すでにもう終演から一週間が経とうとしているが、ふじのキッズシアター「モモと素敵な仲間たち」無事、終演した。
この劇を成立させることができたのが奇跡、夢、みたいな感覚。いまだにできたのかな?できたんだよなって。
6歳から88歳までの出演者約50人近くの、全てを受け入れ、全てを生かす、ありすの素晴らしい挑戦が実現した瞬間だった。本当に美しかった。
今年私は、いつも楽しく出演させてもらっている立ち位置プラス、演出助手という役割を頂いて、自分のことと、他人のことを把握する役割だった。
人と関わることが多くて、だからこそ大変なことはあったけど、キッズのみんなとすごく距離が近くなった気がして、嬉しくて楽しかった。でもそれと同時に他人と関わる、自分と向き合わざるえなくて、そんな自分はまだまだ力不足で苦しかった。
私が関わらせてもらった時間泥棒は10人集団の役で、それぞれのキャストが自分の夢に向かって活躍中の人ばかりで構成されていた。
みんな忙しくて、それはとてもすごいことで、
そんな活躍している人たちと同じ舞台に立てるのもすごくすごく嬉しくて、
でも稽古にキャストが揃わないのは大変で、、、
稽古に来れる人が本番でないのに、言わないのに、
動きやセリフを覚えて稽古を進めた。稽古、ゲネ、本番と、私の頭の中はトリプルキャスト状態。
結局、本番どのセリフを言えばいいの?って感覚に陥った。
いつでも気持ちよく稽古ができる環境を作らなきゃ!と心の中では思っているのに、最後の方頭がいっぱいで、少し冷たい態度をとってしまったり、なんでもわからないことあったら聞いてねって言っておいて、自分の演技に集中したくて、ごめん。後でいいかなとか、言っちゃったりして、
私には演出助手と演者の両立は無理だと思った。
自分がもっと計画的に動いていればきっと全部バランス良くできたのに。なんて思いながら、これで今後の課題がまた一つ増えたと思ったらまだまだ夢がある。
こんな未熟な私に素晴らしい、自分の力になる経験をさせてくれたありすに感謝が溢れる。
いつもチャレンジさせてくれる場をありがとう。
焦りと不安は常にあったけど、
今回の稽古期間は本当に楽しかった。
どんなに切羽詰まっていても、
稽古場をいつも明るく笑いの絶えない空間にしてくれた先輩たちに頭が上がらない。
もう、死ぬほど笑ってはちゃめちゃ楽しい稽古で、本番だった。
誰かが疲れていても、凹んでいても、誰かが笑わせて、それを吹き飛ばしてくれる。
やっぱり何か調和が取れた、不思議なエネルギーがあるキッズシアター。
台本を打つ出す時にパソコンの使い方を教えてくれたお母さん、
劇場入りして、〇〇持っていたりします?と聞くと魔法のポケットのようになんでも出てくるお母さん、
乗ってっていいよと、送迎してくれる人。
そのほか沢山の方に支えられた。
美藍は抜けているところが沢山あったけど、
支えてくれる人がいたから、
演出助手と、時間泥棒をやることができた。愛を沢山感じることができた。
幸せだった!
この環境に今日も感謝します。
みいあ