続きです



私は自分の車で病院へ向かいました。

そこは脳外科病院で地元でも有名ではありましたが、生まれて初めて行きました…

父は救急搬送され、救急の処置室で処置を受けたり検査を受けたり、医師や看護師がドラマのようにキビキビと対応してくれてました。

私は母を見付け、とりあえず処置室のそばの椅子に腰を下ろし、父の様子が気になりました…

何とも長い時間そこにいるような気分になりましたが、なかなか父の様子を知ることが出来ませんでした。

この先のこと

様々なことが頭を過りました…

もしかしたら、このままってことも思いましたよ。

しばらくして看護師さんから呼ばれ、処置室で医師から説明を受けました。

「落ち着いて聞いてください!
お父さんの頭の血管が破れて、出血しています。
 病名としては【脳内出血】というもの      です。卵1個分くらい出血してるかな…」

【脳内出血】?
脳卒中の類い?それは生きられるの?
治るの?大丈夫なの?

頭の中を駆け巡る疑問

「あれっ?娘さん大丈夫かな?」

私の様子がおかしかったのか、医師から心配されました。

「幸い今は出血が止まっているので、手術は明日行います!」

手術は明日!?どうして?
今日やらなくても大丈夫なの?

どうして今日やらないの?と、思いながら入院説明や手術の同意書などの書き方を教わり帰宅しました…

母はとりあえず父の姉兄に連絡をしておこうと言い、私は入院で必要なものを購入するため出掛けました。

そして夕方16時頃、止まっていた出血がまた始まり緊急手術となると連絡を受けたのです…

止まっていた出血がまた… 

嫌な予感

もう父と話すことが出来ないんじゃないか…

不安に押し潰されそうになりながら、荷物をまとめて緊急手術に駆け付けたのです!