いま、このブログを書いている最中、テレビのニュースで

文部科学省が

子供の一年間の被ばく限度を20ミリシーベルトとして
一時間当たり3.8マイクロシーベルト以下ならよしとしたという。
しかも、その数値を超えている学校が13もあったと。

!!!!!!

年間20ミリシーベルトというのは、
放射線業務にかかわっている「成人男子」の上限です。
しかも、こういう職業についている人は、
必ず被ばく量を測定する装置を身につけて被ばく量を管理した上
必ず健康診断を受けなければならないという
大変危険な数値なんです!!
(私は健診系の看護師なので、こういう健診をやってますから知ってます)

一般市民の被ばく限度は年間1ミリシーベルトということになっています。
しかも、子供は大人の3~5倍も放射線の感度が高いのです。

病院その他に、放射線管理区域というものがあります。
放射線管理区域って
そこは、標識をたてて区別し、その区域に立ち入る人には
被ばくする放射線量を測定し、健康診断をしなければならないという区域。
その数値は
一時間当たり0.6マイクロシーベルト以上
の区域。

0.6マイクロですよ!!

文部科学省が 

出している文書に
「放射線を放出する同位元素の数量等を定める件」
というのがあります。

文部科学省の方は、読んでみたらいかが?
年間20ミリシーベルトと言った、どこの誰だかわからない文部科学省のあほたれさま。


後半膨大な資料があって読みにくいですから、必要な部分だけ抜粋します。

(管理区域に係る線量等)
第四条 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則(以下「規則」
という。)第一条第一号に規定する管理区域に係る外部放射線に係る線量、空気中の放射
性同位元素の濃度及び放射性同位元素によつて汚染される物の表面の放射性同位元素の
密度は、次のとおりとする。
一 外部放射線に係る線量については、実効線量が三月間につき一・三ミリシーベルト
  ・・・・・

計算は簡単です。
一応3カ月を90日として計算してみましょう。
1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルトなので
1300マイクロシーベルト÷90日÷24時間=0.6マイクロシーベルト
0.6マイクロシーベルト/時間 で、放射線管理区域として一般の人は立ち入ることを制限しないとならないんです。

いいですか。
時間当たり、0.6マイクロシーベルトですよ。

たぶん、これは、決まっていたことで、今までそうしていたはずです。
私、何かまちがっていることを書いていたら誰かご指摘ください。

それを、3.8マイクロシーベルトでも管理区域にしないなんて、
どうかしてます!!

とにかく、福島の子供たちが危ない!

さすがに、さっきのニュースは、私の心臓がとまりそうでした。
政府がここまで国民の、しかも、子供たちの健康をまったく無視とは!!

私も、今までの政府の対応のひどさには少々腹がたっていましたが、
これは、ひどい。
いくらなんでも、これはひどい。
ひどすぎる。
ひどすぎる!!

大人はもうしょうがない。でも、子供たちは守らなければ!!

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実は、今日、メールをいただき、そのことをのせようとしていたのです。
以下が、そのメールです。(メールそのまま添付します。)


0.6μSV/hというのは国が定める放射線管理区域の値です。この値を越えるところは、放射線管理技術者以外は立ち入れません。

今回の原発震災後、福島県は「放射線モニタリング小中学校実施」をしました。その結果、調査対象の小中学校の75.9%が法令で定める管理区域の基準越える放射線が観測されました。

また20%の小中学校では、職業人の被曝限度を超えうる「個別被曝管理」が必要な放射線も観測されている、ということです。

国はこの間、子どもも大人と同じように20μSV/hまで基準値を引き上げていますが、子どもは大人より放射線への感受性が高い、ということを無視しています。このままでは福島の子どもたちの将来にわたる健康が心配です。

ということで、福島県内の保護者が中心になって以下のような声を上げ、サポートを求めています。


大人の都合ではなく、子どものいのちや健康を優先するならば、他府県で学校ごとに学童疎開を受け入れることができるはずです。それには、日本の大人たちが協力する必要があります。


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福島の子供たちを守ってあげたい。
みんな、早く避難できることを祈ります・・・・・。