続き


8ヶ月近く入院中、父はとにかくリハビリに励みました!

まずは4点杖で歩けるようになるのが目標。

そして、右利きだった利き手を左に変えていくこと…

歩行が出来るようにならないと、車椅子生活となります。

そして食事が自分で出来ないなら、完全に食事は介助が必要となります。

発症当時の父は57歳と1ヶ月

若くはないけれど、まだ年齢で考えれば定年前。

リハビリの医師の言う通り、父は4点杖での歩行が可能になるまでに回復。

そしてリハビリの医師が驚くほど、左手に利き手をスイッチしたのです…

箸使い、筆記、どちらも左手で器用に出来るようにあっさりなりました!

歯磨きも、左手でうまいことやれます。

元々、器用な人間でしたけど…こんなにもうまくいくとは思いませんでした。

トイレも歩行が可能となり、自ら行くことも出来るように…

トイレが自分で出来ない状態の頃、オムツを強いられましたが、父が不機嫌になることが度々ありました。

それはオムツ交換の時に、カーテンを閉めないのです…

4人部屋です。

家族が見舞いに訪れることもあるのに、カーテンが開けられたままでオムツ交換していたことがありました。

妹は介護の仕事をしており、特養で働いています。

オムツ交換の現場を見て「カーテン閉めてください」と何度もお願いしたそうですが、なかなか変わらず…

病院に匿名の電話を私は入れたことがあります。

オムツ交換の際にカーテンを開けられたままの父がどれだけ屈辱感を味わったか…

本当に気の毒で、そして私の知る何でも出来る父が悔しい思いをしただろうと思うと悔しさが込み上げて来ました…