野暮用で実家にまた帰っている私。



いろんなスケジュールの合間にビックカメラにいってみた。



私のラップトップがポンコツだからだ。



前回のバーコード事件があっていこう私は自分のPCを信じなくなった。



でも留学時代を支えてくれたマイPC。



しかし、あの子と一緒にイギリス生活を乗り切る自信はなかった……。





今日ビックカメラに寄り、ドラゴンズセール(名古屋なので…)で安くなってるVAIOを発見!!




でもいまいち説明がわからんがね。




とは店員さんに言えず、




とてもよい価格だけど一度家で考えようと断念…




実家へ…






ご飯を食べながらパソコンの話をしていたらキテレツが話に入ってきた。



キテレツとは…
うちの弟である。




キテレツが本名ではもちろんありません。
会社で弟の話をしているうちに「キテレツ」という名前がついた。




キテレツは名前の通り、
メカ(とりわけPCに詳しい)




今大学一年生だが、高校2年の時にはプログラミングの本を読みあさり、自分でデスクトップを組み立てる奇妙な少年だった。



パソコンを買うのにキテレツに頼らないのはもったいない!と思い。



「一緒に電機やさんいってくれる?言ってる意味がわからないんだ…」とお願い。





そして一言。




「ネットでかえば?」






…………………。





ネットで買うということは、
価格.COMとかで安いお店を捜すということでしょうか?





と質問。





そして真顔でキテレツ、

「違う違う」

「例えばSONYだったらSONYの公式サイトで買うんだよ。
電機屋は結局仲介しちゃってるからそこで仲介料が発生してるんだよ。SONYで買えば仲介料省けるし自分でカスタマイズすれば余分なソフトは省けるし欲しいものだけの値段で買えるから安いとおもうよ!」





確かに…






でもカスタマイズって…






「キテレツ君、一緒にネットみてみよーか!」

と、すがる情けない姉。




「しょーがないな。」
とめんどくさそーなキテレツ。





7個も歳が離れているのに、彼に勝てるきがしない。


勝てるものは……


食欲と行動力…………。


姉屈辱。






そんなことをいっている場合じゃない。






とにかく一緒にSONYのオンラインショップへ。







彼はカスタマイズする事をいともたやすくお話になりましたが。
あけてビックリ。

専門用語の羅列…………。





あの…
説明をプリーズ。






というと、私がパソコンで何がしたいのか丁寧に質問。


この時点でビックカメラを上回る(笑)





選択画面がいろいろ出てくる度にこれが何なのか庶民レベルのボキャブラリで説明。






そして私色に染まったVAIOのお値段なんと

87000円………。
(ワード、エクセル除く)






驚くべき値段。


要領もたっぷり。

そして3年の保証もついてくるみたいだ。






その後DELLとか何個かのサイトを見て最終的にVAIOに決定!





サンキュー、キテレツ。





このやりとりを振り返りながら、ふと思った。




私と彼は寅さんとさくらに似ている。




たまにふらっと柴又に帰ってくる寅さん。

実家で問題を引き起こして、


またふらっと旅にでる寅さん。



陰ながら見守るさくら(妹)。





なんて悲しい姉なんでしょうか。



早く落ち着いて彼にお年玉を奮発できる、素敵な姉になれますよーに。
私の突然の渡英宣言に家族は白目をむいた。


なぜなら、姉も爆弾を抱えていたからだ。




3つ上の姉。


産まれた時から彼女は私の「敵」だった…。


3つ違いの姉と事あるごとに比べられて、競争するように育てられてきた。




そんなわけで小さい頃から、

取っ組みあいのケンカ

陰湿な嫌がらせの連続…




そんな私達も、大人になるにつれてお互いの良いところを認められるようになったのだと思う。

徐々に「敵」は「味方」になった。



私が就職の折に、実家を出る日。駅のホームに入って見送りにきてくれた。泣く私を勇気ずつけてくれた。



そして2年前。
結婚を決めた。
涙がでるほど嬉しかった。



結婚式はもちろん号泣だった。





そして冬も終わりにさしかかった頃に、
「赤ちゃんができた!」の朗報。




家族は幸せだった。





けれど、6月。
「入院した。」
と母親からの一報。


「早産かも…」と
メールで知らせてきた姉。



動揺を隠せない私に
「大丈夫だよ。」と逆に励ましてくれた姉。


精一杯の元気を見せようと必死な姉のメールに涙がとまらなかった。


そこから絶対安静の入院生活が始まった。



私ができることは

「神頼み」



Mが一緒に絵馬をかきにいってくれた。



私の「神頼み」少しは効いたのか、山は越えたと一報があった。



その後も病院で点滴が外せない生活を彼女は強いられていた。




見舞にいった時、
管に繋がれた彼女の姿は痛々しかったけど、お腹は大きくなっていた。



千葉と愛知。
すぐに駆け付けられない距離。



それでも入院生活はヒマなのかくだらないメールをよくくれた(笑)



