いきなりですが僕が感動したシーンを書こうと思います。バリバリネタバレ。
ラスト、
屋上での騒動が終わり神木と東出が会話をするシーン。
東出はおちゃらけた様子で8mmを手に取り、「将来は映画監督ですか?」と聞く。
それに対して神木は「ただ面白いからやってるだけだよ。」と答え、
「東出くんは?将来何になりたいの?」8mmを取り返して質問した。
「俺はいいよ。」そう言って彼は屋上を去る。
...
カメラは1階に降りた東出を映す。
電話がかかってきた。画面には桐島の文字が。電話にでようと視線を右に外すと、野球部がグラウンドで練習をしていた。
彼は、ずっと練習を見続ける...電話の声が聞こえなくなる...ボールを打つバットの音と掛け声が大きくなる...そして画面が真っ白にフェードアウトしていく。
東出は何でもできる男だった。でもだからこそ、楽しむこと、一途に頑張ること、そんな単純なことに気付けなかったのだ。
単純なことほど素晴らしい。
周りにどう思われようが、何を言われようが、自分のやりたいことをやってる奴はどんな完璧な人間よりも輝いている。
僕もそんな人間になりたい! そう感じた。
