先月受けた、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の検査の結果の日。


【日本の乳がん患者のうち、遺伝性乳がん卵巣がん症候群の陽性者の割合は100人に約5人】


まさかそこに入るなんてないだろう、陰性だろうけど、一応、検査ねパー

なんて、思ってました。


前日の抗がん剤通院の時の会話の違和感、嫌な予感があるまでは・・・。

(前のブログにて)


いざ名前を呼ばれて、

遺伝外来の診察室を開けると、そこにはびっくりする人数のスタッフが・・・5人?6人?滝汗

前日のケモ室の看護師さんもしっかりいて、

  間違いないねこれゲロー

机の上にはパンフレットや検査結果みたいな紙が沢山・・・タラー


一瞬で覚悟が出来ました。


結果は陽性

(BRCA2陽性)


乳がんの告知の時よりもずっと重い空気で、目の前に緩和ケア科の医師、遺伝カウンセリング外来の専門医、がん相談センターメンバーのケモ室の看護師さん、その他に看護師さん2人。

お父さん『B先生(主治医)が本当は居るはずなんだけれど、お休みでごめんなさいね』

おぉぅ、さらにもう一人いるはずだったんですね、、、笑い泣き


丁寧に、沢山説明してもらいました。


陽性の私は、まずは左胸の全摘出手術が落ち着いたら、予防的に卵巣を取る手術をすることになりました。

反対の胸は、この先しっかり見ていくから、まだ今はそのままで良いそうで。


帰宅後、

私には男の子も女の子もいるので(皆社会人です)、全員に連絡をして、説明しました。

50%の確率で遺伝すること、

陽性だとしたら乳がん、卵巣がん、膵臓がん、前立腺がんの確率が上がること、

検査は保険は効かないけれど私の結果が出てるのでシングル検査が出来るので検査自体は15000円台+専門外来の診察料などなど。



その夜は、
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(BRCA2陽性)と分かって、
「やっとここまで来たのに、まだまだ先があるんだ…」
そんな気持ちになりました。

これまで抗がん剤や検査、ポート埋め込みなどの痛みや不安にも耐えて、
手術に向かって進んでいるのに、
ゴールがまた遠くに伸びたようで、
思わず心がポキッと折れてしまいそうでした。

魂「私はこれからどれだけ痛い思いをすれば健康に戻れるのだろう」
魂「仕事をどれだけ休めば、また普通に働けるんだろう」
魂「この先、病院にどれだけ通うんだろう」
魂「子供達にどれだけ遺伝してしまってるんだろう、申し訳ない。いつか孫も・・・」
そんなことも、頭の中をぐるぐる回っていました。

でも、今は前向きな事にも目が向けれるようになりましたキラキラ

クローバー予防的切除すれば、反対側の乳がんや卵巣がん、卵管がんの発症リスクが大幅に低減される
クローバーHBOCだから使える薬がある
クローバーHBOCという体質だからこその検診や予防が出来る

考え方をプラスに変えて、リスクが分かった分、使える武器が増えたんだわグッ、と思うようにしましたひまわり

一安心までの道のりは少し回り道になりましたが、頑張りすぎず頑張って完走、いつか卒業します!ウインク


花いつも乳がん先輩方のブログで治療や体調、体験、参考にさせて頂いています。ありがとうございます!私の体験もいつかどなたかの参考になっていければと改めて思います花