11月１、１４、２１日に開催されるカウンセリング体験会。多くの方にとって「カウンセリングって何？」だったり、「興味はあるけどなんか不安」という状態だと思います。そこでこの会を主催されるカウンセラー、川北裕子さんにカウンセリングについてお聞きしました。
カウンセリングってどんな事をするんですか？
世の中の人で悩みがないなんて人はいない
と思います。でも時に悩みや不安が膨らみ、
自分ひとりでは抱えきれなくなってしまう事
があります。そんな時、相談者様がご自分で
解決の糸口を見つけるのを、サポートさせて
頂くのが、私たちカウンセラーの役目です。
よくある「お悩み相談」とどう違うんですか？
カウンセリングで最も重要なのは【聞く事】
だと考えています。カウンセラーは時折質問
を交える程度で、相談者様にじっくりご自身
の思いを話して頂きます。
その中でカウンセラーは相談者様ご自身が
悩みが整理できるように、あるいは解決の
糸口がみえてくるように努めていきます。
もちろんそのための専門的な知識も
学んでいます.こちらで考えた解決方法を
アドバイスするのが、「お悩み相談」だとしたら、
ご自身で解決方法を見つけるのをサポート
するのが「カウンセリング」と言えるのかも
しれません。
どんな方がカウンセリングを受けに来ているんですか？
十人十色ではないですが、悩みも人
それぞれです。子育てで悩む方、夫婦関係で
問題を抱える方、職場の人間関係で頭を
抱えて見える方、様々な方がお越しに
なります。
年齢も性別も特別な傾向はないように
感じます。ちなみに前回の体験会では
学校や進路の事でお悩みの男子高校生
の方もお見えになりました。
また、ご自身に大きな悩みはないので
すが「カウンセリングの技法を学んで
みたい」という方もお見えになります。
確かにカウンセリングの技法は対人関係
の円滑化にとても役立つものですからね。
たった60分で問題が解決するんですか？
どうしても1回、60分でできる事には
限りがあります。
通常では1回のカウンセリング
のみで完結する事はまれと言えるかも
しれません。ただ今回はあくまでも
体験会ですので、カウンセリングがど
んなものか実際に体験して頂くのが
主旨の会です。
当日はおおむね最初の30分で
相談者様のお話しを【傾聴】させて頂き、
残りの30分で一緒にお悩みの
整理をさせて頂くのが一つの目安です。
北川さんのキャリアを教えて頂けますか？
長く、四日市市内の小中学校で
学校相談員をしていました。
不登校やいじめなど、思春期の
子供の心の相談だけでなく、
子育てに悩む親御さんの悩みや
教員の皆様の心のケアにも
寄り添ってまいりました。
そんな経験の中から
多方面の関係機関（医療機関、行政
機関、様々な支援団体）とのパイプも
ありますので、悩みの内容によっては
適切な窓口のご紹介もさせて頂けると思います。
