ブラック企業を作るのは庶民です -3ページ目

ブラック企業だとなぜ悪い?

ブログの観覧、ありがとうございます。

ブラック企業は悪くない、なぜ叩く?というのは「安さを追求した結果がブラック企業というゴールだった。なぜそれを叩けるのか理解できない」ということなんです。

お客さんは「安さ」を求めます。安いことを売りにするとお客さんが増えます。薄利多売では人件費を削るしかない。残業代は当然出せない。
給料を上げると店が潰れる。

求人票を出したい→労働基準法で労働時間は8時間と決まっている→労働ではなく準備ということで労働時間を短く書く→面接をした人には一応忠告する「労働時間はこれじゃないよ?」と→働きたいのでそれで良いという→体調を壊すか自殺をしてしまう→ブラック企業と言われる。

この原因は「安さ」なんじゃないかな?
コンビニに行くと焼き鳥が100円ぐらいで売ってますよね?なぜ疑問に思わない??
鶏肉、串、人件費、どう考えても100円で売って利益が出るわけないだろ!!

お客さんがよく言ってたよ、「これは安いから発泡酒だな!」と。



は???

当たり前のことを自慢げに言うな!
こっちは神経を削って1円でも安くしようとやっています。
それは安さ求めて来るお客さんがいるからです。
安くないと来れないでしょ?
値上げしたら「なんで値上げするんだ?」とか「二度と来ない」とかいうクレームを言う。

言わせてもらうと「その料理の適正価格は、そんなに安くないんだよ!!」




ブラック企業なんて作りたい人間はいないと思います。ブラック企業になっていくんです。


テレビなどメディアで「バイトテロ」というの最近やっていましたね。

あれを観るたびに「社員さんがノイローゼにならないといいな、社員は悪くないんだよ。見捨てないでくれよ、お客さん」と願ったものです。

アルバイトの教育がなっていないんじゃないか?とかアルバイトを管理できないシステムが悪いとか、評論家気取りが言ってました。

あのな!そんな教育できるか!!!
面接で全ては見抜けないし、仕事を覚えてくれれば良いぐらいの感覚なんですよ。
厳しくやったらやったで、アルバイトがSNSで訴えたらメディアでブラック企業って叩かれるんだろ?

やってられないですよ。
じゃあ、値上げしても食べにきてくれるんだろうな?と問いたい。


安いことを悪いとは言わない。安いんだからという理由で我慢していることもあるでしょう。ただ、それ以上に社員さんは苦労していることを理解してほしい。

読んで頂き、ありがとうございます。


前回の続きです

ブログの観覧、ありがとうございます。
前回は、ブラック企業を産み出す原因の一つが「安い」という事だったと思います。

この結論になった理由として、私はブラック企業だと思う所に勤務していたという話をしようと思います。

名前は出しませんが、チェーン店の居酒屋で働いていました。
ハローワークにあった企業に行き、面接を受けて働き始めたわけですが、面接段階で言われたこと「ウチは、そこに書いてある就業時間で終わらないけどいい?
働きたい側からしたら「はい」以外の選択肢は無い訳で、そこから働き始めました。

労働基準法というのがあります。
8時間労働ですよ〜、それ守って下さいね〜。残業させる場合は、残業代を出すんですよ〜。というヌルい事を言い、何も機能していない法律が!!!

私の働いていたお店は、求人票にはこう書いてありました。「夕方5時〜深夜1時までが勤務時間」と・・・

居酒屋で、正社員で働いたことある人は分かると思いますが、そんな労働時間で仕事が終わるわけないんです!

ええ、本当は「夕方3時〜深夜3時」

なぜか?
出勤すると、まずは店内の掃除をします。汚いままお店を開けるわけにはいきません。
他の社員は、お通し(席料みたいなもので頼んでいないのに出てくる料理、もちろん料金は発生する)を作っています。
それが終わると、提供する料理の準備やビールサーバーの準備をして、夕方5時30分に店を開けます。
ここからが勤務時間、給料が発生する仕事です。
忙しかったな、薄利多売でやっているお店だったので来るお客さんも多くかったです。


色々あって閉店時間の深夜1時。
さあ帰ろう、とはなりません!なぜって?後片付けがあるんだよ!!
「いや、料理作りながら片付けしろよ!素人かよ!お前が無能なだけだね!」

たしかに・・・
居酒屋というのは、正社員とアルバイトがお店で働いているわけです。
料理を作るのが正社員、ホール担当や皿洗いがアルバイトという役割り分担ですかね。
アルバイトさんは、時間が来れば帰ります。大体21時ぐらいには8割のアルバイトが帰ってしまう状況でした。


気づきましたかね?
21時に8割のアルバイトは帰るんです。店の営業時間は深夜1時。その間もオーダーが来るわけです。アルバイト7人と正社員3人でやっていた店なので、8割のアルバイトが帰ったら当然洗い場には人がいません!!

たまっている洗い場の食器を洗う、使った器具の確認や、在庫のチェックなどやり、店を出れるのが深夜3時ですかね。

残業代?出ないですよ。前半はオープン準備で、後半は片付けなので、残業代は出ません!
一般的な安い居酒屋って、こういう形態がほとんどなんじゃないでしょうか?

田舎のお店でコレなのですから、24時間営業のチェーン店居酒屋なんか地獄でしかないでしょう。

よく名前の出る居酒屋「和民」
この営業で長時間やっていれば、そりゃブラック企業って言われるよ。

夜型人間ではなかったみたいで、精神状態と内臓を壊してしまいそのお店は辞めました。

ただ、勤務していた居酒屋を悪く言うつもりは全くありません。それどころか「なんでこれをブラック企業だと世間は叩くのか?」という疑問まであります。


ブログを読んで頂きありがとうございます。
続きます。

ブラック企業を産み出して叩く社会

ブログの観覧、ありがとうございます。
今回、こんな記事を書こうと思った理由は「なぜ、自分たちが作っておいてブラック企業を叩くのだろう?」と疑問に思ったからです。


そう、ブラック企業を作っているのは私たちだ!!





何言ってんだ?狂ったの?変になったの?
いいえ、そんなことは無いです。
たしかに、私を含めた消費者がブラック企業を作っているなんて自覚はないでしょう。当然です。

しかし、日本にはブラック企業が存在し、その1つの原因になっているのが、私たち消費者なんです。


安くて良い物を欲しいですよね。安い食べ物で満足したいですよね?安いことが良い事なんですよね?


ええ、ここまで連発すれば分かると思いますが、「安い」これがブラック企業を産み出す1つ目の原因なんじゃないか?と思ったわけです。


安さを求める事はいいですよ。私も安売りや、セール品は大好きです。
しかし、それはブラック企業を生産する手助けをしていない?ということなんです。


読んでいただき、ありがとうございます。
続きます。