新年明けましておめでとうございます。
2023年1月1日、ついに新たな年明けとなりました。平和で幸せな一年になることを心から願っております。
昨年は、ロシアとウクライナの戦争が始まり、身近にその影響を感じた一年だったのではないでしょうか。
物的・人的な戦争被害を目にすることが多いのですが、戦争は環境問題にも影響を与え、その被害は後になってからわかることが多くあります。
生態系への悪影響
1990年代に発生した湾岸戦争においても重油がペルシャ湾に流れ、生態系が大きく崩れたというのも記憶にある方もいらっしゃるのではないでしょうか?当時イラク軍がペルシャ湾に流した重油の量は600-800万バレルにも及びます。その影響で、マングローブ、珊瑚礁、ジュゴン、ウミガメなどの生態系に影響を与えました。原油流出により、2万羽の鵜が死亡したとも言われています。
ウクライナにおいても、現在も国内で15基の原子炉が稼動しています。1986年にあの世界最大の原発事故をおこしたチェルノブイリ原発もウクライナにあります。また製鉄所などの重工業が多くありますので、戦争拡大による水質汚染、大気汚染、土壌汚染など深刻な影響が将来的に出てくるものではないかと思います。
環境保護の形骸化
戦争が始まってしまえば、環境保護はどうでもよくなってしまうのが世の常です。
クリーンエネルギーとして脱炭素を掲げていて、原発を廃止してきたのにも関わらず、戦争が起きて平常の暮らしができなくなった途端にいうことを180度変えて、原発はクリーンエネルギーですと発言し始める始末。(※永遠なくならない高レベルの放射性廃棄物を未来の世代に残してしまうことはしたくないですよね。エネルギーとして恩恵を受けているのは今の世代なのに、不良債券は未来の世代にしてしまえば、間違いなく住みにくい未来がやってきます)
Wind turbines at Germany’s Grohnde nuclear power plant, which was taken off the grid on Dec. 31, 2021.
Photographer: Julian Stratenschulte/picture alliance/Getty Imagesこのように経済活動が第一として動いている世の中においては、環境保護は二の次になってしまうわけです。
パーパスドリブン(Purpose driven)経営が世界を救う
パーパスドリブン経営とは、”すべての行動がパーパス(目標)から始まる経営”のことです。どんな意義で社会に存在したいかというのが重要です。
利益追求をパーパス(目標)としてしまうと、生態系への悪影響や環境保護が重要性が分かっていても、どうしても環境保護は二の次になってしまいます。それを二の次とさせないのが、社会的な意義をパーパスとする経営です。短期的に売上や利益が減少したとしても、パーパスが達成することができればよいわけなので、短期的な業績数値に左右されない経営ができるようになります。
業績指標をKPIとしている営利企業にとっては減収・減益という言葉は非常にマイナスの意味を持ちます。一方で、パーパスドリブン経営の指標としているKPIは、環境保護に関わるパロメーターとなりますので、株主から減収や減益原因を弾糾されることもなくなります。
Mfiseaのパーパスとは
Mfiseaでは”豊かな海を未来に”を理念に活動としています。
我々が享受し続けてきた豊かな海は、日本の食を支える命の大切な土台でもあります。一度枯渇してしまった資源は取り戻すことができません。海の現状に目を向け活動していくことが重要であると考えており、現在も多くのボランティアの方に支えていただき運営をしております。
↓当団体の活動となりますので、宜しければご覧になってください。



