日本を離れる際、今回は次回の帰省が半年以上先である事を見越し、
日本の携帯電話の解約を考えました。
基本料金も 使用しないまま保持するには
無駄な気もしますし、なにより
海外で日本の携帯にメールや電話を受けてしまった場合、
自分からは使用しなくても請求費用が発生します。
でも 長く使用した番号を解約するのは
少し寂しを感じるものです。
日本の携帯は 前の会社の公な情報にも記載していたために、
オランダに来てからも ひとときは日本から営業の方からの熱心なコールが
しばしばありました。
今回 携帯電話会社に赴いたところ、
そのような状況なら「解約」となる事を確認し、
さらに解約は「即時受付」のみ、
つまり 解約手続き後即使用不可に。
明日または明後日の予約解約は
出来ないとの事。
日本を発つのは翌朝なのに、携帯の解約は今受け付けたら 今解約です、ということ。
何だか この時代に携帯電話という先進技術を扱いながら
なんと時代錯誤なサービスだろう、と不満に思いながらも
(本当は技術的にできるでしょう、携帯会社の都合ではないか、と
疑いつつ)
お店のスタッフにクレームをしても 何の意味も無いと思い直し
「では 後に家族に解約を伝えてから再度来ます」と 一旦退散しました。
前回の駐在から日本に戻ってから 12年近く、長く長く使用した番号です。
日本での新しい生活も、仕事の開始も、全ての人とのコミュニケーションも
この携帯番号が中心でしたから なんだか寂しい気持ちで
2時間後 再度入店しました。
対応してくださったのは 別の方。
状況をまた最初から説明し直し、「さあ、解約してくれ」と
返答を待つと、
「解約しなくても 番号預かりサービスを利用したらどうですか?」と。
は? 何だろう、それは?
何でも 解約せず、番号を一旦携帯会社に預け、使用を不可能にします。
その間の携帯使用料金は一切発生しないので
私の場合 iphoneであることもあり wifi環境では
様々な無料メールやアプリは使用できるのです。
再度日本に帰国の際、この預かりサービスを解除すれば良いだけ。
もちろん月々 預け金が400円強掛かりますが
これまでその二十倍近い金額を 使用しなくても支払った事を考えると
利用しない手はありません。
さて、問題は 私が得たこのサービスの利用可能性が
対応したスタッフに大きく依存した事です。最初のスタッフは 解約のみという対応。
次にスタッフは もっと顧客の要望に適した対応をした事です。
スタッフの知識の問題が大きく寄与するとは思いますが、
しっかりとしたマニュアルが 全スタッフに理解される形で存在し
さらには 相手の希望要望を しっかりと聴くサービスの気持ちがあれば
どのスタッフに応じてもらっても
同じ対応を受けたのではないでしょうか。
それほど難しい事ではないでしょうし、そこが抜けているこの携帯の会社に
不信感をもつのは当然とも言えます。
大きくなりすぎた企業にありがちで 一人一人の従業員が
企業にコミットする気持ちが薄れがちになり、
自分の仕事をこなす事が目的となったという状況でしょう。
トップと現場の従業員との距離感が離れれば離れるほど
企業が掲げる理念は 伝言ゲームのように
変化して行き、または伝わる事がなく
本来のサービスへの本質が散漫した状況です。
さて、今度は日本の免許をオランダの運転免許証への書き換えです。
また発生しました、スタッフにより応答が変わる事態です。
異国に赴任すると 現地の免許証に日本の免許証を変換する作業を求められます。
これには 用意しなければならない書類が様々にありますが、
その情報は 日本大使館や日本商工会議所などで
親切にリストを作成しウェブに記載してくれています。
私も万全に 日本を離れる前から準備をして市役所に赴きました。
それでも、行ってから準備せざるを得ない書類が多々あり、
数回 市役所に足を運び 今回の再申請に臨みました。
これまでと同じ説明をし、完璧な書類の束を渡したところ、
「書類を見たところ あなたは以前 オランダの運転免許を
保持していましたね。まだ持っていますか?」
何度このやり取りがあっただろう 。
若き日の写真を貼付された
もう存在しないような紙の運転免許証を差し出してみると、
「そうそう、これ。では 全てのこれらのたくさんの書類は不要ですよ、
必要なのは 現在の写真だけ。
古いオランダの免許証を 新しい免許に書き換えるだけだから
(通常は2~3ヶ月書き換えにかかるけれど)あなたのは
来週にも出来るよ。引き換えの書類と古い免許を忘れないでね。
おつかれさま」
・・・これだけ? さんざん通わされ、準備を要求された保険の書類や
結婚証明書?家族証明書?免許証の英文翻訳書?
全部 不要でした。
上記 二つのケースで思うのは、
最初に出会ってしまった 不十分な知識のスタッフに
私は多々翻弄されただけで、私は運が悪かったの?
はたまた
最後に相応のサービスを受けられた事が幸運なの?、という疑問でした。
私の幸運は どのスタッフに出会うかという理不尽な現実に
依存するのかしら?と。
いずれにせよ、ひとまず問題解決。ひとつ肩の荷を降ろし、
前進したいと今は思うだけですが。