「…からかうなよ。」

そう言葉を絞り出すのが精一杯だった。


「からかってるように見える?」

視線を逸らさずに俺との距離をさらに詰める。



「俺、男だよ?」

「うん、知ってる。」

即答。



「出会ったばっかだし、俺の事、よく知らないだろ?
もしかして、すっげー悪いやつかもしれないよ…。」

直感的な防御策。
受け入れてはいけないだろって迷い。

こんなこと言ったって君には通用するはずもない。
その目を見ればわかることなのに。



「そんなのこれからいくらでも知っていける。
出会ってから今までの櫻井さんを知って、仮に悪い人だって言うのならそれでもいい。
僕は自分の気持ちを信じてる。」


少しだけひんやりとした指先が俺の頬に触れた。

「僕のこと、嫌いですか?」

「まさか!そんなこと…」

「じゃあ、好きですか?」

「…嫌い、じゃないよ。」

嫌いなわけ…

一緒にいて楽しい、心地いい、安心する。
それが答えだろ。

でも。



「人として好きとか、友達として好きとか、
そういうのはいらない。
僕のこと恋人にしてくれるか、愛してくれるか。
そういう意味でイエスかノーかそれだけでいい。」

「待ってよ。
そんなすぐ…、答えは出せないだろ。
普通…。」

俺の揺らぐ心を読み取られそうで視線を伏せる。



君より年上で一度は普通に社会にも出た。
普通に進学して、就職して、
普通に恋愛して、別れも経験した。

『普通』という概念が俺にブレーキをかける。
進んではいけないと。


君はただの一般人じゃない。
俺のように無能な人間じゃないんだ。
俺なんかに関わったりしたら、きっと君の未来に傷をつける。


引き返せなくなる前にいっそ……

離れるべきなんじゃないか。



「迷ってるんですか?」

「……迷ってないよ。
潤くん、君はいい子だ。
嫌いなわけでもない。
ただ、恋愛どうこうって言われてもわからないんだよ。
俺は男を好きになったことはない。」


これでいい。
これでいいんだ。

さっきよりも少し水分を含んだ君の瞳にごめんねと謝る。




「じゃあ、その答え、出してあげます。」
 
「え…」


その瞬間、時が止まった。
元々静かな部屋に漂う空気が一瞬にしてスパークを起こしたように弾ける。



大きな瞳は閉じられて、長いまつ毛が震えてる。
触れた唇は弾力を帯び、重なる唇は熱い。


離れてもなお、その熱の伝わる距離で俺に問う。

「嫌ですか?
僕とのキス、ダメですか?
僕のこと、やっぱり好きではないですか?」





自分は大人だと思ってた。
物事は順序だてて考える方だった。
計画はびっしりと、調整もしっかりと。

俺はそういう人間だった。




「ふ…っ、ん、んぁっ…、ハァ、、さくら…」

後先考えずに押し倒して、本能のまま貪るように君を求める。


君が呼び起こした。
俺も知らない俺の中にいた自分。

好きだと言わずとして君を抱いた…
俺はやっぱり悪いやつだ。







☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆



潤くん💜お誕生日おめでとうヽ(*´∀`)ノ

大好きなライブ。
大好きなメンバーと。
いつも大切に思ってくれるファンと。

みんなで過ごした今日は潤くんの忘れられない日になったらいいなぁ(♡´艸`)



今日はずっと翔くんと一緒にいれてるのね…。
よかったね。・゚・(*ノД`*)・゚・。

ありがとう。・゚・(*ノД`*)・゚・。←



あ、お話はまだ終わりません💦