さて、お昼のはらみ焼肉ランチからおうちに帰って、休日恒例となった「びあ飲みながらごろごろと読書」を我ながら一生懸命にこなしていたら、そのうち段々うとうとして来だしたのでそのままお昼寝をしてしまいました。味を忘れないうちに書いておかなければ・・・ ぼー

昨日、金曜日のおゆはん。

木曜日も金曜日も、仕事の最中に「すべてが終わったらまた中華を食べに行けるきらきらそれまではがんばろう」と決めていて、それを目標に週末の仕事を終わらせてからは帰宅途中にまっすぐ寄り道をしてプラザホテル内にある、「麗宮飯店」へと向かいました。

金曜日の夜、というと誰もが開放感を与えられた時間帯であって、おおよそ食べたり飲んだりするお店というものはどこも雑多な感じで混みあっているのが現実なのですが、麗宮飯店だけはそれらとは違った喧騒から離れて時間が流れているような、落ち着けるお店である、ということは前回来た時に確信したので安心して一番奥に位置するテーブルのソファにゆったりと座りながら、

「今日は何を食べようかなぁ」

と思案しました。

1日の終わりと1週間の終わりで心なしか全てから開放された面持ちになっています。
メニューを開くと写真付で紹介されている、前菜、肉料理、野菜料理、豆腐料理、卵料理、麺料理、ご飯もの、と、漢字だけで書かれたそれぞれの料理はどれもうつろいゆくほどで見ていて飽きません。ただし、どの料理も一皿で紙幣が1~2枚程度、高級な食材を使っている場合は4枚程度必要とされるので違った意味で吟味も必要になってきます。

ジョッキの生ビールを頼みながら、考えることにしよう・・・
と、傍らに生ビールのお供として餃子が加わることになりました。

ぽんきちと飼い主さん

■焼き餃子の考察
・ラーメン店の餃子:羽根付きが尊ばれ外の皮は薄く全体がパリッと、中はジューシーに。あくまでも脇役。
・家庭の餃子:皮はやや厚め(←皮から作る場合)。もちもち感がたまらないけど、それぞれのご家庭によります。
・スーパーの餃子:皮は薄め、具材が均一。
・中華飯店や専門店の餃子:皮はやや厚め。餡となる豚肉はやや結束感があって、キャベツの存在が控えめ。

一長一短はあるけれど、分類するとあぁこういう餃子だな、って自分の味覚整理箱のどれかに仕分けされ、今回の餃子はその通りに中華飯店の餃子に入りました。皮がもちもちなのに表面上焼き面に触れたところだけがパリっとなっている、っていうバランスが好きです。

などと、一様の考察を考えていたら、この間食べた春巻きや八宝菜も自分の味覚整理箱に入れたくなって、結局餃子意外は前回と同じモノを注文することになりました。メニューに坦々麺が3種類もあるのがすごく惹かれたのですが、中華の奥の深さを求めるためには、もっとこのお店に通うようになって、中華レベルがあがってからの研究とすることにします。


ぽんきちと飼い主さん

写真は次に注文した春巻きです。パリッとしていないとこういう割れ方はしませんね・・・
自分で味が再現できるようになるくらいまで、いただいたものはしっかり味わいたい・・・というと、まずは中に何が入っているかを視覚的にも確認しなければなりません。

千切りにされたぶたにくが入っています。それと、きゃべつ、うっすらとたまねぎ、それから干ししいたけ。目に見えた具材はこれだけ。おそらくそれらをとろみがかった餡状にするために一回火を通してから皮を巻いて揚げてる。とろみがかった餡は、どことなく干し海老かホタテの貝柱でとったような海鮮の甘味が広がります。どっちだろう・・・と悩んだ末、海老じゃないかというのが結論。それと、目には見えなくても口に含んだ瞬間たけのこの香りもする。とろみ餡にはなんだかひみつがあるようです。。。



ぽんきちと飼い主さん

そして麗宮飯店の「八宝菜」アゲイン。前回は何宝菜かなぁー?とひとつひとつ数えていき、実に理論値の2倍近い「15」の食材が使われたことから「十五宝菜」であったという感銘と、それだけ入っているのにお互いが主張しないでひとつひとつが宝菜の具として口に運ばれてから味が楽しめる不思議な中華炒め。

八宝菜をいただくときはおおよそ無意識なのかは知らないけれどそうしてしまうように、また具をひとつひとつ数えて確かめながら口にほおばんで、今回も前回と同じように、

「うずらー、きぬさやー、牛肉ー、えびー、にんじんー・・・あ。にんじん、前回と違った包丁細工で桜の形だ♪
ねぎー、豚肉ー・・・」

と順番に味を確かめていたら、箸が止まりました。


なんだろう?これ・・・



ぽんきちと飼い主さん

恐るおそる口に入れてみると、ほろりと身がほぐれて、旨みが広がりました。

おぉ・・・焼き豚だ。

ここから前回とは違う世界に入りました。焼き豚の他にも、口に入れてみるまで分からなかった、しゃきしゃきとした芋の薄切り?と勘違いした「くわい」も登場しています。その代わり、前回は入っていたけれど、今回は入っていないものがあるということも気づきました。前回では

「見たことがないきのこー」

というのが気になっていたのですが、今回は登場していません。また、「いかー」も入っていませんでした。
結果的に、2品増えて2品減ってるから、前回の実験値同様、「十五宝菜」であるのは変わりませんでした。むしろ、きっちり「十五宝菜」だったことに感銘を受けて、その日はびあ4本になりました。

そして、その日、ほろ酔い加減ながらも八宝菜の炒めダレに使われている材料はなんだろう・・・と
食べ終えたお皿に残ったたれを小指で一掬いして味を確かめてみました。

まずは、中華でよく使われるようなソース。オイスターソースとすごく微量で何かの味噌が入ってるような。。
しょうががはっきりわかりますね。短冊微塵切りのしょうがが入ってます。
あとは、包丁で叩いたような微量の赤唐辛子。油、ごま油。塩がものすごく少量。

1品の料理の中で具材の数が多ければ多いほど、すべての食感を弾力良く引き出すことが難しくなるんじゃないかと思われるのに、これだけ揃ってえびはぷりぷりで野菜はしゃきしゃきで肉はふわふわなのはすごいことです。参考にはなるけれど、真似できないなぁ・・・