とてもうれしいことがあった


 実はこの世界には僕の分身がいて

 その人から写真付きで便りが届いたのだ


 「久々だね」


 口をついた言葉は感情とは一致せず

 時間に弾力が生まれたような気がした


 「こちらはいいところです」


 誰にも分からなくていい

 首を傾げられるくらいでいい


 できるだけ髪を丁寧に梳かす

 夜明け前の洗面台のように


 大切な唄や、本や、映画を

 大切に思う理由と同じように