肺がんの中でも、肺腺癌は
喫煙とは無関係です。
私も家族も、煙草は一切吸いません。
肺がんだなんて、まさに青天の霹靂。
2016年、肺線癌(1A)が判明してから、
抗癌漢方との出会い・手術を経て、
経過観察を卒業するまでの記録です。
2017年7月3日
術後1年健診の時の記録です。
あっという間の一年間でした。
咳は止まり、肺の状態は術前と変わらず、
元気に過ごしていました
朝から青空が眩しい、暑い日でした。
受付して、血液検査へ。
この日採血して下さった看護師さん、
すごく上手だったようで、
全然痛くなかったです
思わず痛くないと口にすると、
「あなたの血管が優秀なのよ~アハハッ。」
と看護師さん。
「採血の練習台になって欲しい位だわ♪」
と言われました。
血管が太くてしっかり出るから、
とても採血しやすいのだそうで
その後、緊張のCT検査へ。
造影剤を使わない、単純CTでした。
数往復してあっという間に終了。
その後、診察室前で待ちましたが、
この時間が一番きつい
もう結果は決まっているから、
不安がっても仕方ないと
分かってはいるのですが
私の肺がんは、遺伝子変異無し。
万が一再発したら、
使える分子標的薬が無いのです。
ここ近年は、ALKやEGFRをはじめ、
遺伝子変異のある肺がんに対して、
分子標的薬の開発が進んでいて、
たとえ4期でも長期生存されている
肺がん患者さんが増えてきたそうです。
しかし、私にはありません。
再発しない事を祈るのみ、です。
この日は、30分位で呼ばれました。
1年健診は、A教授でした!
椅子に座る前に、
「今回も異常無し!良かったね」
A先生最高だわ~~
結論から先、ありがたや。
CTの画像を見せて下さり、
新しい病変も無く、綺麗ですよ。
と。良かった~~。
そこからは雑談タイムでした。
子どもさん達(双子)は元気か?
上の子は何年生?などなど。
最後に、質問ある?
と聞かれたので、
「大学時代に○○(とある発展途上国。
治安が良くないので普通は行かない)
に行かれたんですよね?」
と言ってみたら、
「君なんでそんな事知ってんの」
と驚かれ、
「○○産婦人科の●●先生に聞きました。
理由は教えてもらっていないんですけど。」
(※定期的に通院していた病院です。
そこの先生は、教授先生の同級生。)
と答えると、
「あいつお喋りなんだよなぁ。
余計な事患者さんに教えて。
まったくもう・・・。
そうそう、行った行った
2ヶ月位かな、休学して。」
初めて教授先生の笑顔を見ました。
「理由は、言わないでおく。ハハッ。」
その国は、医療が極端に遅れており、
何千、何万の子ども達が命の危険に
さらされている国です。
推測ではありますが、よほどの
志があっての事だと思います。
ここの大学病院の先生方は、
雑談できる雰囲気なので、いつも、
和んだ雰囲気で診察室を後にします。
「と、いうことで。次の受診は来年の7月ね。
1年間病気の事は忘れて普通に過ごして大丈夫。
感染症には気を付けて。来年、待ってますね。」
と、先生。元気が出る言葉に感謝です。
丁寧にお礼を言って、帰路につきました。
レポート内容は、
右下葉切除後。
肺内に再発を認めません。
胸水なし。
リンパ節肥大無し。
肝・副腎に転移を認めません。
診断:再発なし
CEA:2.32
CYFRA:1.50
一安心だった、1年健診でした。