よく晴れた昨年12月の日曜日。
老舗呉服店「丁子屋」さんの恒例行事「着付け教室お免状式」が行われました。
そちらの会場で雅楽演奏があり、インテリア茶箱の展示もさせていただきました。
会場は由緒正しき明治記念館「富士の間」です。
天井の高い大広間が美しいお着物姿の人々で埋め尽くされ、なんとも賑々しい空間に。
お免状授与の壇上にあがられる方たちの晴れやかな表情、小林社長の心温まるご挨拶。
心地よい高揚感に包まれて美味しいお食事をいただく典雅なひとときでした。
お免状を授与された皆様、改めまして御目出度うございます!
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さて、そんな優雅な出来事の舞台裏は、、、。
設置・撤収に充てられた時間はそれぞれ1時間強。
念入りに下準備をして臨んだ当日です。
ともすれば悲壮感漂う大車輪設置作業ですが、東儀さんの雅楽演奏のリハーサルがBGMというなんとも贅沢なものになりました😍。
明治記念館のスタッフさんもとても親切にしてくださり、進んでお手伝いをしていただいて助かりました🥰。
大安吉日で結婚式が目白押しのこの日、おお忙しだったはずですが、さすが由緒ある会場のプロフェショナリズム、しがない一業者に対してもこの気遣い、感動です🥺。
雅楽装束にお着替えになる前の東儀さんの控室に突撃潜入も!
滅多に近くで目にすることのできない雅楽器や衣装、舞楽のお面をまじまじ拝見。
意匠を凝らした楽器、美しい織物や刺繍。
眼福眼福🤩。
本題から逸れますが、東儀雅美さんから伺ったお話しがとても寂しく、一言。
昨今の公立学校の音楽教育では伝統的な日本の音楽がどんどん減らされているそうです。
例えば「仰げば尊し」。
今回も演奏された情感あふれる美しい曲です。
「現代の子どもに理解できないから」というのが主な理由らしいですが、信じ難いことです。
その時に理解できないことは全く問題ではないと思います。
新しい感覚に訴え、効果を上げる教育手段は当然必要でしょう。
しかし子どもの嗜好におもねらず、成長に従って楽しみとなり、学びとなる心の滋養、そういう音や言葉を贈ることは親と教育機関の大事な役割ではないでしょうか。
雅楽管弦も「世界最古のオーケストラ」という枕詞を冠する音楽形態だそうです。
「知れば知るほどおもしろい」
そういう世界が伝統文化の中にあり、より良い未来へのヒントが散りばめられている事を伝えたい。
小さなところで茶箱もそんなよすがの一つになれたら、としみじみ思います。
最後になりましたが、このような素晴らしい機会をくださった丁子屋小林社長、心から感謝いたします。
社長のスピーチの中に「ご縁の不可思議」のお話しがありました。
まさしくそれを噛み締めて過ごした一日でした。
有り難うございました😌。
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「和服x茶箱」
茶箱本来の機能を活かして、着物や着物まわりの小物収納として役立てながら、着物リメイクに、インテリアに。
お問合せ: info@chabako.jp
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