今日から、名古屋にて

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)がはじまりました。


遺伝子組み換え作物の拡大・規制・回復方法を話し合う、

カルタヘナ議定書第5回締約国会議(MOP5)も開催され、これは終了しています。


こういう超大事なニュースは、テレビなどのメディアではまったく聞きませんね。

何がどう決まったのか、政府の公式HPにも、まだ出ていません。


以前にも書きましたが、「遺伝子組み換え」と「品種改良」はまったく違うものですよ。


品種改良というのは、同じ作物の中で違った特徴のあるものや、丈夫なもの、などを掛け合わせて、優れた特徴を引き出す、というものですが、遺伝子組み換えは、植物に、動物の遺伝子を組み込むなど、種(しゅ)を超えて遺伝子を導入するやり方です。

こういう、超不自然なものを食べ続けて、なんの害もないとは、とても思えません。


いま、遺伝子組み換え作物が、本当にたくさんつくられており、遺伝子組み換えの種が、自然の植物と交雑して、遺伝子組み換えの野菜の自生も確認されているような事態となっているのに、まったく何の報道もないですね。


そして、こういう、遺伝子組み換え作物をさかんに開発している「多国籍バイオテクノロジー企業」が、なんと、世界の半分くらいの「種子販売」を占めているのです。


これらの企業は、以前、ベトナム戦争のときに、「枯葉剤」を作って大儲けしているところです。


これがどういう意味か、わかっている人はわかっていますよね。


「種子」に特許をとるということは、世界中の「食」をにぎったことになり、私たちの命は、そんな企業の手の中に握られているのです。

食べ物を食べられなくなったら、飢え死にですからね。


ですから、今日から行われている会議は、世界中の人々の命にかかわる重大な会議なんですけどね・・・。