入院中の病院の地域連携室の担当の方と、担当ケアマネージャーさんとで父親の受け入れ先を探してもらいました。

父の場合、必要なのが胃瘻措置のみなので医療行為がないと長期医療施設では受け入れられなっかたので老人健康保険施設(老健)を探しました。

老健は基本的に自宅での生活に復帰するためのリハビリ施設なので、3か月ごとの更新です。

また胃瘻の受け入れをしている施設が少なく、更に老健も入所待ちもありすぐに入れないかも・・・とのことで何か所か申し込みをして、母を連れて面談にいきました。

運良く3月に出来たばかりの老健が受け入れしてくれ、4月12日に病院から介護タクシーで直接入所。


昨年末から2度の入院で父の認知症はかなり進みました。

老健の場所、どうしてここにいるか、何故自分だけご飯が食べられないか。

この時点では3歳の孫のみーの名前は覚えていても、7か月のあーの名前は忘れました。

ただ、忘れたことをあまり深く考えないのかケロッとしているので何度も同じことを説明するのは私はあまり苦ではありませんでした。

胃瘻を増設した時点でケアマネさんが介護保険の区分変更を出してくれて、入院中に認定員の方が病院に来ました。


この老健は(他はどうかよくわかりませんが)かなりのご高齢の方が多いようで、75歳の父は若くて動ける方でした。

実家に母を迎えに行って片道2時間の道のりを電車2本、バス2本乗り継いで娘2人を連れて週2~3回通いました。

環境が変わったのと、毎日病院に来ていた母と会えなくなったからか父の調子も下降気味になり、それでも休み休み散歩に出れるくらいは保っていました。

ですが、入所して1週間が過ぎたころ父が胃瘻のペグを引き抜いてしまいました。

応急処置として尿バルーン(おしっこの管)をペグの代わりに入れていたそうです。

このとりあえずなペグが色々と問題を引き起こし。。。。

胃瘻の液漏れ、腸からの逆流で痰が大量に詰まりだし、液漏れしている胃瘻の穴から感染症で何度も発熱、肺炎を引き起こし1週間経たないうちに父はほぼ寝たきりでベッドから起きれなくなりました。


正直いつお迎えがきてもおかしくない状況で私と母だけで抱え込むのは限界と思い、施設の近所に住んでいる叔母に連絡を入れました。

叔母も頻繁に顔を出して連絡を入れてくれて2日に1回病院に通うこと1週間・・・・


今度は血糖値のコントロールがつかなくなり(40~200くらいまでブンブン振ってたらしい)、老健では面倒を見きれないので入院を勧められました。


顔も土色、意識も朦朧とした中老健から車で10分の病院に到着。

10分の移動でもギリギリといった感じでした。

この日はとりあえず胃瘻のペグを入れてもらい老健に戻されましたが、更に状態が悪化し2日後にまた病院に行き、即日入院になりました。


入院してしばらくしてから聞いたのですが、栄養が体内に全く取り込まれておらず(胃瘻漏れてましたもんね)あと少し数値が下がったら本当にアウトだったらしいです。


1週間ほどで父の具合がみるみる良くなり、虚ろだった目にも光が戻り徐々に動けるようになり3週間で尿バルーンも取れ(これまた本人が引き抜いたらしいですが(^_^;))車いすを自分で押しながら歩けるまでに戻りました。

この時点で更に認知症は進み、長女のみーの名前も忘れました。

ただ、孫は大好きなので会いに行くたび嬉しそうに「じいちゃんだよ」と笑ってくれます。


ここからもいっこ問題発生しますが長くなるので続きます。