前回の話





Mーside



しょーちゃんから初日の出、見に行こうって誘われてスゴく嬉しかったんだ。


しょーちゃんと出会ってから俺の心の絵日記には沢山書き込まれているんだよ。


だけど…………。カズがね?おーちゃんといる時、自然体でいるんだよね。


普段、他人に対して一定の距離を作るカズが、おーちゃんは違うの。

カズは気がついているのかな?

しょーちゃんは多分、2人でって思ってると思うけど……。心の中でしょーちゃんにごめんね。って思って。


おーちゃんは連絡したらすぐにOKしてくれた。これは想定内。問題はカズだな。

いきなり、家に押しかけたら相変わらずゲームしてた。


「何なの?急に。」
「あのさ、初日の出見に行かない?」
「はぁ?やだ。寒いし人多いし。」
「おーちゃんも来るんだよ?しょーちゃんがね!どこか知らないけどすっごいとこ連れて行ってくれんの。だからカズも行こうよ!」
「何で、知らない場所なのにスゴいって言える訳?」
「そんなの。しょーちゃんが探してくれたとこだからに決まってんじゃん。」

ふーん。じゃ3人でいけば?ってなかなか手強い。

「ダメだよ!3人だと俺としょーちゃんでラブラブ出来ないじゃん!」
「だったら。最初から2人でいけばいいじゃん。しょーちゃんもそのつもりじゃないの?」


この手は使いたくなかったけど……。


「俺……おーちゃんの絵好きだから初日の出の絵書いてもらったかったの……。そうだよね。ごめんね?」

わざと涙目にしてカズを上目使いで見つめた。

「あー!もう何だよ!わかったよ。いきゃいいんだろ!」
「ありがとうカズ!」

思いっきり抱きつくと痛いんだよ!バカ!
って言ってるけどごめんね。カズの優しさにつけこむみたいな事して。

でもね?カズにも心から笑ってほしいんだ。きっとおーちゃんならカズの笑顔引き出してくれると思うから。

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実家はわちゃわちゃしてます。
姪っ子がとにかく面白すぎて
笑い転げました。

ただ、昨日の怒濤の紅白のブログに
よりによって、櫻葉の書いてる時だけ
覗いてくるから慌てるあんぐりうさぎカナヘイびっくり

叔母が変態だとは親にも内緒なのに。