「8月になって出産前に退院できるかもっ!」

と朗報。



ひと夏を病院ですごした彼女は、今年の暑さを知らなかったから少し心配だったけど、お盆があけて無事退院した。




退院してすぐ、
家族が落ち着きを取り戻した頃、



「イギリスに行くわ」



と私の意味不明な発表に、

家族はひっくり返った。



一難さってまた一難。




親が動揺する中、
姉だけが一番冷静だった。


「ちゃんと準備してしっかりやるんだよ。」



さすが山を越えただけある。





そんな彼女が、
5日前

「陣痛かも…?」


と言い出した。



私も手に汗握りながら連絡をまっていた。


が、



陣痛の間隔が短くならないからなかなか病院にいけない。



「きたーっ!」


といって病院に行ったら


「まだです」

と返されてきたのが3日前。



ただ、前に入院してた事もあって大事をとって入院した。


そして昨日、



「破水したっ!」



とメールがきた。



私は空気も読まず本人に電話してしまった。


そしたら本人がでた!



「緊張するわ…。頑張ってくる」



私は会社にいたので、
となりにいたMと二人で大きな声で、




「がんばれーーーー!」



と一言。




私はここまで彼女に何をしてあげれただろう。。


姉は偉大だ。


いつも支えられてきた。


そんな彼女の側にいることもできない。




ただ結果をまつのみ。




手当たり次第、出産経験のある先輩に話を聞いてみた。




「初産は人それぞれだけど、長くて2日かかる人もいるからね…」


2日!?



時間にして48時間。



聞いただけで目眩がする。



本当に大丈夫か?




そして今朝、
お母さんからメール。


「帝王切開。無事出産」



帝王切開=無事

なのか私には見当もつかないが無事らしい。



そのあとすぐに写メがきた。


かわいいっ!!

       ☆YES, I CAN DO IT ☆-Image205.jpg






こんなに
「おばさん」
の称号がうれしい事はない。





甥っ子が産まれて思った。


命は本当に尊いと。



まだうまれて2時間の彼に大切な事を教わったきがする。




良い「おばさん」、素敵な「おばさん」になる為に努力しようと思います。
       ☆YES, I CAN DO IT ☆-Image233.jpg


この黒い固まり。



うちのお犬。
「りーさん」




私が大学1年の時、
家の近くのブリーダーさんから


「この犬はすばらしい犬です。」




と両親が丸めこまれてつれてきた犬。





しかし…





その辺を歩いている
可憐で華奢で綺麗な髪をなびかせたダックスフントとは似ても似つかない…




       ☆YES, I CAN DO IT ☆-Image225.jpg






これじゃあまるでイノシシだ。






彼は
・大型(がっちりした骨格)
・統一感のない毛色
・いくらブラッシングしても伸 びない毛
・鼻が太くて長い
・大型犬のような声量





ミニチュアダックスを購入する人がこんな犬になることを想像できただろうか?


あのブリーダーさんがいった
「素晴らしさ」
とは

「普通のミニチュアダックにはみられない素晴らしさ」だったのか?





そして性格も「すばらしい」
・冬はコタツから出ない
・夏はクーラーが当たるところ でひっくり返る。
・いつも人のおやつを狙う
・人を選ぶ
・自分が一番だと思っている
・かゆい場所に足が届かない時 は人の手を使う
・よく吠える



吠える部分に関しては

飼い主がいるときは、外を誰かが通っただけでおそろしい声量で吠えるくせに、

自分が一人でいる時は、他人が家に近づいても一切ほえない。
←実験済み


つまり、番犬として一切使い物にならないということだ。




あと、遠吠えもする。
救急車が遠くから聞こえると遠吠えを始める。


別に遠吠えしてくれても一切構わないのだが、オンチなのが気になる。


高音がでないのか、途中で音を外す。




「彼のすばらしさとは?」





まだその素晴らしさをみつけることはできないが、





久しぶりに里帰りすると、
「うれしょん」してしまう彼。


散歩にいくと私との散歩コースを忘れていない彼。




そんな彼は
うちの「愛犬」である。
       ☆YES, I CAN DO IT ☆-Image165~00.jpg

11時40分
入室………

する前にパスポート見せて、カバンの中身チェック。
あとボディーチェック


さすがに大使館の一部だけあってすんなりは中に入れてくれない。


通してくれたと思ったら、クリアファイルを2枚渡された。


原本書類とコピー書類をわけるファイル。


そこに大量の書類
(寝ずに集めた汗と涙の結晶…)


をIN。


さっそく番号札を取ってまつ。


カウンターによばれて書類についてきかれる。
日本人の男性がカウンターにすわっていた。


今まで受けてきた対人の面接で一番緊張したかもしれない。


なぜなら書類はきちんと揃えたはずだけれど、情報がアバウト過ぎて「あなたはこの書類が必要です。今日お持ちですか?」と言われたら太刀打ちできなかった。


彼の言う一言一言にどぎまぎしてかなり不審者に見えたはず。


足りない資料はなかったけど、私が伝えなければいけないことが伝わったかは正直なぞだった。

私はあくまで出稼ぎにいかせてもらう立場なので何も文句は言えない。

彼らが「NO」といえば、就労ビザはおりない。

言いなりな私は、彼らに私の全てを渡した。

・通帳2冊
・パスポート2冊
・英語の資格証明書

の原本を丸ごと持っていった。



ものの15分の手続きがすごく長く感じた。



「その後は隣の番号札をとって待ってて下さい。」

といわれた。



それは私が恐れていた指紋採取の部屋。




なぜ指紋採取が怖いのか?



