こんにちは。


最近釣具屋やネット上で、タチウオ釣りを始める人がよく無いタックルや仕掛けを買っているのを見て我慢できなくなった私です。


今回は初心者向けに、東京湾の天秤タチウオのタックルの選び方を書いていきます。


各項目の最後にこれ買え!っていうの紹介しておきます。


ダイワしか使わない人なのでダイワ商品が殆どです。

 ロッド(竿)


これは二つ選び方があり、


現役のものを流用する

のと、

専用竿を買う


個人的には、絶対に専用竿を買った方がいいと思います。


しゃくりやすいようになっています。



流用するのであれば、オモリ負荷40〜100号くらいのライトゲームロッドで、7:3〜9:1のものなら使えます。


ヤリイカ竿でもやや硬いですが使えます。 


マルイカ竿のようにペナペナだと上手くしゃくれないので絶対にやめた方がいいです。


目安として、60号のオモリを素早くやや強めにシャクった時に穂先がピンっと跳ね返れば使えます。



専用竿を買うなら、タチウオ竿かテンヤタチウオ竿から選ぶことになります。


タチウオ竿なら長さは160〜190センチで、硬さはHと言う表記のもの(60〜120号負荷)が間違いないです。


メタルトップのものが絶対に良い(メタルじゃ無いと取れないバイトはかなりあります)のですが、最初はそんなにお金かけられないと思うので普通の竿でもいいです。


テンヤ竿の方が先調子で細かく誘いやすいのでいいと思いますが、先調子ってことは失敗したシャクリも魚にそのまま伝わります。


最初のうちはシャクリが上手く無いのでカバーできる普通の天秤竿が好ましいと思います。


買うならステップアップしてからで、MAX100号くらいのものがいいと思います。

8:2調子で!


ダイワならタチウオXのH-180を買いましょう。


できればメタリアタチウオゲームH-175がいいですね。(新モデルが出るので今なら安く買えますよ!)


 リール(種類)


タチウオで使うリールは手巻きの両軸リール(ベイトリール)と電動リールの二つがあります。


これは水深と魚の活性で分けるといいと思います。



まず、水深が20メートル以浅。

これなら問答無用で手巻きです。つかれませんし、電動要りません。


40メートルより深ければ電動の方が疲れなくて良いです。



水深で迷ったなら、次は活性で選びましょう。


高活性なら電動の方が楽です。

あとは微妙な活性の時は電動微速巻きがハマったりするので電動の方が無難です。


超低活性でロングステイ(大きくシャクって長時間待ち、フォールで見せる誘い)でないと食わない時は手巻きの方が疲れないのでいいです。


 リール(ギヤ比、サイズ)


次はリールのギヤ比です。


力のある人ならハイギヤ、力のない人ならローギヤがいいと思います。


ハイギヤの方が棚を合わせやすかったり回収も早いのでハイギヤがいいです。


力のない人ならローギヤの方が楽だと思います。



サイズは、いろいろありますが、150〜200番を選んでおくといいです。


意外と重要なのが、ハンドルの向きです。


これに関しては利き手の反対で巻くことです。


意外と細かい誘いを使うので利き手で誘って反対で巻く。

これだけでバイトが増えるのと疲れません。


あとダブルハンドルの方が絶対にいいです。

手首でくるくる巻けるので。



おすすめは、

スパルタンIC 200HL

ライトゲームX IC 150L-DH


電動なら

レオブリッツ200JL

シーボーグ200JL-DH


手巻きはほぼ使わないので安いものでいいです。

安すぎると信頼性の問題があるので安すぎないものにしましょう。


迷いますか?


