さて、ここで皆様に推薦図書をご紹介いたします。


俺は4年間、ベーシストであり作編曲家の村井俊夫さんに師事し、ベースとジャズ理論を勉強しました。

その村井先生が、新著書、「作曲非常口」(平凡な私達のためのメロディー技法)を発刊しました。



楽譜要らずのポピュラー音楽理論

サブタイトル通り、特別な感性にばかり依存せず、作曲を独自の理論的観点から解説する良著でございます。

特にこのBlogの記事を読まれている方のように現在作曲作業に携わっている方、これから挑戦してみようという方には是非読んでいただきたい本です(完全にセンセーの回し者ですが、マジでいい本です)。

ちなみに、村井先生の前著は今回の作曲本とは全く趣旨の異なる、画期的なベース教則本でした。

それが、「ベースラインの構築法」(非和声音と開放弦)。



楽譜要らずのポピュラー音楽理論

いわゆるコードトーン外の音(非和声音)の解説とベースライン構築における効率的な利用の仕方、ベースの各開放弦を全Keyで効果的に使う方法を詳説するという、世界に前例のない、まさに村井先生ならではの名著でした。

ベース初心者、理論の基礎を知らない人には全く不向きの本ですが。

そもそもジャズのベースライン作りの考え方ってのは十人十色なのですが、村井先生独自の開放弦を有効に使うというアプローチは、特に「弾きやすく、その為にリズムが安定する」考え方で、俺がレッスンを受けている当時から徹底して伝授されたものです。

それが著作としてまとめられたのだから、これは感涙モノでした。

こちらも、ベーシスト以外にもミュージシャンには参考になるトコロ多々ですので、是非読んでみてください。

なかなか普通の本屋や楽器屋には置いてませんが(笑)、Amazonで買えます。

何か新刊より、前著の紹介の方が多くなっちゃいましたが(ベーシストのサガです)、新刊もヨロシク!



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