The Remains Of The Day - 土屋政雄 訳
戦時中、イギリス人の著名な伯爵家に仕えた執事の物語です。
大戦の混乱は終わり、仕えていたイギリス人伯爵は既に亡くなり、アメリカ人の手に渡った大きな屋敷で執事稼業を続けています。あるとき、当主がアメリカに一時帰国することになり、一週間のお暇をもらいます。執事は、戦時中の伯爵家で共に仕えていた元 女中頭から届いた手紙を気にしていて、久しぶりに会うために、一人フォードを走らせます。道中、美しい風景に出合い、そこで暮らす人々と触れ合いながら、伯爵家に仕えていた当時、品格ある執事として誇りある仕事人生を回想、独白していきます。そして20年振りの再会。
タイトル「日の名残り」は、旅の最終日の風景と、執事のこれまでの人生観が重なり合うようで、静かな感動を私はおぼえました。
読書スピードが遅い私は、読了するまでに1ヶ月くらい費やしてしまいましたが、じっくり読めて良かったかもしれません。ノーベル文学賞作家である、長崎出身の日系イギリス人 カズオ・イシグロ 氏の他の作品も読んでみようと思います。
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