ESPN F1レポートより・・・
2週間前のマシン不調が嘘のような、マーク・ウェバーのための初日となったようです。
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マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにて2011年FIA F1世界選手権第2戦マレーシアGPが幕を開け、8日(金)日本時間15時から金曜フリー走行2回目が実施された。
午前中に行われた最初のセッションではニック・ハイドフェルドとヴィタリー・ペトロフのルノー勢がトラブルに見舞われたほか、ヴァージンのジェローム・ダンブロジオもセッション終了間際に右フロントタイヤ周辺に問題を抱えてコースオフを喫するなどアクシデントが相次ぐ。ハイドフェルドによると、ルノーの2台が直面したトラブルの原因が同じかどうかは分からないとのこと。
一方、前戦の謎の不調から一転、1分37秒651のトップタイムを刻んだのはレッドブルのマーク・ウェバーだった。プログラムの内容は分からないが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは17番手に沈んだ。2番手にマクラーレンのルイス・ハミルトン、3番手にメルセデスGPのミハエル・シューマッハがつけている。
初日2回目のフリー走行が始まる頃には朝からサーキット上空を覆っていた雲のところどころに晴れ間が覗くようになり、気温は31度、路面温度が49度に上昇。ピットレーンがオープンになるとトロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリ、ザウバーのセルジオ・ペレスらが真っ先にコースへと向かい、そのままタイム計測を開始した。
序盤は1分40秒台に乗せたシューマッハから、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)と入れ替わった後、1回目のタイム計測にしてバリチェロに1.4秒もの差をつけて1分38秒台を刻んだハミルトンがトップに立つ。
セッションスタートから15分が経過したところで19名がタイムを残し、上位勢はハミルトン、シューマッハ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、バリチェロ、マッサ、アロンソが暫定6番手でチームメイトに続いている。
この時点でノータイムだったのは午前のセッションでトラブルに見舞われたルノーとヴァージンの4台に加えてメルセデスGPのニコ・ロズベルグ。ほどなくして始動したロズベルグは順調に周回を重ねてポジションを3番手に上げた。
いち早くソフト(オプション)タイヤに履き替えたのはウィリムズのパストール・マルドナド。ハミルトンのタイムをわずかに上回ってトップタイムを更新し、チームメイトのバリチェロも3番手に浮上している。
次第にオプションを選択するマシンが増え始め、シューマッハが1分37秒台目前のタイムをマークしてトップに躍り出た。しかし、直後にベッテルが1分37秒台を、さらにウェバーが1分36秒台をたたき出して一気にレッドブルの1-2態勢に。
90分のセッションが折り返し地点を迎えたところでウェバー、ベッテル、シューマッハ、アルグエルスアリ、マルドナドのトップ5を先頭に21名のタイムが並び、このセッションでは動きのなかったルノー陣営がペトロフをコースへと送り出す。
最速タイムの更新が続く中で、懸命に前とのギャップを縮めようと周回を重ねていたHRTのビタントニオ・リウッツィがマシントラブルによりストップした。このアクシデントで掲示されたイエローフラッグが解除されないうちに、今度は最終コーナーで飛び出したマルドナドがスピンを喫してウオールにヒット。
イエローフラッグが振られるコース上では、オプションに履き替えたバトンが好ペースを披露してウェバーにわずか0.005秒差の2番手につける。上位にウェバー、バトン、ベッテル、シューマッハ、マッサといったトップチームの面々が並んだ状態でセッションは残り30分を迎えた。
遅れて始動したハイドフェルドは6周をこなして8番手にポジションアップ。セッション終了時間が近づくにつれ、最後の調整作業へと向かうマシンでコース上は混み合ったものの、それぞれロングランの評価に取り組んでいるのか目立ったタイム更新はないままチェッカーフラッグが振られている。
1分36秒876の最速タイムを刻んだウェバーが両セッションを制して初日を締めくくった。2番手からはバトン、ハミルトン、ベッテル、シューマッハ、マッサ、ロズベルグ、ハイドフェルド、アロンソ、アルグエルスアリまでがトップ10。
ザウバーの小林可夢偉は14番手タイムを残した。午前にアクシデントに見舞われたダンブロジオは一度もコースに姿を見せることなくこのセッションを終えている。
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