食べるなよ?小悪魔


前回の土日は、おとうとくんの結婚式と披露宴のために実家に戻っていましたが、そのあとなんだかやることがたくさん出てきてしまったので日記の更新が遅くなってしまった。。


結婚式は10月18日。天気は快晴。

ほんとに直前に決まったのですが、おとうとくんから式や披露宴でのビデオ撮影の担当に任命されたので、
ビデオカメラ機器を取りに実家へ寄ってから式場へ。





式は夕方からのスタート。

で、その前に、親族は両家顔合わせが午後4時からスタート。

もう何年も何十年も会っていなかった親戚に久しぶりに会ってものすごいびっくり。






あの、ちびちゃんだった、いとこのなっちゃんやあきちゃんがもう成人してて、すごくきれいになってました。
前に会ったのはそっか、20年近くも前だかんね。そりゃそうだよね・・・

また、あきちゃんのお父さんはうちからみたら叔父ですが、東大でも教鞭をとっていた昔っからの学者先生タイプの研究者。
ほとんどの親戚関係に20年近くぶりに再会しますが、今度物理学のある事象を数学的に解析した論文が認められそうで・・・

という話を聞いて、ずうっと長い間であっても変わってないこともあったりする。

時間というのはかくも「あっというま」ということか・・・(´・ω・`)







あぁ・・

やっぱ緊張してんだなー、って最初はガチガチのように見えたおとうとくんでしたが、
この神父さんがとてもリラックスさせてくれたみたい。

後から聞いた話ですが、お世話になる神父さんへ、当日、新郎新婦からいくらか包んで渡したみたいなんだけれど、一度その場では受け取って、後から温かいメッセージとともにお金を全部戻したというエピソードがあったそうです。

いい神父さんにめぐり合えて、いい人に恵まれて、ほんとうによかったね。(ノ_-。)






「祝」一番絞りコリラックマ

へー。こんなラベルのがあるんだね!


会場を披露宴に移して、ディナータイムの中でいろいろとコトが進行していくので、
うちは食べながら撮影しながら飲みながら・・・


さてでは、お料理のご紹介。





前日まで「お粥」だの「雑炊」だの極めて質素な食生活だったのにいきなりフレンチコースですょ。
そのギャップを楽しむためにも質素にしてたというのもありますし・・・


コースの時って、「パン」がつくじゃないですか。


あのパンって実はすごく好きなのです。バターだけをのせたお皿というのも非日常的だし、それとともに場合によってはパンがかごに入っているのもありますね。

小麦の風味のよい、外がかりっとしたパンだったり雑穀が入っていたり様々ですが、コース料理の手の入れ具合よりどうしてもパンがおいしいかどうかに目が行ってしまいます。





羽ペンフォアグラの柚子味噌風味  カダイフをまとった祝いの海老の取り合わせ


「おぉ!?」

って思いました。

見た目、フォアグラのソースが王道のバルサミコかな?って思ってたのに、意表をついて柚子味噌とは。
またこれが合うからいぃ。
サクサクに揚げた海老にまとわれたカダイフといえば、やはりフレンチ。

そうか。

フレンチにちょっとずつ「和」を足していってるんだな?ね?そうでしょ!?ニコ

って、料理人に聞きたかったけれど、それよりも新郎新婦がなぜこのコースを振舞おうとしたのかの真意が料理を通して見えてきそうです。

どちらかというと、親戚含めて年齢層が高めなので、きちんとしたコースの中に「和食」のテイストを遊び心に取り込んだという思いとみた。

さあどうだ?むん!

って、会場内でこのことに気づいて興奮してるの、うちだけだろうか・・・汗






羽ペン季節の茸と野菜のロワイヤル  鰹風味のスープをそそいで


おぉ!?これは!?

茶碗蒸しだ!!

すっごい上品な茶碗蒸し。あぁ・・・やっぱまちがいない・・・
「和」を取り込んでる。


でも、うちは撮影のために一口食べては席を立ってビデオ撮影に周ってー
とかしてたから、あんまり落ち着いて食べてなかったのでこれを15分くらいかけて食べたかった・・・



「次、お魚ですが、白ワインはいかがですか?」


あぁ・・・もらいますもらいます。


お魚何かな何かなー?にゃ





羽ペン平目のアンクルート クロッカスの彩り


「アンクルート」とはフレンチで「パイ包み」でございますね。
非常に珍しかったのが、パイ生地の中の平目はヨコではなくタテに重なってたのです。


「『魚が来るよ』っていって白ワイン来たのに、魚出た?」

って隣の席で両親が言ってますが、それ!今食べてんのそれが魚!

って、言ってもパイ包みで白身の魚だと言われないとわからないかもしれない・・・
重ねた平目に、大葉が乗ってそれごとパイ包みにしてあります。






羽ペン牛フィレ肉の網焼き  人参と牛蒡のコンフィ  わさび風味のソース


メインの2品目は王道の牛フィレです。

そんなに「わさび」風味はしなかったけれど、「人参と牛蒡のコンフィ」ってあれだ!

「きんぴら」!!コリラックマ


すごいなぁ。さりげなく「和」が入ってる。それでもお皿の中で調和している。
フィレ肉の焼き具合もちょうど良く、またこのサイズもちょうどいぃ。

これはすごく勉強になったなぁ。



 
料理はいったいどうしようか?と新郎新婦があれやこれやとメニューの選択を考えてたのかなーっていうのが思い浮かびました。

デザートは外のガーデンテラスでのオープンデザートビュッフェ。
でも、動き回って撮影してたから、ケーキ食べ放題なのにひとつも食べれんかった・・・

でもいいや。たくさんいい動画が撮れたしさ。


いろんなところに新郎新婦が悩んで考えたんだろうなーっていうおもてなしが垣間見れて、
人生に一度しかないその日を迎えられたことを嬉しく思いました。



でだ。パー


撮影した映像を今編集してんだけれど、おもしろいね。映像の編集って。なんかはまりそうです。
あまり主観が入らないように、ドキュメンタリーっぽく仕上げたいな。