土居丈朗先生のゼミに参加 | 慶應義塾大学 通信日記 (64期生)

慶應義塾大学 通信日記 (64期生)

2016年春、慶應義塾大学経済学部通信課程を卒業しました。2010年春の入学から卒業までの過程を綴っています。
PMPの合格体験記も載せています。

土居先生は政府のアドバイザーをしていたり、研究論文や著書も多く、

そんな忙しい先生がはるばる浜松まで来て講義して頂けるなんて、とても貴重な機会でした。

しかも朝10時から9時近くまで。


慶友会からの参加は6名でした。

ゼミのスタイルは『日本の税をどう見直すか』という先生の著書をベースとして、

私達の疑問などに先生が答えていくという感じでした。


所得税、消費税、法人税、地方税、国民保険、生活保護の地方財政と交付税、

おまけの経済学派の分布まで、本当に盛り沢山で、

あっという間に時間が過ぎていってしまいました。


もちろん先生は海外の財政にもお詳しいので、海外の状況や、なぜそのような政策を

導入することが可能であったのか等、その国の地理や政治のバックグラウンドなども

踏まえて説明して頂けました。


本当に価値のある講義でした。土居先生ありがとうございました。

また、本講義を企画しマネージメントして頂いた静岡慶友会会長様にも感謝いたします。



今回の課題図書として目を通した『日本の税をどう見直すか』という本ですが、

非常に分かりやすくコンパクトに今の日本の財政問題をまとめてありますので、

財政論や経済政策学のレポート課題などにも大変役立つと思います。

私ももう少し早く読んでいれば、と後悔しています。

日本の税をどう見直すか (シリーズ・現代経済研究)/土居 丈朗
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