いびつで歪んだ愛に

心も体も思考も人生も

踏みにじられていく•••





 

遺体で発見された身元不明の老婆は誰?

北九州市の山中に埋められていた老婆


身元を探る記者のみちるは

新たな事件に出くわすことになります不安



虐待・貧困・詐欺・共依存•••



作者にゆかりがある北九州を舞台に

さまざまな重いテーマが

丁寧に描かれているミステリーです




 

目を背けたくなる残酷な現実

存在に気づかれない

助けを求められない

理不尽な現実に抗えない

自分の悲惨な環境に疑問を持っていない


そんなさまざまな"弱い人"たち•••




逃げることができす

助けを求めることもできず



ただただ

人生を乱暴に削られていく悲劇が

たくさん描かれています


読んでいて

とても苦しいですガーン




 

"北九弁(きたきゅうべん)"の醸し出す

独特の雰囲気不安

私自身もなじみのある

比較的シンプルな北九州弁よりも


筑後筑豊っぽい印象も受けるような

強めでクセの強い方言での会話が


この物語に

より粗暴閉鎖的重苦しい空気を漂わせているようにも感じました





 

加害者になってしまう被害者


負の連鎖や

気づかれない孤独や疎外感

愛情の欠乏や妬みなど


人を歪めてしまう要素は多々あります



自分の意思に反して

巻き込まれて墜ちていく•••



人間の世界の悲しさを感じました





 \取材を機にさまざまな出会いと変化も/