3年生になった頃今まで高校の最寄り駅からは別々の路線だったのに途中からしょーちゃんが同じ路線に乗ってくるようになった。


「しょーちゃんこっちの駅って遠回りじゃないの?」
「いや、ちょっとだけ遠いだけでそんなに変わらないんだ」
「そうなんだ」


この時俺は素直に信じてたけど、本当は15分ぐらい違うのにわざわざ俺と同じ路線にしてくれてたなんて知るよしもなく。


朝のラッシュの時とかスゴく密着して、近くで見るしょーちゃんの顔はカッコいいけどキレイで直視出来なかった。


そんな時しょーちゃんから帰り道聞いた東京の大学に進学する話を聞いてスゴくショックだった。


雅紀も行こうって言われた時は嬉しさよりも悲しさの方が大きかった。


母さんを理由に断るのは何か嫌だった。
俺は母さんの変わりに家事をする事は嫌じゃなかったから。


だけど卒業しても当たり前にしょーちゃんと一緒に居れると思っていたから現実は違う事はとても悲しくて。


家族にもバレないように1人部屋で毎日泣いていた。


ある日何度めかのしょーちゃんからの大学の誘いにいつものように断ったらしょーちゃんは一瞬黙り空を仰いで小さく息を吐き俺の方を見た。


「雅紀、俺は雅紀は好きだ。友達としてではなく。意味分かるよな?だから雅紀と離れたくないんだよ…雅紀はどう思ってるの?」
「お、俺も……しょーちゃんの事好きだよ。友達としてではなく」
「本当か⁉️じゃあ一緒に東京に行こう‼️雅紀と離れたくない」
「俺も…しょーちゃんと離れたくないよ。でも…行きたくても行けないの」


それから俺は初めて家庭の事情をしょーちゃんに話すとそうだったんだって悲しげに呟いた。



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病院に行くと何でか疲れる。
今日は検査だけだったんですけどね。

入院中採血、点滴のしすぎで
血管が見えなくなってまだ見えないまま。

左手の肘の裏は血管が見えるけど
今はこっちばっか注射してるから
こっちも消えるんちゃうか(^^;

とりあえず疲れたからVSで
良き櫻葉がある事を祈ります。