7月25日に放送された『VS嵐』内で、ジャニーズWESTが『FIVBワールドカップバレーボール2019』(ともにフジテレビ系)のスペシャルサポーターに就任したことが発表された。ジャニーズのグループでは、これまでV6、嵐、NEWS、Hey! Say! JUMP、Sexy Zoneが同スペシャルサポーターを務めている。これまで彼らがどんな活動をしてきたのかを振り返ってみたい。

V6

 バレーボールワールドカップのジャニーズスペシャルサポーターの始まりはV6だ。そもそも、V6はワールドカップのイメージキャラクターとして誕生したグループである。2019年3月20日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)では、メンバーの井ノ原快彦からこんな話があった。森田剛と三宅健はすでにメンバーとして決定済み。バレーボールの練習のために集められたジャニーズJr.の中で、坂本昌行、長野博、井ノ原と一緒に真面目にバレーボールの練習をしていた岡田准一がジャニー喜多川氏に選ばれて結成に至ったのだという。もちろん、デビュー曲の「MUSIC FOR THE PEOPLE」はワールドカップのイメージソングとなり、その後も「MADE IN JAPAN」が第27回春の高校バレー、「BEAT YOUR HEART」がアトランタオリンピック女子バレー最終予選のイメージソングに選ばれている。さらに、アトランタオリンピック世界最終予選時には、V6メンバー全員が主演を務めるバレー部を舞台にしたテレビドラマ『Vの炎』(フジテレビ系)も放送。徐々にバレーボールに関する活動は後輩に受け継がれていったが、今でも時折身体能力の高さを知らしめるパフォーマンスを見せてくれることがある。V6とスポーツが、不可分の関係になっている証拠である。

 嵐も結成のきっかけにバレーボールがある。以前『TOKIOカケル』でメンバーの松本潤が「リハーサル前に中学生50人くらいでバレーボールをやって、ニノ(二宮和也)とずっとラリーを続けてた。そこにジャニーさんがいて、『YOUたちめちゃめちゃうまいじゃん。1999年にワールドカップバレーのイメージキャラクターをまたやるから、YOUたちやればいいじゃん』と言われた」と語ったことがある。(https://news.line.me/issue/oa-newspostseven/e9d3b4b0b065)そんなきっかけを経て、1999年にデビュー。デビュー曲「A・RA・SHI」はバレーボールワールドカップのイメージソングとなった。そして、V6に続きバレーボール部を舞台にしたテレビドラマ『Vの嵐』(フジテレビ系)も放送。さらに、『嵐のV1』(フジテレビ系)の中でバレーボール経験者のV6・坂本とともに実際にバレーボール対決をしたこともある。相手はワールドカップ出場国の応援者たち。苦戦を続けていたが、持ち前の運動神経と運で対イタリア戦で勝利を収めていた。諦めずに戦い抜くこうした地道な努力が、今の嵐の姿につながっているのかもしれない。

NEWS

 2003年のバレーボールワールドカップのイメージキャラクターとして新しいグループが誕生するとの発表があり、デビューを果たしたのがNEWSだ。当時すでに大人気だった山下智久を含む8名という大所帯でのデビューとあり、非常に華々しかった記憶がある。V6や嵐の時のようにテレビドラマは放送されなかったが、NEWSメンバーが日替わりでゲストを迎えて応援ソングを紹介し、スタジオで生演奏する『ワールドカップバレーボール2003 NEWSベストテン』(フジテレビ系)が放送されていた。嵐・大野、二宮をゲストに迎えた際には「A・RA・SHI」を2人とともに披露し、NEWSメンバーの貴重なラップも披露されていた。この番組は非常に好評で、今もなおSNS上で話題に挙がることがある。現在は4人で活動を続けるNEWS。再びパレーでつながる先輩メンバーとコラボレーションする姿も見てみたい。


リアルサウンド記事より