今年も梅干を仕込みました。
梅干を漬け込む時はいつも緊張します。かびが生えないように、消毒や塩分に気をつけながら一つずつ甕に入れていきます。
でもその分美味しく出来上がったときは、とでも嬉しいです![]()
しかも、出来上がるまで1年はかかりますし、梅干の薬効がでるのには3年はかかると言われています。
梅は古くから日本人に愛されていて”令和”で話題になった「万葉集」には122首も詠まれているほどです。「梅の実は三毒(食べ物、水、血)を絶つ」などといわれており。その効用については定評のあるところです。
梅のpHは酸っぱい梅干しで2.0、梅肉エキスで1.4で、O-157菌が耐えうる限度のpH2.5を超えています。(数値が低いほう)
梅の殺菌力が食中毒予防や腐敗防止に威力を発揮します。
また、豊富に含まれているクエン酸は疲労回復を助けますし、ピクリン酸という有機酸は肝機能を活性化させるので、二日酔い防止に役立ちます。さらに血管の老化を防止するうえ、ウイルスやがん細胞などを取り込んで消化するマクロファージを活性化させるといわれています。
梅干を見ただけで唾液の分泌が盛んになります。
唾液中にはでんぷん質の分解を助けるアミラーゼや若返りホルモンのパロチンが多量に含まれています。また、発がん物質の毒性を抑制する酵素も含まれています。
(参考文献 「食の医学館」 小学館)
薬膳では、体に潤いを与える作用があるので、乾燥の症状改善に適しています。
また、肺の働きを高めて咳や痰を止める作用もあるので、発熱やのどの痛みをともなう夏かぜによいでしょう。
梅は昔からかぜの症状をやわらげる働きがあるとされ「梅干しの黒焼き」や「梅醤番茶」など、民間療法に利用されています。
また、整腸作用もあり、下痢の時に食べるとよいでしょう。
汗を止める働きもあるので、多汗の人にもおすすめです。
(参考文献 「いつもの食材漢方効能&レシピ帖」つちや書店)
梅干を漬ける時はぜひ、天日塩などミネラルが含まれる塩をおすすめします。
この塩で漬けた梅干は熱中症対策にもなります。
また、梅干を購入する際には、昔ながらの製法で作られた梅干がよいでしょう。

