小泉進次郎氏、中身のない言葉より残念なサラリーマン臭/倉山満 ―[言論ストロングスタイル]― ≪続きを読む≫
10月1日(火) 8:30 提供:日刊SPA!
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歴代自民党政治家で演説の名人と言えば、真っ先に思い浮かぶのが田中角栄であろう。角栄流演説術は今でも、政治家や大学弁論部で受け継がれている。……
角栄流演説術の前提は、「中身がある話で他人に感銘を与えるのは当たり前。選挙民を前に中身のない話で2時間持たせて、初めて一人前」である。
なぜ、こんな能力が必要なのか。中身がある話は、必ず人を傷つけるからである。何かの政策に賛成か反対かを明言すると、必ず敵ができる。だから、幅広く支持を得るためには、政策を明言しない方が、都合が良いのだ。
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本当に人を魅了するには、四つの要素がいる。
一つは、ツカミ。角栄の演説は常に突拍子もない第一声だった。
「御通行中の皆さんッ! 東京には空が無いッ! しかし、私の故郷の越後の新潟には青空があるッ! これはいったい、どうしたことだッ!」
通行人は、大きくダミ声で張り上げた「空が無い」の一言で立ち止まる。そもそも、冷静に考えれば「越後が新潟」なのだから、「越後の新潟」もおかしいのだが、そんな細かい理屈はドーでもいい。人に話を聞いてもらわねば、中身など意味がないと角栄は割り切っていた。
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二つは、ハッタリ。「私の故郷の新潟は雪国で、冬になると閉じ込められる。お父ッちゃんは都会へ出稼ぎだッ! だから、三国峠をダイナマイトで吹っ飛ばし、風通しを良くすると雪が降らなくなる! そして余った土は日本海に埋めて、本州と佐渡島を陸続きにするんだッ!」
聴衆は、「角さんなら本当にやってくれるかも」と信じ、敵対者のインテリすら「角栄なら、やりかねない」と疑い始める。ハッタリとは、裏を返せば「夢」「理想(ビジョン)」である。政治家として大成するには、何をやりたいかが明確でなければならない。人に支持されないからだ。では、なぜ角栄の演説には迫力があったのか。
三つは、数字などの裏付けである。角栄の演説の特徴は、数字を速射砲のようにまくしたてることだ。数字は極めて大きな説得力を持つ。官僚と日ごろの付き合いを欠かさず、政策ごとに重要情報をあげさせる。自分でも勉強を欠かさない。……
四つは、捨て身の姿勢を示すことだった。角栄は演説が勢いに乗ると絶叫したものだ。
「国民の皆さんッ! もし、自民党が日本(にほん)国の為、ニッポン国民の皆さんの為にならないと思われたら、即ッ刻ッ、自民党なんかぶっ潰してくださいッ! どうぞ、野党に政権を渡してください!」
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小泉進次郎氏のことが書かれている記事なのですが、人を魅了する4つの要素とやらが少々興味深く……。
私たちは政治家ではないのだから、中身のない話で2時間持たせる必要はサラサラありません。
でも、営業だったり、プレゼンだったり、講師業だったり、人を魅了するということが大切な場面はあります。
まぁ、当たり前といえば当たり前のことではありますが、改めて我が身を振り返ってみるのも、いいかも。
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