**すきなこと**

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メインは読書録。
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invert Ⅱ 覗き窓の死角

 

invert II 覗き窓の死角 [ 相沢 沙呼 ]

 城塚翡翠シリーズ3作目。

「生者の言伝」「覗き窓の死角」の中編2作。


翡翠のキャラが強すぎてちょっとイラッとするんだけど、

内容は面白くて気になるシリーズ。

次作に続いていきそうな終わりで、

たぶん次も読むんだろうなぁと思ううさぎ


拝啓交換殺人の候

 

拝啓 交換殺人の候 [ 天祢 涼 ]

 自殺しようと廃れた神社の桜の木を登った秀文は、

その木に“ どうせ死ぬなら殺してみませんか ”と書かれた封筒があるのを見つける。


気になり思いとどまり確認すると、

交換殺人の提案だった。


そこから始まった不思議な文通。

果たしてその行く末は。



最初の導入は興味深くてちょっとハラハラ。

ただ思ってたよりミステリー要素は少なめ。

個人的には消化不良かなぁ…

その本は


その本は (一般書 395) [ 又吉 直樹 ]

本好きな王様に命じられた2人が、

本についての話を集めて語る作品集。


バリエーション豊かでおもしろい1冊。

サラサラっと読了するけど、

何度も読み返したくなる。

表紙も中身も凝った作りで、

本に対する愛情をすごく感じた。 


ボロボロで古書店の棚に並んだ一冊の本の話が、

個人的にすごく好きだった花


方舟

 

方舟 [ 夕木 春央 ]

 大学時代の仲間たち7名と訪れた山奥の地下建築、方舟。

偶然居合わせた親子連れ3名を含め、

10名でその建物で夜を明かすことに。

ところがその夜地震が発生。

出口が塞がれて外へ出られず、

さらには地下から水が侵入しいずれ建物自体が沈んでしまう状況になる。


唯一脱出できる方法が見つかるが、

そのためには誰か一人が方舟に残り、

犠牲にならなければならない。


そんな時に殺人事件が起きてしまう。

犯人は必ず9名の中にいる。

迫り来るタイムリミット、

決めなければいけない方舟に残る生贄、

果たして生き残るのは誰なのか。




これめちゃくちゃおもしろかった!

クローズドサークルのミステリーっていろいろあるけど、

明らかになっていく真相にゾワっとした。



夜に星を放つ 

夜に星を放つ [ 窪 美澄 ]

 大切な人と離れる悲しみを、

失ったことを、

何気ない日々の中で受け入れていく5篇の短編集。


作品の中に、

当たり前のようにコロナ禍が描かれていて、

何年か後にはこんな時期もあったねって、

時代を感じるようになるのかなと思う。