう少し注意深く評価する必要がありそうだ」
フリー走行1回目:3番手
フリー走行2回目:4番手
【メルセデスGP】
ミハエル・シューマッハ
「とてもポジティブな金曜日だったし、ウエットとドライの両方のタイヤを試せたことは特に良かったと思う。ウエットではあまり走ったことがなかったから、ようやく使えるチャンスに巡り会えてうれしい。でも(2回の)セッション中にターン11で3回もスピンしてしまったから波乱の1日でもあった。全体的には中国からパフォーマンスを改善できていることが確認できたから残りの週末が楽しみだ。セットアップに関してはまだいくつか疑問が残っているけど、明日には解決できると確信している」
フリー走行1回目:2番手
フリー走行2回目:2番手
ニコ・ロズベルグ
「かなりいいスタートだったと思う。明日のことは楽観しているよ。午後は生産的だったし、マシンでいろんなことを試した。ロングラン中のタイヤにさほど問題はなく、予想よりグリップレベルが高くて本当にビックリ。今朝のウエットタイヤもグリップがかなりあった。今日の作業には満足しているし、明日も日曜日もおもしろい時間を過ごせると期待している」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「まずまずいい1日だった。多くの作業に取り組めたことは素晴らしい。今朝はウエットコンディションでマシンの状態を確認できたのでいい機会になった。マイケル(シューマッハ)がウエットで本格的に走ったのは今回が初めてだったが、今週末はまだ天気が変わりそうなので有益だったと思う。午後は素晴らしいドライセッションで、燃料が軽い状態と重い状態でいろいろな作業を完了できた。マシンバランスはまだ固まっておらず、やらねばならない作業も多くあるが、チームもドライバーも今日は本当によくやってくれた」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)
「ウエットだった今朝のセッションはニコ(ロズベルグ)とマイケルが32周を走り、ウエットタイヤでのラップタイムはかなり良いように思う。ドライコンディションだった午後は50周を走り込み、予定していたプログラムに励んだ。今日の両セッションのポジションからあまり多くを読み取るつもりはない。明日取り組まなければならない多くの作業がある」
フリー走行1回目:4番手
フリー走行2回目:13番手
【ルノー】
ニック・ハイドフェルド
「エクストリームウエットタイヤを使ってウエットコンディションの経験を得ることができたのはよかったよ。これまで、しっかりとテストしたことはなかったからね。かなりうまくテストできたって言うべきだろう。過去にテストしたことがないからどのぐらい耐久性があるかわからなかったし、土曜日と日曜日の天候もわからないからタイヤを壊したくなかったんだ。残念ながら、インターミディエイトタイヤを使うことはできなかった。その後、フリー走行2回目は完全なドライコンディションになり、僕たちのプログラムに完全に集中できたよ。終盤にかけて燃料搭載量を多くし、ロングランを実施したんだ」
フリー走行1回目:5番手
フリー走行2回目:7番手
ヴィタリー・ペトロフ
「今日は天候が少し難しかったね。インターミディエイトタイヤを使えなかったのは残念だ。タイヤを温存したかったから、10周しか走行しなかったんだよ。フリー走行2回目はドライタイヤになるって分かっていたけどね。今日の作業には満足すべきだろう。予想していたように速いラップタイムを刻めたけど、マシンからはまだ引き出せるよ。フリー走行2回目のパフォーマンスを判断すると、週末を進める前に励まされるような兆候があると思っている」
フリー走行1回目:14番手
フリー走行2回目:16番手
【ウィリアムズ】
ルーベンス・バリチェロ
「新パッケージは有望だと思うけれど、KERSのウオーターシステムに問題があって作業が短縮されてしまった。残念だったけど新しいフロントウイングやリアウイング、その他のパーツはすべてきちんと機能しているし、競争力もあったと思うから楽観している。一番の目標は今週末をトップ10でスタートすること。間違いなく現実的だと思っている」
フリー走行1回目:12番手
フリー走行2回目:15番手
パストール・マルドナド
「不運な1日だった。今朝はウエットだったからあんまり走らないことに決めたんだ。FP1(フリー走行1回目)の終わりにクラッシュしちゃって、午後はチームがマシンのリアエンドを修正していたから少し時間をロスした。コースに出て、速さはあったけどロングランでミスしてしまい、ターン8の出口でコントロールを失ってバリアにぶつかってしまったからフロントウイングにダメージを負った。でも、このサーキットは知っているし、マシンは改良されているから明日はうまくいくはず!」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「今朝はウエットだったので新しい空力コンポーネントの評価は2回目のフリー走行まで始めないことにした。