決めてあげます。

ライトゲームX ICとシーボーグを買いましょう。


 ライン


次はリールに巻くラインについてです。


素材は絶対にPEです。

これは船宿で指定されている筈です。


太さも船宿で指定されていると思いますが、船宿によって違うので、行きたい船宿のHPを開き、何号を指定されているか調べてください。


だいたい1.5〜2号だと思います。


基本的には細い方が沢山巻けるので高ぎれしやすいタチウオ釣りでは細い方がいいです。


1号まで落とすとリーダーor特殊なラインシステムが必須になります。


その船宿のレギュレーション内で、細めのもの、もしくは船長のおすすめ号数にしてください。



ヨリ数ですが、これは8本寄りがおすすめです。


4本だと表面が荒く潮を受けてラインが弛みやすくなります。


かと言って12本よりだとロストした際のダメージが大きすぎるのでお勧めしません。



下巻きを滑り止めで1メートルほどナイロン4号で入れ、あとはPEをいっぱいに巻けるだけ巻きます。


おすすめはダイワのデュラセンサー(汎用)です。


 天秤、オモリ


天秤にはストレート天秤と弓形天秤があります。

タチウオ釣りではその2種を使い分けます。


基本的にはストレート天秤の25センチです。

深場なら30センチにした方が絡みにくくなりますが、概ね25センチで足りると思います。


ストレートなら深場から浅場まで広く使えます。



あとは冬タチなど、深場で低活性時は魚に違和感を与えない為に弓形天秤の30〜35センチがいいです。


バイトの瞬間ちょっとだけ衝撃を吸収してくれるのと、餌切れを防いでくれます。


あとは、シャクって止めた時に天秤のアームがバネ効果で「ピョンっ」と跳ね返るのでリアクションを誘いやすくなります。


おすすめは

ストレートなら快適天秤マルチ

弓形なら快適天秤アーチです。


オモリ号数は船宿の指定によります。


ここではオモリ形状について書きます。


安さを求めるなら1キロ単位で売ってる小田原型(六角)オモリで、

フォール速度を求めるならスカリーがおすすめです。


で、最近試しているのが球状オモリです。

名前の通りまんまるです。


フォールが遅い、回収の抵抗が大きいなど欠点はありますが、小さいのでしゃくったときにオモリが暴れないのであたりが取りやすいです。


あとはカラーですが長くなるので書きません。


迷ったらスカリーの銀色を買っておいてください。

慣れてきたらドラゴンシンカーや特殊なオモリも視野に入ります。


タチウオ釣りでは仕掛けをロストしやすいです。

天秤は最低4つ、オモリは船で使うと思われる号数(忠彦丸でPE2号なら40号60号80号)を、各3つ持参しましょう。

 仕掛け


仕掛けは時期によって完全に変わります。

詳しい解説は過去に書いているので見てください。

今回は簡潔に書きますね。


最初のうちは自作する余裕もないと思います。


おすすめは、ヤマシタのタチウオ仕掛けTSNです。


夏なら1/0、冬なら2/0と3/0を使い分け、その他の時期は2/0です。


あとはヤマシタから冬用のテーパー仕掛けも売っています。

作った方が良いですが…


がまかつの仕掛けは、夏タチは使わない方がいいです。

寒い時もそうです。


フックが大きく太く重いので動きが悪くなり、フォールも遅くなります。


ワイドの針は本当にやめてください。

バイトが少なくなります。



ここからは自作の場合です。


自作した方が、絶対に安くできますし時期に合った仕掛けにできます。


の高活性なら、6号のフロロにオーナーのサーベルフックX1/0を内掛けで結び、1.8メートルから使います。

刺さりが悪くなる、ハリスが切れる、傷付くなどしたら結び変えます。


1.5Mまでは使えます。


なら、仕掛けは固定でフックを使い分けます。


仕掛けは、ハリ付近7センチくらいをナイロン12号で、その上はナイロン4号を結び、全長は2.5Mで作りましょう。


フックはオーナー2/0をメインで、当たりが少なければヤマシタ2/0です。


初冬の冬タチ前哨戦や春の激渋なら、

ヤマシタ1/0にナイロン10号を7〜8センチ取り、ナイロン4号を2.8M取ります。


ヤマシタの針は軽いので渋い時やフォールが効いているときに向いています。


仕掛けは天秤以上に無くしやすいパーツです。

時期によって使うと思われる仕掛けを3パック、それに加えて予備の針を1パック持っていきましょう。

 エサ


エサは基本的に舟宿支給です。

コノシロとサバがありますが、コノシロのほうがいいです。


サンマは使用禁止の海域が殆どなので持っていかないでください。


 最後に


最後におすすめの船宿を紹介します。


忠彦丸

船長が少し厳しいですが、確実に釣らせてくれます。

レクチャーは必見です!


中山丸

タチウオ釣りで出る時期が短いですが、だいぶ釣れているようです。


一之瀬丸

タチウオとアジのリレー船です。

どっちも大漁だと捌くのに夜中までかかってしまいますが、ボウズの可能性がだいぶ低くなります。



読んでいただきありがとうございました。

タチウオはだいぶ増えています。

たくさん釣ってたくさん食べましょう!


蒲焼き、ポン酢あえ、炙り刺身、塩焼き、天ぷらなどあります。

卵が食べられるのはよく知られていますが、実は白子も食べられます。


夏は特によく釣れる時期です!


ぜひ行ってください!