今季【F-1】で既に”開幕2連勝”を成し遂げているRedBullRacing Team
素晴らしくまとまったボディーワークや、S.ベッテルのチャンピオンとしての貫禄の走りでここまできている訳ですが・・・それでも悩みがあるっていうのが・・・速さに貪欲といいますか、チャレンジする気持ちが一向に衰えておらず、成績に胡坐をかいていないところかと感じました。
やはり今季も確実にRedBull中心に戦いが繰り広げられそうです。
ESPN F1トピックス より
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レッドブルのエイドリアン・ニューイはライバルに肩を並べられるようKERSの信頼性を改善しようとするも、習得するのが難しい状況に直面していると認めた。
開幕戦オーストラリアGPでは2台ともKERSを使わず、舞台をマレーシアに移してなおセバスチャン・ベッテル車はレース中に断続的なトラブルが発生、マーク・ウェバー車に限ってはレース前に完全に故障している。ただ、マレーシアGPのレース29周目にKERSを使わなくなった瞬間、ベッテルのペースが上がったことは奇妙と言える。とはいえ、その時ベッテルが新しいソフトタイヤを履いていたことが関連している可能性もあり、レース後の記者会見でベッテルはKERSが起動しているときの方が間違いなくマシンは速いと主張した。
「途中、第3スティントだったと思うから僕にとってはオプションタイヤを履いた最後のスティントで、ルイス(ハミルトン/マクラーレン)より1秒速いタイムで周回していた。2、3周かな、たぶん。その時、僕はKERSを使っていなかったはずだし、きっとあの時のタイムのことを言っているんでしょ? でも、もちろん、KERSが使えないのは都合が悪い。だけど、レースでは何が起きるか分からないからね。何だったのか今はまだよく分からないけど、(レースの)大半で使えていたし、ペースがどうってことは特にないと思うけど・・・使わなくなったら速くなった、とか、そういうのとは関係ないと思う」
チーフデザイナーを務めるニューイは『BBC』に対してKERS関連ではライバルチームに後れを取っていると明かした。
「われわれにとってはまだ習得が難しい。うちは自動車メーカーのチームではないし、もしかするとそのことが少し損害になっているのかもしれない。メーカー系の数チームが持っているようなリソースも経験もわれわれはほとんどないのだ」
ニューイによると、レッドブルはルノーとのエンジン供給契約の一環としてマニエッティ・マレリ社のシステムを提供されているが、RB7のボディワークに合わせてモディファイしているという。
「自分たちのパッケージに合うようルノーのKERSを独自バージョンにしたかった。われわれが抱えていた問題のうちいくつかはその選択で経験したもので、そのいくつかは基本的なシステムの結果によるものだ。習得しているところではあるものの、どのくらいの道のりがあるかは現時点で未知だ。それにあちこちに新たな問題が見つかっているので、ゆっくりとコンサバに取り組んでいく」
また、レース週末を複雑化させないためにもKERSを使わない方がいいかと問われたニューイは次のように答えている。
「確かに難しいものであるのは事実。プライベーターチームとして、若干難しさが増していると思うので、純粋な競争の観点で言うと、私たちはマシンに搭載しない方がましだろう。しかし、スポーツの利益に関する限りはまったく別の議論である」
さらに、KERSを搭載した方がマシンは速くなると述べたベッテルの意見に同意する一方で、ニューイはレースのスタートに大きなアドバンテージがあると話した。
「明らかにスタートダッシュできることはとても重要な基準だ。予選ラップや一発のアタックではおそらく0.3秒ほどの価値があるので本当に重要であり、さらにスタートラインから第1コーナーまでがかなり長い今回のようなレースでは不可欠なものだ」
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