(後半の)セッションでルーベンス(バリチェロ)のマシンに新しいリアウイングを載せたが、しっかり機能していたのでうれしく思う。トップスピードはまずまず良くなっているし、空力に問題がある様子はない。明日には2つ目の(新)リアウイングをパストール(マルドナド)のマシンに載せることになっている。加えて、1台はリアのブレーキダクトも新しくなっており、2台ともフロントウイングは新しいものだ。新パーツの全データはきちんと確認したし、ドライバーからのフィードバックはポジティブだった。今週末は全力で戦う。また、ルーベンスとはさまざまなメカニカルセットアップを精査している。残念ながら、ルーベンスがソフトタイヤで走る前にKERSのウオーターシステムが故障したため、安全性の問題からマシンを調査しなければならずストップせざるを得なかった。現在、トラブルを調査している。2回目のセッション序盤に電圧が故障したのでパストールのマシンにはKERSを載せていない。パーツの数が限られているため、午後のセッションで新しいフロントウイングにダメージを負ったパストールは明日、旧型のフロントウイングを使うしかない」
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:10番手
【フォース・インディア】
エイドリアン・スーティル
「今日の午後は新しいウイングを試したけど、これからデータを見て本当のところを理解しないといけない。今はまだあまり言えることはない。ハードとソフトの両タイヤを試し、どちらもロングランをしたから、準備はできた気がする。今日はハードタイヤが一番良かったし一貫していたと思うけど、コースが進化すればそれは容易に変わる。クルマの全体的バランスについて、明日は最終セクターの改善に努め、アンダーステアを減らしたい。でも、高速コーナーでのマシンバランスはすごく良かったよ」
フリー走行1回目:13番手
フリー走行2回目:8番手
ポール・ディ・レスタ
「ウエットセッションだった午前中は新しいフロントウイングについて学ぶのが難しかったけど、僕にとってはコースとウエットウエザータイヤの感覚をつかむことが大事だったんだ。午後はハードとソフトタイヤを理解するのが最優先だった。ハードで2ラン、ソフトで2ランしてたくさんデータを集めたから、夜はこれを分析して明日のアプローチを計画する。全体としていいスタートができたと思うし、クルマは素直な反応をみせている。改善の余地は常にあるものだけど、僕は今日の1日に満足しているよ」
フリー走行1回目:10番手
フリー走行2回目:出走せず
ニコ・ヒュルケンベルグ
「午前中はすごいウエットで、レースの週末でピレリのウエットを使うのはみんなほとんど初めてだった。僕はセッションを通して同じセットのウエットウエザータイヤを使い、多くのことを学んだよ。セッション終盤にますます雨が激しくなり、コース上の水も増えた。するとアクアプレーニングが起きるんだ。残りの週末がウエットになった場合のセットアップは最低限できたけどね」
ドミニク・ハーロウ(サーキットエンジニアリングディレクター)
「3人のドライバーがそれぞれプログラムに貢献してくれて、チームにとってなかなか良い金曜日だった。1回目のフリー走行は雨のためサーキットが非常にトリッキーだった。ほとんどのパートはコンディションが一貫していたが、時折ターン2と11に水がたまってしまう――赤旗の後はそういう状態だった。こうした天候でピレリタイヤを使うのは新しい経験に近かったが、エキストリームウエットだけを使い、バランスを探した」
「午後はドライになり、エイドリアンは午前中のテストには参加していないものの、空力テストプログラムをこなさねばならなかった。彼はとてもよくやってくれた。ここからはデータに注目して今日の成果を理解する。ポールは午前中に新しいフロントウイングを試した後、午後はタイヤ評価が中心だった。ニコは今日も堅実なベースラインを示してくれて、ウエットでの初期セットアップ評価をしてくれた」
フリー走行1回目:6番手
フリー走行2回目:18番手
【ザウバー】
小林可夢偉
「午前中にはメカニカルパーツのテストをいくらか行ったのですが、天候が悪かったのは不運でした。ウエット状態でテストするというのは、判断が本当に難しいんです。それでも、セッションを通じてウエットタイヤを使うというのはいい経験になりました。ピレリはいい仕事をしてくれたと思います。デグラデーションの問題はありませんでしたし、タイヤはレースでもよさそうです。フリー走行2回目では普通のプログラムを行いましたが、ハイドロリックトラブルが発生してしまったので解決を迫られました。マシンがこのサーキットでどのぐらい優れているのか判断するのはまだ難しいので、今晩はデータを検証する必要がありますね」
フリー走行1回目:22番手
フリー走行2回目:9番手
セルジオ・ペレス
「僕は予定されていたプログラムを完了することができたよ。午前には空力テストを行うために、しっかりとしたラップタイムを刻まなかった。2回目のセッションでは、明日に向けてかなりポジティブな状態になったよ。今晩に適切な最終判断を下す必要があるし、予選でもいいって信じているんだ。毎周、ターン8を通過するのがすごく楽しいよ。僕にとってはF1で走るのは初めてのことだから、センセーショナルなんだ」
ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)
「今日はシーズン初のウエットセッションになり、FP1(フリー走行1回目)ではウエットタイヤを使用した。セルジオは空力テストアイテムを搭載していたが、これは次戦に投入する予定のものだ。可夢偉はメカニカルパーツのいくつかを試した。午前の難しいコンディションから言えることは、メカニカルの面ではいい状態にあるということと、これらのアップグレードを土曜日も使うつもりだということだ。午後にはドライコンディション下で通常の作業を行い、タイヤ比較やセットアップ作業を実施した。全体的には、セルジオにとってはトラブルのない1日となり、マシンにも満足できている。しかし低速走行時にマシンが跳ねてしまう問題があるため、対応しなければならない。可夢偉にとっては1回目の走行はいいものだったが、オプションタイヤを履いた周のアウトラップでハイドロリック漏れに見舞われてしまい、いいラップタイムを刻むチャンスを得られなかった。チームはいい仕事ぶりでマシンを迅速に修正し、ロングランに間に合わせている。今日得られたデータをすべて分析し、明日に向けてさらに成果を残せるか見てみるつもりだ」
フリー走行1回目:9番手
フリー走行2回目:12番手
【トロ・ロッソ】
セバスチャン・ブエミ
「午前中のセッションはうまくいき、エキストリームウエットで多くの周回をこなせた。でもコンディションが悪かったので、インターミディエイトは使わなかったんだ。少なくとも、エキストリームの挙動についていい読みができたから、日曜に雨が降ってもどうすべきか分かる。それ以外は全体として生産的な1日だったよ。いくつか違うセットアップ変更を試したけど、今日終えた作業には満足している。でももちろんまだ金曜日だ。注意深くデータを調べ、最初の3戦で見せたようないいパフォーマンスレベルを維持したい。僕が行ったタイヤ比較から、2種類のコンパウンドの違いはいつもより小さいみたいだ。でもまだ結論を出すには早すぎる」
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:14番手
ハイメ・アルグエルスアリ
「明日までにやるべき仕事がたくさんある。今日はクルマにいい感触が得られなかったんだ。残りの週末、もっといいセットアップを見つけるために集中しないといけないね。データを分析してどうすべきか考えるつもり。問題点はだいたい見当がついているし、エンジニアたちは対処の仕方を分かっているはずだ。今日はチームメイトと違うセットアップを使ったんだ。だから少なくとも参考データはたくさんあるということだね。タイヤ比較をした感じ、ハードタイヤが一貫して働くようになったから変更は良かったみたいだ。それにこれまでのレースほど、プライムとオプションの差が大きくなかった。2つのコンパウンドの間のバランスが改善したようにみえる」
フリー走行1回目:8番手
フリー走行2回目:出走せず
ダニエル・リチャード
「僕にとってイスタンブールのコースでの初めての走行だった。順調にセッションを終えて、どうしてドライバーたちがみんなこのコースに夢中になるのかよく分かったよ。多くの起伏やさまざまなタイプのコーナーがある。コンディションは理想的じゃなかったけど、楽しかった。ウエットで走れたことは意味がある。バルセロナの冬のテストで数ラップしか経験したことがなく、今回でまだ2度目だからね。ウエットでも自信を持って安心して走れた。僕はエキストリームウエットだけを使ったんだ。インターミディエイトも考えたんだけど、コース上の水が多すぎた。2度目のコースインの前にセットアップを変更し、路面の濡れ方はひどくなっていたのに、ラップタイムを改善することができた。この情報が午後に生きればいいな」
フリー走行1回目:出走せず
フリー走行2回目:19番手
【ロータス】
ヘイキ・コバライネン
「僕にとってはまずまずのセッションだった。DRSに問題が発生してだいぶ時間を取られてしまったけど、バランスはかなりいいと思うしセットアップ作業はうまくやれていると思うから明日も問題ないと思っている」
フリー走行1回目:15番手
フリー走行2回目:17番手
ヤルノ・トゥルーリ
「今日は全体的に満足している。ポジティブでトラブルフリーの1日。明日とレースに向けていろいろと選択肢を試せた。パワステを調整したから、僕にとってはコックピットでいろんなことが改善されているのは間違いない。でも、まだこんなもんじゃないはず。いい形で明日に挑めると思う」
フリー走行1回目:21番手
フリー走行2回目:出走せず
カルン・チャンドック
