・・・というのが、Lotus Renault GPのエリック・ブーリエの考え のようです。
今季はPilerriタイヤ、可変リアウイングそして2年ぶりの復活のKERSが大きなレギュレーション上のデバイスとなります。
先報で『可変リアウイング』については全てのドライバーが初体験ですのでイコール・コンディション。
タイヤについても、独占供給体制になっての初Pirelliですから、コレも全ドライバーがゼロからの挑戦。
残るはKERS・・・今、候補に挙がっているドライバーで経験値を持っているのがハイドフェルドのみとなります。
そうです・・・BMW sauber F1時代にレースで経験しています。ここが一番の強みになるのではないかと推察します。
今回のJerezテストで、ペトロフのタイムを上回ること、その他有力コンストラクターのマシン(フェラーリ,レッドブル,マクラーレン,メルセデス)とのタイム差を小さく保つことが、ハイドフェルドの生き残りのボーダーラインになることでしょう。
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ロバート・クビサの代役として最も可能性が高いのはニック・ハイドフェルドであることをエリック・ブーリエが認めた。しかし、ペドロ・デ・ラ・ロサとビタントニオ・リウッツィもまだ完全には除外されていない。
今週末のヘレスでハイドフェルドはルノーR31をテストすることになっており、彼のパフォーマンス次第でブーリエは決断するという。
「今年の新車には新しいものがあまりにも多く、若いドライバーを使うリスクは冒せない」と彼は『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』に語った。「経験がきわめて重視されるため、候補者はそれほど多くない。彼(ハイドフェルド)は12日(土)と13日(日)に1日半マシンに乗る。彼こそがわれわれの探しているドライバーだと思えば、次のバルセロナ・テストにも参加してもらう。そうでなかった場合はまた別のドライバーを試さねばならない。最終期限はバルセロナだ。それまでに誰がレースでマシンを走らせるのか決めておく必要がある」
『Marca(マルカ)』に対してはこう語った。「交渉中なのはデ・ラ・ロサ、リウッツィとハイドフェルドだ」
また、ヘレスではブルーノ・セナもR31をドライブすることになっており、これは2011年のメインリザーブドライバーとしての彼の役割を強化するためだとブーリエは説明した。
「もしほかにも何か(レースドライバーたちに)起きた場合に備え、マシンに乗ったことのあるドライバーが欲しい」と彼は付け加えた。「ロマン・グロージャンは今アブダビでGP2アジアシリーズのレースに出ている。今回のこと(クビサのクラッシュ)がシーズン半ばに起きたのであれば、若手を起用する可能性もあっただろう。だがまだマシンをゼロから開発しなければならない段階で、そのためには経験者が必要だ」
右手の指を動かしたことが報告されているクビサだが、11日(金)には4時間の手術に臨む。彼はチームの計画やテストの最新ニュースについて知りたがっていたという。
「GP2とF1のことを尋ね、いつものようにジョークを言っていたよ」とブーリエ。「テストの結果を知りたいと言っていたので、ヘレスの全データを月曜に持っていく」
そしてルノー代表のブーリエは、今後もF1以外でのドライバーの活動について、ポリシーを変えるつもりはないと述べた。
「私たちは変わらない」と彼は言い切る。「ロバートはレーサー、私もレーサーだ。ラリーやカートを禁じられたら彼は幸せになれなかったはずだ。ドライバーというのはチームでの居心地がいいと感じられた時に最も実力を発揮する。これは絶対だよ。クラッシュが起きたあのコーナーまで、ロバートは充実していたはずさ」
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昨年終盤、ペドロ・デ・ラ・ロサに替わってsauber FERRARI C29をドライブしたハイドフェルド。その時点でも可夢偉選手と同タイムで走ることが出来た彼ですから、何かしらの結果を(タイムを)出してくれるのではないかと期待しています。