娘は、PICUの先生を驚かせるほどの回復を見せました。
10時間の大手術となり、大量の輸血をして、真っ白で血の気のない姿で出てきました。
元気になってもらいたい。娘を助けて欲しい一心で手術室へ見送ったはずなのに、出てきた姿をみて弱らせてしまったと胸を痛めました。
しかし、術後2日目にはベッドから起き上がり、恐る恐る時間をかけながらではありますがポータブルトイレまで移動することができました。
3日目のこの日には、手や腕にとっていたたくさんのルートは全てなくなり、痛み止めはカロナールの点滴のみになっていました。
お昼前に娘の元へ行くと、DVDを見せてもらっていました。
看護師さんから
ここで、お昼ご飯を食べてから病棟に上がりましょうね。と言われました。
娘と2人でヤッター!!と大喜び!!
やっと娘のお腹を満たすことができる。
良かった…。
ご飯を食べている時に娘の担当医が様子を見にきて下さり、
「◯◯ちゃんは本当にすごい。
PICUで、あの子すごいって噂になっているよ〜」
と教えてくれました。
そんなにすごいことなんですか?と聞くと
あれだけの手術をして、術後2.3日でここまで動ける子はいない。
1週間〜10日寝たきりでもおかしくないんですよ。
と言っていました。
4日ぶりのご飯は、なんと焼きそば!!
え!急にこんなの食べていいの?と驚きましたが、娘は美味しい美味しいとたくさん食べました。
娘のお腹が満たされて、私の心も少し軽くなりました。
そして、病棟にあがり、私も娘と私の荷物をせっせと運びます。
次は主治医が部屋に来て、ベッドを起こし、足を組んでYouTube見ている娘の姿を見て
「あなた本当にすごいな…
足組めるの?痛くない?
カロナールしか入ってないよ?」
と驚いていました。
娘の姿を見て、子どもは痛みに強いんだなーと思っていたけれど、娘は更に強かったです 笑
痛み止めの点滴はこの日で最後でした!
起き上がるのも、すぐそこにあるトイレに行くのも、まだまだ前屈みでゆっくりヨチヨチ歩きでしたが、十分すごい!!
娘の生命力には本当に驚かされました。
この日の採血の結果も、今からもう1回手術ができるくらいしっかり回復しているとのことでした。
病棟に上がれたので、今日からやっと娘のそばにいることが出来るようになりました。
娘がだいぶ元気になってくれたので、この日は穏やかに過ごせました。