年末にBOOK OFFで古本を物色していたとき、この本がふと目に留まりまして、読んでみました。
「哲学」と聞いてみなさんはどんなイメージを持ちますか?
私の場合は、例えば "私はなぜ生きるのか?"とか "私というものは何か" などといった心の中/人生観を探求するような、あるいは "私はこんなとき、あのように生きてきた" などといった "先人たちの人生哲学" を学ぶようなイメージを持っていましたが、この本を読むと、哲学というものが極めて広範囲にわたる問題を設定して議論されていること、時代の流れに従って柔軟にかたちを変えて(進化して)いることがわかります。堅物のセンセイが凡人には全く理解不能な禅問答をしてる、ということではなさそうです(笑)
本書では以下のような問題を取り扱っています。
①哲学が現在、私たちに何を解明しているか?
②IT革命は、私たちに何をもたらすのか?
③バイオテクノロジー(BT)は、私たちをどこに導くのか?
④資本主義制度に、私たちはどう向き合えばいいか?
⑤宗教は、私たちの心や行動にどう影響をおよぼすか?
⑥私たちを取り巻く環境は、どうなっているか?
現代の我々を取り巻く喫緊の課題ばかりです(なのでこの本に興味を持ちました)。
ただし哲学では、それぞれの諸問題に対する具体的な解決策を検討するものではなく、問題をどのように定義し、どのように議論し評価し、そこから導き出されるであろう結論をどのように取り扱うべきか、という抽象化プロセスを研究します。抽象化していくことが哲学そのものであり、つまり(普遍的とまでは言わないにしても)ある種/領域の問題についての総合的/大局的な見方を導くものとして、大事なことであるという理解をしました。変化の大きい現代だからこそ、そういうことを考えていくことの必要性を感じました。
そういえば、48系アイドルのとある方が、芸能活動をスパっとやめて「哲学者になる」とおっしゃられていましたね。今後の動向に注目したいと思います♪
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