薄桜鬼・短編【瞬きの季節に】(斎藤) | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。



二周年のお祝いということで、


ぽちょ様にこのお話を捧げます。




お相手は斎藤さん。


斗南でのお話。


















洗濯物を干し終え、

留美は一息つきながら、空を見上げていた。



夏の暑さも和らぎ、空が秋を知らせる。


少しばかりひやりとした風が頬を撫でた。



もう一月も経たないうちに風の冷たさが野山を赤に染めていき、
あの厳雪な季節がくる。



静かな足音と気配に気付いたのと同時に呼ばれる声。



「留美」



振り返ればそこには優しい眼差しをくれる愛しい夫がいた。



「一さん」


「どうかしたのか?」


「いえ…。秋めいてきたなと思って」


「そうだな…」


留美の言葉に応える一は太陽を見上げ、その日差しをやんわりと避けるように右手をかざした。


「日差しはまだ強い日もあるが、空が高くなり、空気が冷えてきた。
朝晩も時期に冷え込むだろうな」


「そうですね」


「また紅葉の季節になれば紅葉狩りに行くか」


「はい!」

留美の弾むような返事に一も笑みを溢した。



「秋が終われば冬か…。留美は冬は嫌いか?」

一の問い掛けに留美は静かに首を横に振る。


「とても寒くて…、雪の多さに嘆きたい時もありますけど…。
この地にきて何年か経ちましたが、何度見ても雪の美しさに見惚れる瞬間(とき)があります。
あの美しさは上手く言葉に出来ないくらいで。
それに…」


「それに?」


「どんなに寒くても、辛い状況がきたとしても、貴方がいてくれればそれだけで私は幸せです」


一を見上げながらにっこりと微笑む妻の姿に、
一は緩む頬を隠すように片手で口元を覆った。


「一さん?」

表情を覗き込むような瞳に、自分の仕草を誤魔化すようにひとつ咳払いをした。


「俺も…季節が幾度過ぎようとも…どんな土地であろうとも…。
留美さえ隣にいてくれればそれでいい。
命尽きるその時まで傍に…、そして留美を護らせてくれ」


一の言葉に少し頬を染めた留美。


「はい」と小さく頷き、恥ずかしそうに夫の胸元に飛び込む。

一も留美を受けとめ、応えるように愛しい妻を抱き締めた。



「洗濯は終わったか」


「はい」


「まだ昼まで時間がある。散歩にでも行くか?」


「はい!あ…、ご飯もあります。握り飯にでもしましょうか?」


「ああ、いいな」


「では用意します。縁側で待っててくださいね」


花が咲くように笑顔を綻ばせる留美。


一は離れていこうとする留美の身体を今一度抱き締め、
艶やかな唇に口づけを落とした。






瞬きの季節に想いを誓う。



今までも、これからも。



貴方と共に歩もう。














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ぽちょさん、二周年おめでとうございまーす!!!!!ヽ(゚◇゚ )ノ


そして拙い話でごめんなさいm(_ _ )m



マイフレンド(言い切ろう!w)美奏ちゃんは素敵な絵をぽちょさんに贈ってて。

その絵からお話を膨らませました。

許可をくれた美奏ちゃんもありがとう(*^▽^*)




ぽちょさんだから、最初平ちゃんかロックオンか迷って。

美奏ちゃんの絵を見て更に迷ってw



因みに宇宙兄弟な話は。

ロックオン(兄)が生きてて、ぽちょさんとイチャコラしてるのを
ぽちょさんに想いを寄せてた弟がイライラしながら見てるって話で。

弟「最初に見た(出会った)のは俺じゃねぇのかよ!」ってwww

ぽちょさん確か、せかんどしーずんを最初借りたよな。。。ってとこから思いついた話wwwww



今回のお話はぽちょさんのブログを思い出しながらも書かせていただきました~。

雪景色が嫌いじゃないって確かブログに書かれてたんですよね~。…確か;




気持ちだけは大量に込めさせていただきました!


たまにぶっ倒れるのでお身体ご自愛ください!w


こんな私でよければ、まだまだ仲良くさせてください(*^▽^*)







みふゆ