invert Ⅱ 覗き窓の死角
城塚翡翠シリーズ3作目。
「生者の言伝」「覗き窓の死角」の中編2作。
翡翠のキャラが強すぎてちょっとイラッとするんだけど、
内容は面白くて気になるシリーズ。
次作に続いていきそうな終わりで、
たぶん次も読むんだろうなぁと思う
笑
大学時代の仲間たち7名と訪れた山奥の地下建築、方舟。
偶然居合わせた親子連れ3名を含め、
10名でその建物で夜を明かすことに。
ところがその夜地震が発生。
出口が塞がれて外へ出られず、
さらには地下から水が侵入しいずれ建物自体が沈んでしまう状況になる。
唯一脱出できる方法が見つかるが、
そのためには誰か一人が方舟に残り、
犠牲にならなければならない。
そんな時に殺人事件が起きてしまう。
犯人は必ず9名の中にいる。
迫り来るタイムリミット、
決めなければいけない方舟に残る生贄、
果たして生き残るのは誰なのか。
これめちゃくちゃおもしろかった!
クローズドサークルのミステリーっていろいろあるけど、
明らかになっていく真相にゾワっとした。