続き
母と病院に駆け付けると、入院に必要なもの(手術後に必要となるもの)を看護師さんに渡したり、同意書などを提出。
すぐに手術に入ると言われ、そこから長い時間を過ごしました…
バイトから駆け付けた大学生の弟、10日後に出産を控えた身重の妹とその夫。
母の弟、父の兄、父の甥と病院に駆け付けてくれました。
すでに一般診察は終わり、面会時間も終了間近のロビーで私たちは待ちました。
無口な叔父が色々と話してくれていたのですが、それをただ頷くのみ。
父は助かるのか、もう2度と話すことは出来なくなるのか…
不安しかなかったです。
かなりの時間が経過し、看護師さんから手術が終わったことを知らされた頃は疲弊していました…
ICUに移動した父を部屋の外から見ると、微動だにせず、そこに居るだけでした。
顔は浮腫んでいるように見えました。
このまま目を覚まさなかったら…
医師からは24時間が山だと告げられました!
手術はうまくいったけれど、術後24時間が重要だと…
何も出来ない私たちは、駆け付けてくれた叔父たちにお礼を言い解散しました。
家に帰り、急変でもすれば連絡が来るので、万一に備えてすぐに出られる服装で横になりました。
人生で1番長かったあの日…
これからを考えると吐き気すらしました。
私は長女、まだ大学生の弟。
父は小さい会社を経営していたので、そのことも大きくのし掛かって来ました。
何もわからないでは済まされない。
私の人生に大きな影響を与えた、父にとっても人生の本当の分岐点でした…