2024年３月

イタリア旅行に行ってきました。

出発前に心配だったのは物価です。なにしろ、円安です。

今回は友人たちの旅行に便乗するので、「えいっ」と勢いで行ってきました。

ただし、飛行機以外もかなり「エコノミークラス」の旅行でした。

４人だったので、宿代を抑えられたのはメリットです。

本来ならばドライブ旅行の予定でしたので移動費もかなり抑えられる予定でしたが、これは電車に変更になりました。（私が到着する前に先にイタリア入りした友人たちは２日ほどレンタカーで旅行したそうなのですが、いろいろあったようで（！）、運転をしないことになったそうです。）

物価

数十年前に海外旅行をしたときのように「安い！」と思う場面は、残念ながらありませんでした。

成田での換算レートは１ユーロ：166円強でした。

食事をテイクアウトで済ませてレストランでの食事回数は少なくするなど、適度な節約はしつつ、食べたいものはしっかり食べました。あと、タクシーは高いのでなるべく乗らないようにしました。

以下に記載する料金は、2024年３月時点で私が実際に支払った金額ですので、ご参考程度に。

交通費

電車

高速鉄道はFrecciarossaとItaloがありました。都市間の長距離は、このどちらかで移動しました。例えば、

・ミラノ（マルペンサ空港）→フィレンツェ（Santa Maria Novella駅）

　74ユーロ＝約12,300円でした。

（内訳）

空港～Milano P. Garibaldi駅：13ユーロ、Trenordoの普通列車（全席自由）。

Milano P. Garibaldi駅～フィレンツェ：61ユーロ、Frecciarossaの２等指定席。

乗車直前に空港駅の窓口で乗車券を購入しました。

距離にすると340㎞くらいなので、東京～名古屋の366㎞より少し短いです。

東京から名古屋の料金を調べてみると、指定席で11,300円とありましたので、日本の料金と大差ないのかな、と思いました。

・フィレンツェ（Santa Maria Novella駅）→ローマ（Termini駅）

　50ユーロ＝約8,300円でした。（Italo指定席）

距離にすると231㎞、東京～掛川と同じくらいで、料金的にもほぼ同じくらいのようです。

後にナポリの駅でItaloの係員から教えてもらったのですが、Italoは早く買うほど安いそうです。例えば、サレルノからボローニャまでの料金は、直前だと90ユーロ以上、５日前だと70ユーロほどでした。（事前購入を迷いましたが、結局はItaloでなくFrecciarossaを当日購入。95ユーロでした。）

当然ながら、普通列車で行けば時間はかかりますがお安くなります。

路面電車

フィレンツェの路面電車は1.70ユーロ（約280円）でした。これは、初乗りの刻印時刻から90分は有効というものでしたが、実際には１枚の切符を２度使うことはありませんでした。

ローマの路面電車は1.50ユーロ（約250円）でした。

地下鉄

ローマの地下鉄は1.50ユーロ（約250円）、ナポリの地下鉄は1.30ユーロ（約215円）でした。

バス

サレルノの路線バスは1.40ユーロ（約230円）でした。

アマルフィからサレルノ駅までのバスは2.80ユーロでしたが、バスの前で売っていた係員には３ユーロ（約500円）を支払いました。手数料でしょうか。

ローマ、ナポリ、フィレンツェの乗車券

バスと路面電車は、乗車した際に車内の機械で刻印を押しました。

タクシー

フィレンツェで、ホテルから駅まで４人で乗車しました。距離にして５～６㎞で、35ユーロ（約5,800円）ぐらいだったと思います。迎車料金込みとしても、日本よりも明らかに高いと思いました。

ナポリの最終日に、ホテルから駅まで２㎞弱の距離をタクシー移動しました。ホテルから呼んでもらい、メーター料金のみの支払いで確か10～15ユーロだったと思います。（約1660～2500円）。別の日に同じルートを逆方向に乗ろうとして、駅に停まっているタクシーに何台か聞いたところいずれも20～25ユーロと言われたため、勿体なくて乗れず、結局歩いてホテルに戻りました。まあ、１～２㎞は徒歩でも問題ないですが、重い荷物があるとちょっと疲れましたね。

感想：

タクシー以外は日本と大差ないと思います。さらに、高速鉄道のチケットを事前購入したり、移動の距離や頻度、日数によってはユーレイルパスというのがあるそうなので、それを利用すれば、安く移動できるのではないかと思います。

FrecciarossaとItaloは、どちらも速いし快適でした。個人的にはFrecciarossaが好きです。

現地での移動に関しては安くはなかったけれど、高過ぎるとも思いませんでした。

なにより高くなったと感じたのは、国際線の運賃ですね。（数十年前との比較。）

いつか安くなる日が来ることを願っています。

イタリア旅行 物価（１）交通費

イタリア旅行　物価（１）交通費