【第93回アカデミー賞】主要部門スピーチまとめユン・ヨジョンが韓国人俳優初のオスカー受賞 ≪続きを読む≫
4月26日(月) 16:26 提供:映画.com
第93回米アカデミー賞の授賞式が4月25日(現地時間)、米ロサンゼルスで開催され、「ノマドランド」が作品賞、監督賞、主演女優賞の主要3部門を制し、最多受賞作品となった。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、従来のドルビー・シアターに加えダウンタウンのユニオン駅を会場に行われた今年のアカデミー賞を、主要部門受賞者のスピーチで振り返る。
■作品賞「ノマドランド」
クロエ・ジャオ監督
……そして私たちが出会ったノマドのコミュニティのすべての方に深い感謝の意を表したいと思います。
苦境から立ち直り、希望を持つことの力を教えて下さってありがとうございました。
……
■監督賞:クロエ・ジャオ「ノマドランド」
……
最近よく、困難な状況に陥ったときにどう前進すればいいのかと考えます。
そこで、子どもの頃に学んだことを振り返っています。
私が中国で育った頃、父と古典的な詩や文章を暗記して、お互いの文章を完成させるゲームをしていました。
中国の古典「三字経」に出てくる言葉で「人之初、性本善」というものがあります。「人は生まれながらにして善良である」という意味です。
幼い頃にこの6文字にとても大きな影響を受け、ときにまったく逆のことが起こっていると思えるときでさえ、この言葉をいまでも心から信じています。
世界中どこに行っても、善良な心があると信じています。
私はいつも、出会った人々のなかに善意を見出してきました。
この賞を、たとえそれがつらくても、善意を持ち続ける信念と勇気を持つ人たちに捧げます。
あなた方のおかげで、私は前進し続けることができます。
……
■助演女優賞:ユン・ヨジョン「ミナリ」
……私は競争を好みません。
……
みんな違う役を演じたのですから、これを競争にするのはふさわしくないでしょう。
私は少し運が良かっただけです。
……
■脚色:フロリアン・ゼレール「ファーザー」
……誰かが“不可能だ”と証明するまで、可能性はあると信じていました。
何が可能で何が不可能か、ときに、その可能性の扉を閉めるのは私たち自身です。
……
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2015年には「アカデミー賞の候補者は白人の男ばかり」と評されたアカデミー協会でしたが、多様性を掲げて、女性やマイノリティ、外国人など会員を4千人ほど増やして1万人に。
その成果が実を結び、グローバルに展開した第93回アカデミー賞でした。
クロエ・ジャオ監督は、女性として2人目の受賞で、昨年に引き続きアジア人という快挙。
受賞者のスピーチは心に響くものがありますが、特に彼女のスピーチに感銘を受けました。
私も性善説だから。
あぁ、私の生き方はよかったんだ、と改めてほっとすることができました。
アカデミー賞授賞式は、素晴らしいエンターテイメントであると同時に、人が生きるということから、社会の問題まで、いろいろと考える機会を与えてくれる祭典ですね。
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