潤side



しょおくん…
しょおくん…

「しょおくん…僕も好きだよっ…。
僕だけを見ててっ!」

堪らず僕はしょおくんにしがみつく。

さっきのまで落ちていた気持ちがしょおくんの温もりでふんわりと包み込んでくれる。

流れる涙も止まらない。
しばらくしょおくんは僕の背中、頭をずっとずっと撫でていてくれた。




「どうした?潤。
なんか、身に覚えのないことを言われたような…。」

僕の涙が止まる頃、しょおくんが覗き込む。


覚えがない?
あれは別人だっていうの?
僕がしょおくんを見間違うはずない。


「あのね、部室でね…女の子といたでしょう?」

しょおくんは一瞬、ん?て顔をしたけど、

「あぁー、マネージャーか!
で、それで?」

「あの、告白されたんでしょう?
それで…キス、してた、よね…。」

言わずにはいられなかった。
しょおくんには嘘は通用しないから。


「はっ?えっ?」

動揺してる。
やっぱりそうなんだよね…。


止まっていた涙がまたじわりと滲んできて、しょおくんを見えなくさせる。

そうやって、しょおくんとの日々は思い出になっていくんだ。

そう、思ったのに…



「ぶっ!あははは!
こら、潤!俺を信じてないのかよ!
あれは潤の勘違いだよ。
確かに一瞬距離が近かったけど、あれは俺の目を見られただけ。
チョコも告白も断ったよ。
大体あれだって、代理でマネージャーが渡してきただけなんだ。」

「え…かん、ちが、い?」

「俺が潤以外のやつとするわけないだろ。」

しょおくん僕の頬にそっと触れる。


そう断言するしょおくんはすごくカッコよくて、ドキドキしてきて、触れた指先にピクンと身体が揺れてしまう。


「潤…。お前、その顔、反則…。」

そのまま見つめ合うのが早いか…


僕らの唇は重なった。






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翔潤カイ祭り、でい!!

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