「雨だったから午前の走行プランが限られてしまったけど、それでもコースに戻れたことはよかった。プッシュするチャンスはなかったけれど、チームと一緒に働くことを楽しんでいるし、チームの皆と一緒に時間を過ごすことでこのチームがどこまで行けるのかをもっと理解できる。ガレージ全体にものすごい気迫が感じられるんだ。それにファクトリーに戻ってもね。中団グループ入りを目指してコンスタントに進歩を遂げているから、働くには最高の場所だ」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「とてもいい1日だった。レースが雨になった場合に備えてタイヤを温存しておきたかったのでウエットコンディションだった午前中は走行が制限されてしまった。残念ながら、カルン(チャンドック)とヤルノ(トゥルーリ)はあまり多く走れなかったが、午後は大きなトラブルなく、すべてのプログラムを完了できている。われわれが披露したパフォーマンスレベルを考えるに、とても良い週末が過ごせそうだ」
フリー走行1回目:20番手
フリー走行2回目:22番手
【HRT】
ナレイン・カーティケヤン
「今日はアップデートを試した。最初のセッションはウエットだったからあまり多くのことは評価できなかったけど、2回目のセッションが終わってアップデートがポジティブな改善だってはっきりした。チームは正しい方向に進んでいる。今日はマシンのメカニカルバランスの作業に取り組み、この後、改善できるかどうかを見るためにデータをチェックしないといけない。個人的にはこのサーキットでもっと走り込む必要があると思う。前回自分が走ったのは2005年で、その時はメカニカルトラブルが多発して最悪だったからね。少しずつ良くなっている。オプションタイヤであまり良いラップが走れなかったのは残念だったけど、プライムは問題なかった。レースではオプションが速いだろうと思う」
フリー走行1回目:16番手
フリー走行2回目:23番手
ビタントニオ・リウッツィ
「今日は大事なテスト日だった。今朝はウエットコンディションでこのスペックのマシンにピレリタイヤを履いてテストする初めての機会だったけど良かったと思う。良いデータを得られたし、何周かうまく走ることもできた。午後はかなり周回を重ねられたし、新しいアップデートについていくつか理解しないといけないことがあったから、マシンのバランスを再調整してセットアップ作業に取り組んだ。最後はオプションタイヤを履いたけど、トラフィックがひどくてイエローフラッグもあったからあまりたくさんのことはできなかった。でも全体的には明日の作業に向けて良いデータを得られたと思う」
コリン・コレス(チーム代表)
「今日は前進を遂げられたと確信している。トニオ(リウッツィ)がソフトタイヤでラップをきちんとまとめられなかったのは残念だが、プライムタイヤではいい仕事をしてくれた。明日はもっと良くなるだろうし、先に述べたように、われわれはさらなる前進を遂げている」
フリー走行1回目:18番手
フリー走行2回目:21番手
【ヴァージン】
ティモ・グロック
「天候が週末のスタートを難しくした。午前中はあちこちに水がたまっていて、誰にとってもトリッキーな状況だった。2回目のセッションはもう少し新パッケージの評価を進めるチャンスがあった。本当はそれが今日の優先事項だったんだ。たくさん仕事が必要なのは分かっていたからね。いくつか対処しなければならない問題があり、それは特にエキゾーストに関したものだった。いったんそれを解消すれば、もっと良くなる。今は集めたデータをよく見て新パッケージについて学ぶことが必要だ。できてすぐに何かを機能させるのは、思った通り、簡単なことじゃない」
フリー走行1回目:19番手
フリー走行2回目:20番手
ジェローム・ダンブロジオ
「今日はいい1日だった。午前中のセッションは雨に邪魔されてしまい、週末のプログラムにとっては余計だったけど、初めてウエットでマシンをドライブしたんだからいい面もあった。ああいうコンディションでの感触をつかめたのは僕にとって素晴らしかったよ。午後はかなり順調だった。パワーステアリングにちょっとした問題があって少しタイムを失ったから、やりたかったことをすべてはこなせなかったけど、最終的にクルマはいい状態になったと思うし、明日を楽しみにしている」
ジョン・ブース(チーム代表)
「ジェロームのマシンに取り付けたアップグレードパッケージの一部は今日良いパフォーマンスを発揮していた。その点での進歩には満足している。フルパッケージを搭載したティモのマシンについては、もともと"要求度"が高かった。なにしろ、新しいブロウン・エキゾースト・システムを採用した複雑なリアだからね。このような新しく複雑なパッケージを、テストで最適化せず、すぐにレースウイークに投入するというのは常に難しいものだ。予想通りいくつか戦わねばならない問題があった。特にエキゾーストの熱管理が重要だ。ジェロームの方は良いスタートを切ったが、ティモの使っているより広いパッケージの完全なパフォーマンスを理解するのはまだこれからだ。多くの仕事と調べるべきデータがあり、そこからもっとパッケージの力を引き出したい」
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