前回の話




Sーside

今日もさくらを見に松岡動物病院
に行こうとさっさと帰り支度
していたら


潤と斗真に捕まった。

「翔さ、本当は彼女何て嘘だろ?」
直球でくる潤に何も言えない。

「そうだよ!だいたい今まで
付き合った女とそんなに楽しそうに
してた事ないじゃん。」

斗真の言葉に俺ってそうな風に
見えてたのか。と何故か冷静に
受け止めてる自分がいた。

潤が真剣な眼差しで
「本当の事教えてくれよ?」


俺は観念して正直に話した。


暫く黙ってた2人は

「何だよ~。男に興味はないなんて
言いながら、しっかり相葉くんと
仲良くなってんじゃん。」
斗真は面白くなさげに言った。

「イヤ……別にそんなじゃ……。」

すると潤が
「俺らに内緒にしてたって事は
そういう事だよね?」

俺は何も言えなかった。

すると、斗真が
「俺だってじっくり堕とす気だったのにさぁなんだかんだ言ってた翔も相葉くんの事狙ってたんじゃん。」

違う。そんなんじゃないんだ。


「相葉くんを誰が堕とすか最初に提案したの俺なのにさ。結局、翔が勝ちって事なのかな。」



その時だった。教室のドアの所で
カダンっと大きな音がして振り向くと



そこには相葉くんが立っていた。




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翔さんピーンチ‼
傷ついた雅紀をどうやって
また自分に笑顔見せてくれる
ようになるのか?