2011年からのいろいろな出来事の中で、老化した私の病気に対する情報の理解、記憶が確かでないこともあります。癌手術、2回の吻合手術を終えてその先に進む前に思った事は、手術とは体も心も気持ちも全て大変なことということでした。だから納得して向かうことです。もちろん手術してくださる先生方も、自分の命を削って手術に向かっていると話してくださいました。癌とわかってから入院までの時間、身の回りを片付けることから始まり、終活ではないですが、やはり色々と考えました。後で病院の同室の方も皆そんなことしか思いつかないと笑って話していました。医療の進歩がはやく、今は癌=死ではなく癌と共に生きる時代となりました。手術、治療を乗り越えれば、元の日常に戻れると言う気持ちが我慢につながりました。が、後遺症と言うものは残ることも多いと思います。リンパ浮腫も、最初は知らないがゆえに怖さもあまりありませんでした。時が過ぎていくうちに、だんだん太くなって、重くなって、疲れ、足の自由がきかなくなり、肌を切り裂くような痛みもありました。しかしいくら痛みを訴えても理解してもらえず、治療の中でこれが1番辛い事でした。当時はリンパ浮腫は無痛であると理解している専門の方も多くはなかったのです。今は 、リンパ浮腫で痛みを感じる人たちもいる、という理解が一般的になりました。
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