負傷により今季の全てのレースでステアリングを握ることが出来なくなったロバート・クビサに代わり、Jerezテストに呼ばれたニック・ハイドフェルドが、Renaultチームにとってこのウインターテストで2回目のトップタイムを記録した3日目。
タイムそのものについては、以下の記事にも書かれている通り
かもしれませんが・・・それを言っちゃうとシューマッハの出したトップタイムも、そうだったかもしれませんしね
ココまで6日間のテスト内容を見ると・・・FERRARIの安定感が際立っています。
↓↓↓
12日(土)に行われたヘレステスト3日目は、初めてルノーR31のステアリングを握ったニック・ハイドフェルドがトップタイムをたたき出す印象的な展開になった。
ハイドフェルドはテスト2日目にミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が刻んだ今週のベストタイムに0.009秒迫る好タイムをマーク。ロバート・クビサのチームメイトとしてレースシート獲得争いに挑んでいるハイドフェルドにとっては、大きなアピールになったと言えるだろう。ハイドフェルドはテストに臨む前に、今回の参加で狙っているのは早いタイムを刻むことではないと主張していた。それでも午後のセッションでは速いラップタイムをマークし、自身の能力を証明するだけでなくルノーの競争力を示すことも成し遂げた。
ハイドフェルドはヘレステスト最終日となる13日(日)にはブルーノ・セナと交替すると考えられているが、第3回プレシーズンテストとなる来週のバルセロナテスト前にはレースドライバー選定が行われると推測されている。それでも、今回のトップタイムについては軟らかいコンパウンドと少ない燃料搭載量の影響もあると考えられている。
ハイドフェルドがタイムシートの最上段に躍り出たことで、スペイン出身のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がその位置から滑り落ちたことになった。それでも131周を走破したこともあり、アロンソの顔には笑みがあった。両者のタイム差はわずか0.132秒だったが、3番手につけたミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)までのギャップは0.5秒ほどある。とはいえ、シューマッハが2日連続でトップ3に食い込んだことは注目に値するだろう。
今週のテストから新車MP4-26を投入したマクラーレン・メルセデスはルイス・ハミルトンを起用したが、わずかにコースオフするシーンもあってこの日の最小周回となる36周でセッションを終えている。とはいえ、ハミルトンは4番手タイムを刻むことに成功しており、開幕戦までに用意された残り9日間の開発によるさらなるパフォーマンスアップは注目したい。
2010年ワールドチャンピオンにセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は上位に食い込めなかったが、チームはマシン開発を継続。6番手タイムを刻んだベッテルは98周を走破し、新車RB7が2011年の初っ端から先頭争いを率いることに好感触を抱いているようだ。
小林可夢偉(ザウバー)は5番手タイムを残したが、コース上で2回の停止があり赤旗の原因になったことが、チームの成果にいくらかの不可解な点を残している。同じく赤旗の原因になったのはポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)で、ブレーキトラブルによってターン9を突っ切ってグラベルトラップに飛び込んでしまった。それでも、ディ・レスタは無傷でコックピットを離れている。フォース・インディアの説明では、ブレーキの問題がこの日のマシンの成果に常に影響を与えていた模様で、タイム的には10番手でヘレステスト3日目を終えることとなった。
その後に赤旗中断が起きたのは、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)がコース上で停止した時だった。セッションがリスタートされたのは現地時間17時直前で、この日の走行時間が終了する手前。赤旗解除になったことで数台のマシンはコースに出たものの、1周走ってピットに戻っている。
【ヘレス - 2011/2/12】
1. ニック・ハイドフェルド - ルノーR31 - 1:20.361 - 86周
2. フェルナンド・アロンソ - フェラーリF150thイタリア - 1:20.493 - 131周
3. ミハエル・シューマッハ - メルセデスGP W02 - 1:21.054 - 114周
4. ルイス・ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4-26 - 1:21.099 - 36周
5. 小林可夢偉 - ザウバー・フェラーリC30 - 1:21.242 - 84周
6. セバスチャン・ベッテル - レッドブル・ルノーRB7 - 1:21.574 - 98周
7. セバスチャン・ブエミ - トロ・ロッソ・フェラーリSTR6 - 1:21.681 - 92周
8. ヘイキ・コバライネン - ロータス・ルノーT128 - 1:21.711 - 61周
9. ルーベンス・バリチェロ - ウィリアムズ・コスワースFW33 - 1:22.227 - 99周
10. ポール・ディ・レスタ - フォース・インディア・メルセデスVJM04 - 1:22.945 - 64周
11. ジェローム・ダンブロジオ - ヴァージン・コスワースMVR-02 - 1:25.471 - 72周
↑↑↑
関連記事 http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/story/40720.html
これ・・・非常に興味深いコメントが掲載されていまして、ロバート・クビサのチームメイトを狙うといった内容が含まれています。
となると、クビサがシーズン途中で復帰した際は・・・パートナーがペトロフからハイドフェルドに移行
まぁ、それまでの期間でハイドフェルドがポイントを確実に稼ぐとそうなりますわね
Jerezテスト最終日にはブルーノがステアリングを握る予定。
先ずはペトロフのタイムを越えることが出来るかどうかがポイントでしょう。