あけましておめでとうございます!!

本日のブログを担当します、経済学部経済学科1年の下野洸樹です。出身は神奈川県立鶴見高校で、川崎フロンターレユースでサッカーをやっていました。
学年は1年ですが、昨年は1年間大学浪人をしたため、今年成人を迎えます。
そこで今回は、浪人生の時に聞いた面白い話を紹介したいと思います。


「みなさんはUFOを信じますか?」


私は去年通っていた駿台予備校で受けた、ある世界史の授業中にそう問われました。

髪はピンク色で、10cm以上はある厚底のブーツを履き、コスプレのような黒のフリフリのついたスカートを身につけ、化粧をしたオジサンが私の世界史の講師でした。
そしてこのオジサンはこう続けます。


「私はねぇ、UFOを見たことがあるんですよぉ」


先生が変なことを言うことはみんな慣れているので驚く人はいません。

少し癖のある喋り方で喋り続けます。


「僕はねぇ、小学校2年の時から中二病を患っていてね、あたりの暗いうちからねぇ家の屋根の上にのってねぇ、朝までずっと空を眺めてのね。
そうするとねぇ、ある日、何か光る物体が パッ と光って止まったの。
はい、もうねぇこれはUFO以外考えられませんね。
それでねぇその光はスゥーと動いて、また パッ と消えたの。
その日からねぇ、僕はUFOを信じてるんだよねぇ」


みんなが心の中で(それは嘘だろ〜)と思っていることも、この女装オジサンにはお見通しです。


「ね、この中には信じてない人もいるかもしれませんけどねぇ、だってねぇみなさん本気でUFO探したことありますぅ⤴︎?
じゃあ、ねぇ、1日のうちに何分、空を見上げますかぁ?
ね、多分ね、10分。10分も眺めてないと思いますよ。
それなのにねぇ〜、UFOがいないなんて簡単には言っちゃダメです(笑)

ね、そうでしょ?UFOはいます」


この既婚のオジサンにそう説得され、私は確かにそうだなと思い、いないと決めつけていた考えから、いるかもしれないかな?という考えに変わりました。
文章では伝わりにくいかもしれませんが、先生の話には妙な説得力があります。きっと先生は話し上手な宇宙人なのでしょう(見た目的にも)。


先生の授業はとてもわかりやすく、世界史にまつわる沢山の小話をしてくださいます。そのどれもが面白く、興味深く、記憶に残るものばかりです。

また生徒の気を引き、集中力を保たせるためだけではなく、受験や合格した先にも使える教訓としても小話をしてくださいます。

なのでこの話から学べる教訓があるか考えたところ、私は 2つ の教訓があると、考えました。



1つは、思いがけないところに発見があるということ。



私たちはいつも何気なく空を見ているはずです。朝起きて天気を見てみたり、月や星が綺麗だと見上げてみたり。
じっと何時間も眺めるなんてことをほとんどの人はしません。
ですが、歴史上の偉大な発見や発明なんかは思いがけないところからやってきたりします。
ニュートンが重力を発見するきっかけを作ったのも、木から落ちたリンゴですもんね。
なので、そういった普段は気にも留めないところに目を向けてみるといい発見があるかもしれません。



2つ目は、当たり前を当たり前と決めつけないということ。



世の中にはUFOを見た!UFOはいる!と主張する人がいますが、多くの人はUFOはいないと決めつけてその主張を否定します。
しかし多くの否定派はUFOがいないことを本気で確かめようとしていないと思います。
私もその一人です。
本当のところはどっちかわかりません。しかし世の中で当たり前だと思われていることを少し疑ってみて、実際に確かめてみることは大事なことだと思います。
例えそれが正しかったとしても、確証を持ってそれを語ることができますし、理解も深まります。
ネットの情報に簡単に流されてしまったり、騙されたりしてしまうのもそういった確認作業が省かれてしまっているからですよね。



以上が今回、私が話したかったことです。まだまだ先生の面白い話を紹介したいところですが、長くなってしまったのでここまでにしたいと思います。
これからも先生に教わった沢山のことを教訓にしていきたいと思います。このブログを読んでくださった方々もぜひ参考にしていただいて、興味のある方はぜひ駿台の講習に出てみてください。



最後に

いつかUFOがいないことが証明されて


「大人は真剣に全力で嘘をつく」



というのをこの話の3つ目の教訓に出来ることを祈って(このブログが先生まで届きませんように)。



今年も明治学院大学サッカー部をよろしくお願いいたします。