お尋ね者?




違う違う。



こんな大事な時に人差し指の表面があれていた。



どうしてこんな時にこのタイミングで・・・・・



今日ビザの申請ができないと。致命的だ。



私には時間がない。




下を向きながら部屋に入った。



緊張しながら、指紋台に手を置いた。



やっぱり。




審査官が「?」って顔をしている。



「あの・・・・」



と切り出す審査官。




やっぱり人差し指がとれないのか・・・・・



固まっていると。




「あの。」

「手、しめってませんか?」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?




指紋台から手を離すと。



台の上が、ビタビタ。



緊張のしすぎだ・・・・・




さっと、ティッシュをくれる審査官。




私のこの追い込まれている心境なんて

1ミクロもわかってくれないと思うけれど、



「手がしめっている女。」

それもデーターがとれないくらい・・・・



そんな女に見られたことがとても悲しかった。



ティッシュで手をふいて台もふきとった。



そのあと何事もなく10本の指紋採取は終わった。



「これで今日は終わりです。お疲れ様でした。」



と一言。



終わった。私のVisa申請。




あまりの安堵感から、




「ご迷惑をおかけしました。」




と意味わからない事をいって部屋からでた。




取りあえず、私ができることは終わった。



あとは期限内にもろもろの書類が届くのを祈るのみ。





取りあえず、愛知に帰ろう。







7時半
バーコードの悲劇から3時間半経過。起床。


Visa申請センターには11時50分にいけば良いけど、私は千葉の外れに住んでいて、家から2時間はかかるとみた。


そのまま実家(愛知)にかえる為、帰省準備OK。


あんまり寝てないせいか顔色が悪すぎて目の下真っ黒。


そんな時も、朝ご飯はきちんと食べる私。


一日は朝ご飯から始まる。



家を出たのが9時、バスで駅まで移動。


無事予定通りの電車にのれた。


新橋に到着するまで、
爆睡。


新橋についてやることがまだあった。
2~3週間パスポート取られるからパスポート新/旧ともに全ページコピーすること。


パスポートを今の物に更新した時、古いパスポートをシュレッダーにかけようとした私。


でもためらった自分。


その判断はただしかったよ、私。


古いパスポートに海外旅行の履歴がスタンプで押され日付も入っている為、重要な書類の一部になります。


しかしどーして、シュレッダーにかけようと思ったかというと。


写真のせい………

今より10キロは太っていて、
ノーメイク
そしてワンレン…


この世から消し去りたい写真。
抹消したい過去………



でもよかった。
すてなくて………。


新宿でコピーをとりおわったのが11時15分。

あと45分はある。


でも…




ふと見回した……。





「Where am I???」



印刷してきた紙と現在地を見ながらどっちに進めばいいか完全にわからなくなった。


2人くらいに聞いたけど…


冷たい反応。


東京は冷たい…(泣)
東京のせいにする私……


どーするどーする?



時計は11時25分。



駅から徒歩15分て書いてある。




でもこーゆう時って対外15分以上かかるよな…




やるしかない。


「TAXI!!」


田舎者の私は
都内でタクシーにのるなんて、かっこよすぎる!!

と時間があったら思えたかもしれない。



でもタクシーのおじちゃんに、地図を見せる私の手は確実に震えてた。


おじちゃんは察してくれて
「何時までにいかなきゃいけないんだい?」
と一言。


「50分にはいなきゃいけないんです。」


地図を縦にしたり横にしたり、すごい悩ましい顔をしたので走ったほうが早いかも…と不安に思った瞬間、


閃いたっ!!って顔で
「大丈夫間に合うよ!」


と言ってくれた。


どっ…っと汗がでた。


ただおじさんが走り出した方向が私の思ってた方向と違う。


どんどん違う方向にいくから、思わず乗り出してしまった。


11時30分




「ここじゃない?」





と一言。


「………………………。」




私の思い描いていたVisaの申請センターがあるような場所じゃない。


「ここはちょっと…ちが…」




と泣きそうになった時





「UK VISA」と文字がみえた。



おじさん、愛してます。

あと自分の方向感覚を信じないでタクシーを呼んだ自分に乾杯っ。



丁寧にお礼を言った。




さっ、いざ申請へ参るっ!